【要約】さざ波発言で参与辞任の裏側【髙橋洋一チャンネル#1578】

【要約】さざ波発言で参与辞任の裏側【髙橋洋一チャンネル#1578】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  菅政権で参与就任 さざ波発言の裏側

【要約】『高橋洋一チャンネル#1578』

菅政権で内閣官房参与に就任

・安倍晋三氏の退任後、首相に就任した菅義偉氏から直接連絡があり、髙橋氏は内閣官房参与への就任を依頼された
・この話を安倍氏に伝えると、髙橋氏によれば、安倍氏は「髙橋さんを起用するとは勇気がある」と驚いていたという
・髙橋氏は、安倍政権時代にも政府の会議の事務局長などへの起用案が出たものの、経済産業省財務省などの反対で実現しなかったことがあったと振り返った
・一方、菅氏は周囲の反対に左右されず、トップダウンで参与への起用を決めたと説明した
キーワード:菅義偉氏,内閣官房参与,安倍晋三氏,財務省,トップダウン

コロナ禍の経済対策として40兆円規模を提案

・菅政権における最大の課題は新型コロナ対策だったが、髙橋氏はワクチン政策には関与せず、主に経済対策について助言した
・髙橋氏は安倍氏に対し、コロナ対策には総額100兆円が必要だと提案し、安倍政権では約60兆円規模の対策が実施されたと説明した
・菅氏から3回目の経済対策について相談された際、残りの40兆円を実施すればよいと回答したという
・菅氏も「40兆円でよいのか」と確認し、短いやり取りで経済対策全体の規模が決まったと振り返った
キーワード:新型コロナ対策,経済対策,100兆円,40兆円,菅政権

個別施策よりも経済対策全体の規模を重視

・髙橋氏は、経済対策では個別の事業内容よりも、まず財政支出の総額を確保することが重要だとの考えを示した
・40兆円の財源を何に振り向けるかについては、よほど問題のある施策を除き、担当者の判断に委ねたという
・個別事業の実現を自分の功績として宣伝する考えはなく、経済全体を支えるために必要な規模だけを提示したと説明した
・髙橋氏は、大規模な対策に反対して総額を縮小しようとする財務省が、政策上の主な対立相手だったと振り返った
キーワード:財政支出の総額,個別施策,40兆円,財務省,経済対策

「さざ波」「屁でもない」投稿をめぐり参与を辞任

・髙橋氏は、日本の新型コロナ感染者数が欧米などの先進国と比べて少ないことを示すグラフを投稿し、木村盛世氏が用いていた「さざ波」という表現を使った
・この投稿が強い批判を受け、野党側から髙橋氏を国会招致するよう求める声が上がった
・さらに「日本の緊急事態宣言は欧米から見れば『屁でもない』」という趣旨の投稿も、大きな問題として取り上げられた
・髙橋氏は、「屁でもない」は自分が外出することについて述べた表現だったと説明したが、国会を巻き込む騒動に発展したため、参与を辞任することを決めた
・一連の批判については、髙橋氏を政権から排除しようとする人物が仕掛けた可能性があるとの見方を示した
キーワード:さざ波,屁でもない,国会招致,内閣官房参与,辞任

重要土地等調査法案への影響を避けて辞任

・髙橋氏が参与を務めていた時期には、自衛隊施設などの周辺土地を調査・規制する重要土地等調査法案の国会審議が進められていた
・野党側が髙橋氏の国会招致を強く求めたため、政府や与党の関係者からは、国会へ出席すれば法案審議が止まる可能性があるとして、出席しないよう求められたという
・髙橋氏は、自身をめぐる騒動によって法案が成立しなくなる事態を避けるため、参与を辞任するしかないと判断した
・辞任の意向は菅氏へ電話で直接伝え、菅氏も「仕方がない」と受け止めたと振り返った
キーワード:重要土地等調査法案,国会審議,国会招致,参与辞任,菅義偉氏

菅氏への助言は経済対策と日銀審議委員人事

・参与辞任後、菅氏から連絡を受ける機会は多くなかったが、もともと菅氏は口数が少なく、依頼も簡潔だったという
・髙橋氏が菅政権で直接助言した主な案件は、コロナ禍の経済対策と、日本銀行審議委員の候補者選びの二つだったと説明した
・日銀審議委員について相談された際には、髙橋氏が候補者を順位付きで推薦し、菅氏は最上位の人物を選んだという
・その人物は現在も審議委員を務める「リフレ派」の人物だとしたが、文字起こしでは氏名は明らかにされていない
・髙橋氏は、菅氏との政策協議は回数も少なく、いずれも短いやり取りで結論が出たと振り返った
キーワード:経済対策,日本銀行審議委員,金融政策,リフレ派,政策助言