【要約】フジテレビが虎の子の不動産を手放した?!なんて○○な・・・【髙橋洋一チャンネル#1494】

【要約】フジテレビが虎の子の不動産を手放した?!なんて○○な・・・【髙橋洋一チャンネル#1494】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  フジホールディングス不動産事業売却

『高橋洋一チャンネル#1494』の要約

フジHDの不動産事業売却への疑問

フジ・メディア・ホールディングスが旧村上ファンド系不動産事業を売却する方針について、経営判断として理解しづらいとの見方が示された
・財務内容を見れば、テレビ部門よりも不動産部門の方が少人数で高い収益を上げている可能性が高く、本来は「虎の子」として残すべき事業だと指摘
・むしろ収益性が低下しているテレビ部門を整理・縮小するのが合理的であり、不動産を切る判断は逆方向だと批判
・経営陣が不動産事業の価値や収益構造を十分理解できず、目先の資金確保を優先した可能性があると分析
・社長が「コンテンツ制作に重点を置き、テレビ放送局として本来あるべき姿に戻す」と述べた点についても、収益性より理念を優先しているように見えると指摘

キーワード:フジHD,不動産事業売却,村上ファンド系,テレビ部門,収益性,経営判断

テレビ事業の収益低下と経営認識の甘さ

・テレビ局の本業はかつて強かったが、インターネット配信サービスの台頭により、優位性は大きく低下している
・テレビの強みだったドラマスポーツ中継も、現在はNetflix、Amazonなどの配信勢に奪われつつある
WBCやボクシング中継の例からも、地上波テレビが高額な放映権料を支払えず、配信サービスに主導権を取られている状況が見える
・今後はオリンピックのような大型スポーツイベントでさえ、地上波テレビが十分に権利を確保できなくなる可能性がある
・こうした変化を冷静に見れば、テレビ事業の将来性は厳しく、地上波の復活は難しいとの見方が示された

キーワード:テレビ事業,地上波,配信サービス,Netflix,Amazon,スポーツ中継,放映権

「あるべき論」ではなくデータで判断すべき

・高橋氏は、経営では「テレビはこうあるべき」というあるべき論ではなく、データを見て収益性を判断することが重要だと強調
・1人あたりの収益率を考えれば、少人数で利益を出す不動産部門の方が明らかに有利だと指摘
・不動産の安定収益があれば、テレビ事業をその傍らで維持することも可能だったが、その支えを失えば実力勝負になってしまう
・実力が落ちているテレビ部門だけで勝負しようとするのは、経営戦略として無謀ではないかと批判
・「熱意」や「理念」だけでは、構造的に収益が落ちている事業を立て直すことは難しいとした

キーワード:データ経営,あるべき論,収益率,不動産収益,テレビ局,経営戦略

オールドメディア全体の構造的衰退

・地上波テレビだけでなく、衛星放送を含めてもテレビ局の数は多すぎ、今後は淘汰が進む可能性があると指摘
・アメリカではローカル局が多数存在するが、基本的には地域情報を中心に成り立っており、日本の大規模テレビ局とは構造が異なる
・YouTubeも一時ほどの勢いはないが、全体としては配信サービス市場が伸びており、メディアの中心が移っていることは明らかだと分析
・高橋氏自身も、オールドメディア側から「これからのメディアに必要」と言われることがあるが、分析できるからこそオールドメディアには行かないと述べた
・テレビ業界には、現実の収益構造を分析するより、理念や期待論で語る人が多いとの見方を示した

キーワード:オールドメディア,衛星放送,ローカル局,YouTube,配信市場,メディア淘汰

村上ファンド側から見た「おいしい部分」の取得

・村上ファンド系から見れば、収益性の高い不動産部門だけを取得し、収益性の低いメディア部門を切り離せるため、非常に有利な取引だと分析
・テレビ部門には人員が多く、収益性が低い「不良債権」のような面があり、それを抱えずに済む点は買い手にとって大きな利点だとした
・不動産は人員が少なく、安定収益を見込みやすいため、買い手にとって扱いやすい事業だと指摘
・新聞社も不動産部門があるから本業を維持できている面があり、不動産を失えばメディア事業の存続は一気に厳しくなると述べた
・フジHDは不動産という柱を失うことで、数年先どころか、より早く危機的状況に陥る可能性があると警鐘を鳴らした

キーワード:村上ファンド,不動産部門,メディア部門,不良債権,新聞社,安定収益,経営危機