【要約】ソニー・ホンダEV断念に日経がアホ社説【髙橋洋一チャンネル#1489】

【要約】ソニー・ホンダEV断念に日経がアホ社説【髙橋洋一チャンネル#1489】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  EVに関しての日経社説

『高橋洋一チャンネル#1489』の要約

EV普及の限界とエネルギー問題の本質

・日経の社説は、ソニー・ホンダの電気自動車事業の停滞を受けても、日本の自動車産業はEVや次世代技術への挑戦を止めるべきではないと主張している
・これに対し髙橋氏は、精神論で「もっと頑張れ」と言っても、EVが抱える根本的な制約は克服しにくいと指摘した
・現在の市場を見ると、純粋なEVの普及率は日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国でも限定的で、多くの国で1割未満にとどまっていると説明した
・一方で、ハイブリッド車は一定の需要があり、地域によっては3割から半分程度まで普及しているとして、現実の市場は純EV一辺倒ではないと述べた
・髙橋氏は、EVが広がりにくい最大の理由は、バッテリーエネルギー密度が低すぎることにあると強調した

バッテリーの弱点と物理的な限界

・髙橋氏は、バッテリーエネルギー密度を1とすると、ガソリンは50程度あるというイメージで説明し、同じ距離を走るには非常に重い電池が必要になると述べた
・つまり、ガソリン車であれば少量の燃料で走行できるのに対し、EVではその何十倍もの重さのバッテリーを積まなければならず、重量面で著しく不利になるという話である
・このため、出力の大きさが求められる乗り物ほどEV化は難しく、髙橋氏は「電気飛行機が存在しにくいことを考えれば分かりやすい」と例示した
・スマートフォンのように小さな出力で済む機器ではバッテリーが有効でも、自動車や航空機のような高出力分野では、バッテリーだけでは対応が難しいと整理した
・髙橋氏は、この問題は政策や気合で解決できるものではなく、あくまで物理に基づく制約だと強調した

原子力の優位性と小型化の発想

・髙橋氏は、蓄電池よりもはるかに高いエネルギー密度を持つものとして原子力を挙げ、理論上は圧倒的に有利だと述べた
・特に、核分裂核融合のような技術は、極めて小さな燃料から巨大なエネルギーを引き出せるため、将来的にはエネルギー問題を大きく変える可能性があると説明した
・髙橋氏は、究極的には「原子力電池」のような小型電源が実現すれば、家庭や地域単位で安定した電力供給が可能になるとの見方を示した
・そのうえで、原子力に対する「暴走するのではないか」という不安についても、むしろ小型化することで放熱しやすくなり、安全性を高めやすい側面があると論じた

小型原子炉と地方分散型エネルギー構想

・髙橋氏は、表面積と体積の関係を用いて、小さいものほど相対的に熱を逃がしやすくなると説明し、小型原子炉の安全性を物理的に説明した
・大型コンピューターは冷却が大変でも、スマートフォンは自然に熱を逃がしやすいのと同じ発想で、原子炉も小型化した方が扱いやすくなるという考え方を示した
・現在の技術でもスモールモジュールリアクター(SMR)のような小型原子炉は現実味があり、地方自治体単位で分散配置すれば、送電ロスを抑えつつ地域で電力をまかなえる可能性があると述べた
・髙橋氏は、公民館の地下などに設置するイメージを例に出し、1基で数万世帯規模の電力供給も可能ではないかと語った
・こうした地産地消型エネルギー
が進めば、大規模発電所から遠距離送電する方式よりも効率的で、安全面でも有利になる可能性があると主張した

核のゴミと技術進歩への見方

核廃棄物の問題については、現時点で課題はあると認めつつも、技術開発によって処理方法は改善していく可能性が高いと髙橋氏は述べた
・従来は長期間の管理が必要とされてきたが、将来的にはより強いエネルギー技術を使って核のゴミを別の物質に変えたり、処理期間を短縮したりする研究も進んでいると紹介した
・さらに、核融合のような新しい技術が実用化すれば、廃棄物処理のあり方も大きく変わるかもしれないとの見通しを示した
・髙橋氏は、エネルギーや廃棄物をめぐる不安は残るものの、最終的には技術革新がそれらを克服していくという立場を示し、将来に対して前向きな見方を示した


キーワード:EV,バッテリー,エネルギー密度,ガソリン,物理的限界,電気飛行機,原子力,小型原子炉,SMR,核廃棄物,核融合,技術革新