【要約】私立大学250校削減?! 補助金止めて学生に配れ!【髙橋洋一チャンネル#1504】

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『高橋洋一チャンネル#1504』
私立大学250校削減論と少子化による定員割れ
・政府は、少子化によって私立大学の約半数が定員割れに陥っている状況を受け、私立大学の統廃合や定員削減に向けた検討を加速している
・財務省は、2040年までに少なくとも250校・学部、学生数で14万人程度を減らす必要があるとして、初めて具体的な数値目標を示した
・一方、文部科学省は、機械的な削減ではなく、分野や地域バランスを考慮した大学規模の見直しが必要だとしている
・髙橋氏は、人口減少によって大学の供給能力が過剰になる可能性は高いものの、役所が掲げる250校削減という数字が正しいかどうかは分からないと指摘した
政府の需給見通しと数値目標への疑問
・髙橋氏は、大学設置や規模の判断には文科省の権限が強く働いてきたと説明した
・そのうえで、政府が行う需給見通しは基本的に当たらないとして、役所が将来の大学需要を正確に見通せるとは限らないと述べた
・人口が減っていくこと自体は間違いないが、大学進学率が多少高まったとしても、現在の大学全体のキャパシティを維持できるほどの需要は見込みにくいとした
・ただし、財務省が示す250校・14万人削減という目標も、どこまで妥当かは不透明であり、役所が削減数を決めることには慎重であるべきだと述べた
大学への直接補助から学生への補助へ
・髙橋氏が望ましい仕組みとして挙げたのは、大学に直接補助金を出すのではなく、学生に補助金を渡す制度へ切り替えることだった
・現在は大学に直接補助金が入るため、役所が「この大学は良い」「この大学は悪い」と判断する構造になりやすい
・しかし、学生に補助金を持たせれば、学生を多く集めた大学に結果として資金が集まることになる
・この仕組みはバウチャー制度と呼ばれ、大学の存続や縮小を役所ではなく、学生の選択によって決める形になる
・学生を集められる大学は存続し、集められない大学は自然に淘汰されるため、よりフェアな制度だと説明した
文科省依存と天下り構造の問題
・現在のように大学へ直接補助金を配る制度では、大学側が学生ではなく文科省に目を向けるようになる
・大学は補助金を得るために文科省との関係を重視し、その結果、役所と大学の間に不透明な依存関係が生まれやすくなる
・髙橋氏は、この構造が文科省から大学への天下りを生みやすくしていると指摘した
・過去にも、文科省による組織的な天下り問題が発覚しており、その背景には補助金が文科省経由で大学へ流れる仕組みがあると述べた
・学生に補助金を直接付与する形にすれば、大学は役所ではなく学生を獲得するために努力することになり、天下りの余地も小さくなるとした
バウチャー制度による市場原理と大学改革
・髙橋氏は、財務省が「250校削減」という数値目標を掲げるよりも、補助金制度をバウチャー方式に切り替える提案をすべきだと主張した
・大学の削減対象を役所が選ぶと、選定をめぐって大学側が役所に働きかけるようになり、結果として天下りや不透明な調整が増える可能性がある
・一方、バウチャー制度にすれば、大学は学生を奪い合う形になり、学生を集められない大学は自然に縮小・撤退していく
・これは市場原理に近い仕組みであり、役所が上から削減対象を決めるよりも納得感があると説明した
・政治家や政党が主導して、学生に入学権や授業権のような形で補助を付与し、それを入学金や授業料に充てられる仕組みにすべきだと提案した
・現在はマイナンバーなどの制度もあるため、学生個人に補助を紐づける仕組みは技術的にも実現しやすいと述べた
・奨学金については別制度として残る可能性があるが、少なくとも授業料支援については、大学への直接補助ではなく、学生側に支給するバウチャー方式の方が合理的だと結論づけた
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