【要約】高市政権が科学研究費を倍増!でも私は15年連続落選・・・ その理由は?【髙橋洋一チャンネル#1519】

【要約】高市政権が科学研究費を倍増!でも私は15年連続落選・・・ その理由は?【髙橋洋一チャンネル#1519】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  科学研究費を倍増へ 技術の日本再び

【要約】『高橋洋一チャンネル#1519』

研究費倍増と技術立国への評価

・総理が技術立国を目指し、大学認定制度などを通じて研究費倍増を進めようとしている点について、髙橋氏は「研究費が増えること自体は良いこと」と評価した
・現在の科学研究費助成事業(科研費)は、全体でおよそ2500億円規模とされ、大学や研究機関の研究者が申請し、採択を受ける仕組みになっている
・申請者はおよそ8万人、採択されるのはおよそ2万人程度とされ、大学内では「採択された」というより「当たった」と表現されることもあると説明した
・今回、科研費の規模が2500億円から5000億円程度に増える可能性について、髙橋氏は「増えるのは良いこと」としつつ、世界的に見ればまだ十分とは言えず、桁が違うほど少ないという認識を示した
・研究費の増額は、大学や研究者の活動を支えるだけでなく、日本が再び技術立国として競争力を高めるためにも必要な政策だと述べた

キーワード:技術立国,研究費倍増,科研費,大学認定制度,研究支援

科研費制度と髙橋氏自身の不採択経験

・髙橋氏自身は大学に移ってから、文科省の天下りをテーマにした研究で科研費を申請し続けているが、15年近く連続で不採択になっていると述べた
・最初に申請した際、周囲からは「文科省の天下り研究では採択は難しい」と言われたが、それでも研究テーマとして重要だと考え、継続して申請しているという
・科研費の審査では、自身の申請は毎回かなり高い評価に位置づけられているものの、最後は不採択になると説明した
・周囲からは「文科省」という言葉を外せば採択されるのではないかとも言われているが、髙橋氏は今さら研究テーマから文科省を外すつもりはないと語った
・科研費は研究者にとって重要な資金であり、大学にとっても、どれだけ研究費を獲得しているかを示すステータスになっていると指摘した
・大学側から見れば、科研費の獲得は研究力や外部資金獲得力の指標にもなるため、所属研究者が採択されるかどうかは大きな意味を持つと述べた

キーワード:科研費,不採択,文科省,天下り研究,大学評価,研究資金

文科省天下り問題と天下り規制の抜け穴

・髙橋氏は、かつて天下り規制に関する法律づくりに関わった経験から、権限者が再就職をあっせんする行為を規制する仕組みには意味があると説明した
・一方で、規制の対象は「権限者が直接あっせんする行為」であるため、権限者が別の人物に頼んで実質的にあっせんさせるようなケースでは、抜け穴が生じやすいと指摘した
・当初から法律には抜け穴が多いと認識していたものの、まず制度を作ることで、実際にどの程度問題が表面化するかを見る意味があったと振り返った
・その後、国交省や文科省で問題が発覚し、特に文科省では大量の事例が出たため、髙橋氏は「これは単なる抜け穴ではなく、かなり大きな問題だった」と受け止めた
・髙橋氏は、この問題を研究対象として掘り下げる意義があると考え、科研費でも文科省の天下りをテーマに申請し続けていると述べた

キーワード:天下り規制,文科省,権限者,あっせん,抜け穴,国交省

科研費の重要性と理系・文系の資金規模の違い

・科研費は、研究者にとって研究を継続するための重要な資金であり、採択されるかどうかは研究活動に大きく影響すると説明した
・特に理系研究では、実験設備、材料費、機器、研究補助者などに多額の費用がかかるため、個人負担では到底まかなえない場合が多いと述べた
・一方、文化系の研究費は理系ほど大規模ではない場合も多く、調査費や資料費などが中心になるため、金額としては比較的小さいケースもあるとした
・科研費は研究内容によって申請金額が異なり、小規模なものから大規模なものまで複数の枠があり、研究計画に応じて必要額を申請する仕組みになっている
・理系では億単位の大型研究もあり、文化系では数十万円から数百万円規模の研究費が中心になる場合もあると説明した
・髙橋氏は、自身の場合は他の収入や活動もあるため、科研費がなくても困らないが、多くの研究者にとっては非常に重要な資金だと語った

キーワード:研究資金,理系研究,文化系研究,申請金額,大型研究,研究活動

選択と集中への疑問と基礎研究重視の必要性

・安倍政権時代には研究ファンドも作られたが、髙橋氏は一部の大学や研究分野に資金を集中させる選択と集中の考え方には疑問を呈した
・研究は事前に成功するかどうか分からないものであり、文科省が「有望な研究」を見極めて集中的に資金配分する発想には限界があると述べた
・研究者本人は自分の研究を「ノーベル賞級」と考えて取り組むことも多いが、外から見れば成果が出るかどうか分からない研究も多いと説明した
・しかし、成果が読めない研究であっても、挑戦させること自体に意味があり、失敗や無駄も研究活動の一部だとした
・髙橋氏は、多くの研究に広く資金を配れば、成功確率そのものは変わらなくても、結果として「当たる研究」の数は増える可能性があると指摘した
・そのため、研究費は一部に絞り込むより、できるだけ幅広く配分し、基礎研究の芽を増やすことが重要だと強調した
・今回の研究費拡充策については、基礎研究を重視する観点から評価できる政策であり、日本の技術力を底上げするためにも必要だと結論づけた

キーワード:選択と集中,基礎研究,研究ファンド,ノーベル賞,無駄の許容,技術力