【要約】概算要求過去最高で騒ぐオールドメディア なぜこれがニュースに?【髙橋洋一チャンネル#1573】

【要約】概算要求過去最高で騒ぐオールドメディア なぜこれがニュースに?【髙橋洋一チャンネル#1573】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  概算要求過去最高

【要約】『高橋洋一チャンネル#1573』

予算要求130兆円超を「異例の膨張」とする報道への疑問

共同通信は、各省庁の予算要求が130兆円超となり、上限を設けないことで「異例の膨張」になったと批判的に報じた
・髙橋氏は、130兆円という金額だけでは規模の妥当性を判断できず、過去の予算要求額や前年度予算からの増加額と比較する必要があると指摘した
・数字の大きさだけを強調する報道は、客観的な比較を欠いた印象論になりやすいと批判した
・予算に関する記事では、「過去最高」という表現だけでなく、過去の推移や増加率を示すべきだと主張した
キーワード:共同通信,予算要求,130兆円超,印象論,過去比較

過去の増加額と比べて突出していない

・髙橋氏によると、前年度予算に対する予算要求額の増加分は、令和元年度が約5兆円、2年度が5.5兆円、3年度が2.6兆円、4年度が10兆円だった
・その後は、5年度が7.4兆円、6年度が8.3兆円、7年度が6.5兆円、8年度が7.2兆円だったと説明した
・今回の130兆円超を8年度予算の約122.3兆円と比べると、増加額は約7.7兆円となる
・この増加幅は過去5年間の実績と比べて突出しておらず、4年度の10兆円や6年度の8.3兆円を下回ると指摘した
・髙橋氏は、こうしたデータから「異例の膨張」と評価する根拠は乏しいとの見方を示した
キーワード:予算増加額,7.7兆円,過去5年間,130兆円超,予算比較

「4年連続で過去最高」という表現の問題

・報道では予算要求額が「4年連続で過去最高」と強調されたが、髙橋氏は、物価や経済規模が拡大すれば名目額が過去最高になるのは珍しくないと説明した
・むしろ予算要求額が前年を下回った場合には、経済状況や政策規模の縮小が問題になる可能性もあると述べた
・過去最高という事実だけでは、財政支出の適否や予算要求の内容を評価できないと指摘した
・髙橋氏は、金額の推移や経済規模との関係を示さず、過去最高という言葉だけを強調する記事はミスリーディングだと批判した
キーワード:4年連続で過去最高,名目額,経済規模,財政支出,ミスリーディング

上限を設けない対象は投資経費に限定

・髙橋氏は、予算要求の上限を設けない、いわゆる「青天井」の対象はすべての経費ではなく、主に投資経費に限られると説明した
・一般経費を含む予算全体が無制限に要求できるわけではなく、報道の見出しから受ける印象とは異なると指摘した
・投資事業には、便益を示すB(Benefit)と費用を示すC(Cost)を比較する費用便益分析が行われる
・原則として便益が費用を上回る「B/Cが1を超えること」が求められ、費用対効果の低い事業は採択されにくいと説明した
・そのため、要求上限がなくても、実際には各事業の費用対効果による審査が働き、完全な青天井にはならないと述べた
キーワード:青天井,投資経費,費用便益分析,B/C,費用対効果

予算報道に求められるデータと制度理解

・髙橋氏は、過去の予算要求額との比較や、シーリングの対象範囲、費用便益分析の仕組みを確認せずに記事を書く姿勢を厳しく批判した
・予算要求額が過去最高であることだけを取り上げても、その金額が適切かどうかを判断する材料にはならないとした
・また、投資経費に対する審査制度を説明せず、「上限なし」とだけ報じれば、予算全体が無制限に膨張するとの誤解を招くと指摘した
・髙橋氏は、予算報道には印象的な見出しではなく、過去の数値と制度に基づく客観的な検証が必要だと主張した
キーワード:予算報道,シーリング,制度理解,データ比較,客観的な検証