【要約】米軍ホルムズ海峡脱出を支援【髙橋洋一チャンネル#1501】

INDEX(目次)
アメリカ ホルムズ海峡脱出を支援
『高橋洋一チャンネル#1501
ホルムズ海峡をめぐる米軍とイランの力関係
・アメリカがホルムズ海峡での脱出支援を進める中、米軍がイランの小型船を撃沈したとの情報があり、海峡の実効支配をめぐる力関係が改めて明確になった
・髙橋氏は以前から、ホルムズ海峡を本当に支配しているのは誰かが重要だと指摘しており、イランには米海軍に対抗できる本格的な海軍力は乏しいと見ている
・イランが取り得る手段は小型船などを使ったゲリラ戦に近いものだが、地上戦と違い海上では隠れる場所が少なく、米軍に発見されやすい
・そのため、イラン側の海上ゲリラ戦は単発的には効果があっても、大きな流れを変えるほどの力にはなりにくい
・海峡の一部や沿岸部でイランが妨害行動を取ることはできても、ホルムズ海峡全体、特に中央部を押さえるのは難しいとの見方を示した
キーワード:ホルムズ海峡, 米軍, イラン, 小型船, ゲリラ戦, 海上封鎖
封鎖で追い込まれるのはイラン経済
・米海軍がホルムズ海峡を押さえる状況になると、イランの船は外に出にくくなり、また外部からイランへ入る船も入りにくくなる
・その結果、最も大きな打撃を受けるのはイラン経済であり、海峡封鎖は世界経済よりもイラン側への圧力として強く作用する可能性が高い
・髙橋氏は、以前から「ホルムズ海峡封鎖はイラン自身を締め上げる」と述べており、現在の展開はその見立てに近いと説明した
・一部のイラン専門家からは異なる見方もあるが、実際の現象を見る限り、米軍優位の構図がはっきりしてきているとした
・イランは海峡封鎖を続けるほど、自国の原油輸出や経済活動に大きな支障を抱えることになる
キーワード:イラン経済, 米海軍, 海峡封鎖, 原油輸出, 経済制裁, 米軍優位
米中首脳会談と中国からの圧力の可能性
・5月14日、15日前後に予定される米中首脳会談をめぐり、イラン問題が中国にも影響する可能性があると指摘した
・イランと関係の深い中国にとっても、米海軍による封鎖でイランが困窮する状況は無視できない
・最初はイラン側から強硬な反発や武装勢力の動きが出る可能性もあるが、時間がたつにつれて、軍事的抵抗では成果が出にくいことが明らかになる
・その結果、中国がイランに対して何らかの圧力をかける展開もあり得ると見ている
・核問題についてはまだ決着していないものの、経済的に締め上げられれば、イランの核開発や軍事行動の余裕も狭まっていく
キーワード:米中首脳会談, 中国, イラン, 核開発, 経済圧力, 外交交渉
アメリカの勝利演出とイランの国内向け説明
・イランが経済的に追い込まれ、さらにアメリカが「必要なら再び空爆する」と圧力をかければ、イラン側はどこかで妥協せざるを得なくなる可能性がある
・その場合、アメリカは「勝った」と国内外に示し、実質的にも米軍優位の形で事態を収束させる可能性が高い
・一方でイランも、国内向けには「イランも勝った」と説明することで、体面を保ちながら事態を収める可能性がある
・外から見ればアメリカ優位の結果であっても、イラン国内では別の説明を行い、政権の面子を維持する展開が考えられる
・軍事力だけでなく、経済圧力と国内向け政治宣伝が絡み合う構図だと整理できる
キーワード:アメリカ, イラン, 空爆, 国内向け説明, 勝利演出, 政治的妥協
原油供給とOPEC諸国の動き
・IEAは5月の原油供給が大きく回復するとの見通しを示しており、髙橋氏の見立てを裏付ける材料になるとした
・イランの原油を積んだタンカーが湾岸周辺に滞留していることから、イラン側の貯蔵施設も満杯に近づいている可能性がある
・原油を出せない状態が続くと、イラン国内の生産や経済活動にも深刻な影響が出る
・さらに、OPEC諸国は増産に動いており、ホルムズ海峡を経由しないルートを持つ国々が供給を増やす可能性がある
・特にUAEのようにパイプラインを持つ国は、海峡リスクを避けながら日本などの上客に原油を売る方が合理的だと見ている
・OPEC全体の影響力もかつてほど大きくなく、世界全体の石油供給の中では一部に過ぎないため、石油危機が簡単に起きるとは限らないとした
キーワード:IEA, 原油供給, OPEC, UAE, パイプライン, 石油危機
在庫不足は危機ではなく準備不足の問題
・原油や特定資材の不足が話題になると、一部ではすぐに「大変だ」と騒ぐ傾向があるが、髙橋氏はそれを在庫管理の問題として見ている
・在庫を十分に持っている業者は慌てないが、日頃から在庫をギリギリで運営している業者は、少しの供給不安でも大きく騒ぎやすい
・マスク不足やトイレットペーパー不足のように、全員が少しずつ余計に買うことで一時的な不足が起こるケースもある
・一部の業界では市場が狭いため、少しの買い増しや注文増加でも不足感が広がりやすい
・しかし、政府や業界側も備蓄や手当てを行っており、準備ができているところは落ち着いて対応できる
・結局、こうした混乱時には、日頃から準備している人や業者と、準備不足のまま運営している人や業者の差が明確に出ると強調した
キーワード:在庫管理, 備蓄, 供給不安, マスク不足, トイレットペーパー, 準備不足

