【要約】スパイ防止法に反対する人はスパイ リストに載っていなければ通信傍受もされない【髙橋洋一チャンネル#1550】

INDEX(目次)
礼状なしで行政傍受
【要約】『高橋洋一チャンネル#1550』
スパイ防止法と令状を必要としない行政調査
・自民党から、スパイ防止法の整備に関連して、裁判所の令状を必要としない行政調査を可能にする提言が出され、反対意見が相次いでいる
・髙橋氏は、政府で特定秘密保護法などの安全保障政策に関わった経験から、海外の情報機関との協議では、日本が令状なしで調査できない点をたびたび問題視されたと説明
・米国では一定の条件下で令状を必要としない調査が可能であり、英国やドイツにも同様の仕組みがあると指摘した
・英国にも「令状」と呼ばれる制度はあるが、裁判所ではなく、担当大臣など行政機関が発する令状であり、司法手続きとは性格が異なるという
・日本だけが必要な調査を行えない状態では、外国との情報交換や安全保障上の協力で軽視され、国益を損なう可能性があると述べた
キーワード:スパイ防止法,行政調査,裁判所の令状,特定秘密保護法,情報機関,国益
各国の情報機関と行政調査の必要性
・米国、英国、ドイツなどには、外国の工作員やテロリストを調査するための情報機関が存在し、一定の行政権限を持って活動している
・情報機関が存在するにもかかわらず、すべての活動で裁判所の令状を必要とすれば、迅速な情報収集や防諜活動に支障が生じる
・そのため、令状を必要としない行政調査は、情報機関の活動を実効的なものにするための制度として各国で採用されているという
・髙橋氏は、日本が情報機関を整備するのであれば、それに対応した行政調査権限を設けることは制度上自然な流れだと説明
・令状なしの調査という言葉だけを切り取って批判するのではなく、情報機関の目的や対象範囲と一体で議論すべきだとした
キーワード:情報機関,防諜活動,行政権限,情報収集,安全保障,制度設計
調査対象はスパイやテロリストなどに限定
・令状を必要としない行政調査は、国民全体を無差別に監視するものではなく、外国のエージェント、スパイ、テロリストなどに対象を限定することが前提となる
・一般的な犯罪捜査は、裁判所の許可を得て行う司法捜査であり、捜査対象を限定せずに行政機関が自由に調べられるわけではない
・一方、行政調査では、事前に定められた要件や対象者リストに基づいて調査が行われ、要件に該当しない一般市民は対象にならない
・対象者の選定が誤っていた場合や権限が乱用された場合には、行政機関に重大な責任を負わせる仕組みも必要になる
・髙橋氏は、対象と要件を明確に限定したうえで令状なしの調査を認める制度は、諸外国では特別なものではないと説明した
キーワード:外国エージェント,スパイ,テロリスト,司法捜査,対象限定,権限乱用防止
一般市民への無差別な監視ではない
・髙橋氏は、行政調査に対して「自分も政府に監視されるのではないか」と心配する人が多いことに違和感を示した
・行政機関が調査を行うには、人員や予算など相応のコストが必要であり、理由もなく一般市民を調べることは現実的ではない
・税務調査などでも、無作為に個人を調べているのではなく、一定の条件や端緒に基づいて調査対象を選定している
・行政調査についても、外国勢力との関係、スパイ活動、テロ活動などの具体的な要件に該当する者だけが対象になると説明
・対象者リストに含まれない一般市民には基本的に関係がなく、政府が趣味や興味で個人情報を調べる制度ではないと強調した
キーワード:無差別監視,一般市民,調査要件,対象者リスト,税務調査,行政コスト
マイナンバーをめぐる不安との共通点
・髙橋氏は、行政調査への反発には、過去のマイナンバー制度をめぐる騒動と共通する心理があると指摘
・マイナンバー制度でも、政府が国民一人ひとりの生活を常時監視するかのような批判が出たが、実際には正当な行政目的と条件に基づいて情報が利用される
・政府機関が特定の個人を調べる場合にも、人員と費用がかかるため、問題のない人を無差別に調査する合理性はない
・制度に対する漠然とした不安と、実際にどのような条件で情報が利用されるのかという制度上の事実を分けて考える必要がある
・髙橋氏は、自分が常に政府から注目され、調査対象になると考えるのは現実的ではないと述べた
キーワード:マイナンバー,個人情報,行政目的,監視社会,無差別調査,制度への不安
人権への配慮と制度の実効性
・反対派からは、令状なしの行政調査が人権侵害につながるとの懸念が示されている
・髙橋氏は、人権への配慮は必要であるものの、調査対象と要件が明確に限定されていれば、一般市民の権利を侵害する制度にはならないと主張
・重要なのは、行政機関に無制限の権限を与えることではなく、対象者、調査目的、実施条件、事後検証の方法を法律で具体的に規定することである
・安全保障上必要な調査をすべて司法手続きに委ねれば、緊急性や機密性が求められる防諜活動が機能しなくなる恐れがある
・人権保護と安全保障を対立させるのではなく、適切な歯止めを設けながら制度の実効性を確保することが必要だとした
キーワード:人権侵害,安全保障,調査要件,事後検証,権限の限定,防諜活動
共産党が反対する背景への見方
・番組では、共産党が行政調査やスパイ防止法に反対する理由についても話題となった
・髙橋氏は、共産党が破壊活動防止法に基づく調査対象団体とされていることから、制度によって調査対象になる可能性を警戒するのは理解できると発言
・一方で、一般市民が同じように不安を抱く必要はなく、調査対象となる具体的な理由がなければ制度の影響は受けないと主張した
・人権問題を強く訴えて反対する人物についても、実際にどのような対象や要件を想定しているのかを確認する必要があると述べた
・ただし、髙橋氏自身は政府内部の対象者リストを見たことはなく、具体的な掲載者については知らないと明言した
キーワード:共産党,破壊活動防止法,調査対象団体,公安調査庁,対象者リスト,スパイ防止法
財務省の「ブラックリスト」をめぐるエピソード
・髙橋氏は自身について、冗談を交えながら「財務省のブラックリストには載っているかもしれない」と語った
・知人のマスコミ関係者から、財務省が広告付き番組を持ち込んだ際、番組内で森永卓郎氏と髙橋洋一氏の名前を出さないことが条件だったと聞いたという
・髙橋氏は、この条件を聞いて笑ってしまったとしながらも、財務省から強く警戒されていることを示すエピソードとして紹介
・森永氏の死去後は、自分だけが財務省側のリストに残っているのではないかと皮肉を述べた
・この話は安全保障上の対象者リストとは別のものだが、行政組織が批判的な論者を警戒する実態を象徴する逸話として語られた
キーワード:財務省,ブラックリスト,森永卓郎,髙橋洋一,政府広報,マスコミ

