【要約】最新AIミトスの実力と今後のAI社会【髙橋洋一チャンネル#1500】

INDEX(目次)
米Anthropic社AI ミトス
『高橋洋一チャンネル#1500
AIによる脆弱性発見と一般販売禁止の背景
・AnthropicのAIモデルが、コンピューター・プログラムのバグや脆弱性を非常に高い精度で見つけられるとして、一般販売が制限される動きが出ていると紹介された
・高橋氏は実際にそのAIを使ったわけではないと断ったうえで、プログラムのデバッグでは、作った本人が自分のミスに気づくことも多いと説明した
・ただし、自分で作ったプログラムでもすべてのミスを見つけられるわけではなく、実際に動かしたり、ユーザーが使ったりする中で初めて分かる不具合も多いと述べた
・ソフトウェアは一般製品と違い、ある程度不完全な状態で市場に出され、その後にアップデートやパッチで修正されることが多いと指摘した
・頻繁にソフトの更新が行われるのは、ユーザー利用後に判明した不具合や穴を修正するためであり、プログラムの世界では珍しいことではないと説明した
キーワード:Anthropic,AI,バグ,脆弱性,デバッグ,アップデート,パッチ
AIがシミュレーションを高速化し、脆弱性発見を容易にする可能性
・高橋氏は、AIが行っていることは、人間が条件を変えながら行うシミュレーションを大量かつ高速に実行することではないかと推測した
・人間が手作業でパラメーターを変えながらテストするには限界があり、時間もかかるが、AIなら広範囲の条件を短時間で試せる可能性があると述べた
・その結果、従来は見つからなかったプログラムの脆弱性やバグが、かなり容易に発見されるようになると見ている
・実際に「27年間知られていなかった脆弱性が発見された」という話にも触れ、AIによる検査能力の高さが注目されていると説明した
・一方で、長年発見されなかった脆弱性の中には、実害が小さいものもあり得るとも述べ、脆弱性の重大性には差があるとした
キーワード:シミュレーション,パラメーター,脆弱性発見,AI検査,高速処理,バグ発見
悪用リスクと金融機関への影響
・この種のAIが悪意ある人物に渡ると、金融機関などのシステムの弱点を短時間で見つけ、攻撃に使われる恐れがあると指摘した
・金融機関もシステムチェックを行っているが、どれだけ時間と費用をかけても100%完璧な安全性は保証できないと述べた
・従来は人間が時間をかけて行っていたシステムチェックを、AIが高速で大量に実行できるようになると、防御側にとって大きな脅威になると説明した
・もし一般販売され、誰でも使える状態になれば、金融機関のシステムに潜む脆弱性を突かれ、侵入や被害につながる可能性があると懸念した
・一般販売禁止や制限の背景には、AIの能力そのものよりも、その能力がサイバー攻撃に悪用される危険性への問題意識があると整理した
キーワード:悪用リスク,金融機関,システムチェック,サイバー攻撃,安全性,侵入リスク
AI時代に失われる仕事と残る仕事
・AIの進化により、今後は人間が行ってきた知的作業の多くがAI中心に置き換わっていく可能性があると述べた
・AIは人間よりも処理速度が格段に速いため、一定のルールに基づく仕事では活用が進み、仕事を失う人も増えるかもしれないと指摘した
・特に会計士、弁護士、税理士など、これまで専門資格によって守られていた頭脳労働も、AIでかなり代替できる可能性があると述べた
・一方で、AIでは代替しにくい肉体労働や、現場で身体を使う仕事の価値が高まる可能性があるとした
・アメリカでブルーワーカーの賃金が上がっている背景にも、AIやロボットでは簡単に置き換えられない仕事の需要があると説明した
キーワード:AI時代,雇用,会計士,弁護士,税理士,肉体労働,ブルーワーカー
ブルーワーカーの価値とベーシックインカム論
・高橋氏は、AI時代に生き残りやすい職業として、手作業の技術が求められるあんま・マッサージのような仕事を例に挙げた
・機械やロボットで最終的に代替できる可能性はあるものの、当面は人間の手による作業の価値が残ると述べた
・ロボットが普及すれば生活が楽になる一方で、それを管理する人の仕事も生まれると説明した
・一方で、仕事を失い、何もできない人が増えた場合には、ベーシックインカムのような制度が議論される可能性があるとした
・高橋氏は、ベーシックインカムは実質的には生活保護の名称変更に近いものだと述べ、すでに似た制度は存在していると指摘した
・人口減少に悩む日本にとって、AIやロボットによって少ない労働力でも社会が回るようになることは、むしろ望ましい面もあると述べた
・人口減少を問題視しながら失業を恐れるのは矛盾しており、働かなくても生活できる社会が実現するなら、それは悪いことではないとの見方を示した
キーワード:ブルーワーカー,あんま,ロボット,ベーシックインカム,生活保護,人口減少,労働力不足

