【要約】国は円安で大儲け!財源はある!国民に還元を【髙橋洋一チャンネル#1565】

【要約】国は円安で大儲け!財源はある!国民に還元を【髙橋洋一チャンネル#1565】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  政府の財源 本当のところ

【要約】『高橋洋一チャンネル#1565』

円安と為替介入による利益の確定

・髙橋氏は、円安を容認しながら為替介入を評価することは矛盾ではないと説明した
・円安によって外貨資産の評価額が上昇しても、将来円高に戻れば利益が縮小するため、適切な時期にドルを売り、実現益を確保するのは合理的だと主張した
・これは値上がりした株式の一部を売却して利益を確定するのと同じであり、円安局面は政府が利益を回収する好機だとしている
・日本政府がドルを売却しても、それだけで為替相場の大勢が大きく変わるわけではなく、円安の流れを直ちに反転させるほどの影響はないと説明した
・為替介入を批判する背景には、政府の利益が明らかになると、消費税減税に対して「財源がない」と主張しにくくなる事情があるのではないかと指摘した
キーワード:円安,為替介入,ドル売り,実現益,外貨資産

税収上振れと外為特会の含み益

・円安や名目GDPの拡大によって、政府の税収は想定を上回っていると説明した
・髙橋氏の試算では、税収の上振れは数兆円規模で、約5兆円程度の財源を見込めるとしている
・政府の**外国為替資金特別会計(外為特会)**には、円安による含み益が約50兆円規模あると指摘した
・外為特会の含み益をすべて使えるわけではないものの、必要な外貨資産を残しても、約40兆円程度は活用可能ではないかとの見方を示した
・為替介入を1回実施すると約2兆円の利益を確定でき、複数回の介入によって相当額の財源を確保できると説明した
・外為特会の利益を放置して円高に戻れば含み益が減少するため、国民に還元できる段階で一部を実現益に変えるべきだと主張した
キーワード:税収上振れ,外為特会,含み益,名目GDP,財源

予備費と国債整理基金に残る財源

・政府は中東危機などに備えて約2.5兆円の予備費を積み、さらに別枠の約1兆円を含め、合計約3.5兆円を確保していると説明した
・熊本での災害対応などに一部を使用しても、全額を使う可能性は低く、約2兆円以上が残るとの見通しを示した
・中東情勢への対応を目的とした予備費はほとんど使われておらず、不要となった分は新たな政策の財源として活用できるとした
・さらに、国債整理基金には約15兆円が繰り入れられているが、全額を積み増す必要性は乏しく、一部を一般会計に回す余地があると指摘した
・税収上振れ、外為特会の利益、予備費の残額、国債整理基金への繰入金を合わせれば、政府には複数の財源が存在すると主張した
・こうした資金を検討せず、消費税減税に対して一律に「財源がない」とする議論は適切ではないとの認識を示した
キーワード::予備費,中東危機,国債整理基金,一般会計,余剰財源

民主党政権の「埋蔵金」と安倍政権での財源捻出

・民主党政権時代には、特別会計などの埋蔵金を活用して政策財源を確保する方針が掲げられていた
・髙橋氏は、制度を適切に改革すれば、少なくとも1年程度は埋蔵金による財政運営が可能だったと振り返った
・しかし、民主党政権が国家公務員制度改革基本法を十分に実行せず、事業仕分けも実質的な改革ではなくパフォーマンスに終わったため、協力しなかったと説明した
・民主党側から埋蔵金の提案を虚偽だと批判されたことを受け、第2次安倍政権の発足時には、安倍首相に提案して約10兆円の財源を捻出したと述べた
・特別会計や基金を精査し、余剰資金を一般会計に集めれば、増税を行わずに相当規模の財源を確保できると主張した
・財源捻出には、行政改革を実行する政治的意思と、官僚機構に踏み込む制度改革が必要だと指摘した
キーワード:埋蔵金,民主党政権,国家公務員制度改革,事業仕分け,第2次安倍政権

決算剰余金と一般会計への繰り入れ

・年度末に予算が余ると、決算後の剰余金は原則として半分が国債償還に回され、残り半分が翌年度以降の政策に使用できる
・髙橋氏は、現在の状況で余剰金を機械的に国債償還へ回す政策効果は乏しいと主張した
・必要であれば余った資金を一般会計へ繰り入れ、翌年度予算や補正予算の財源として確保すればよいと説明した
・外為特会の実現益も税外収入として一般会計へ繰り入れれば、減税や国民生活を支える政策に活用できる
・今後の臨時国会で補正予算や消費税減税法案が審議される場合も、既存の余剰財源の一部を使えば対応可能との見方を示した
・新たな国民負担を求める前に、政府が取り過ぎた税金や特別会計に蓄積された利益を活用すべきだと主張した
キーワード:決算剰余金,国債償還,税外収入,一般会計,補正予算

余剰財源を消費税減税で国民へ還元

・税収上振れは、政府が想定以上に税金を徴収した結果であり、余った分は国民へ返すべきだと主張した
・外為特会の利益も、円安によって政府が副次的に得た利益であるため、通常予算に必要がなければ国民へ還元するのが望ましいとした
・国民に利益を実感してもらう最も簡単な方法は、給付金を配ることではなく、税金を徴収しない減税だと説明した
・特に消費税減税であれば、国民が日々の買い物で支払う税額が減り、幅広い層が直接的な効果を感じられる
・いったん税金を徴収してから給付金として配る方法は、事務コストや手間がかかるため、最初から徴収しない方が効率的だと指摘した
・政府には複数の余剰財源があるため、消費税減税を「財源不足」を理由に否定する議論はすでに成り立たないとの立場を示した
キーワード:消費税減税,国民還元,税収上振れ,給付金,余剰財源

野党の消費税政策と発言の変化

・野党は半年前には消費税減税を訴えていたにもかかわらず、その後は給付金へ方針を変えるなど、主張が一貫していないと批判した
・再び選挙になれば減税を掲げる可能性もあり、短期間に「減税」「給付金」「減税」と立場を変えれば、有権者の信頼を失うと指摘した
・かつて減税を主張していた野党側が、現在は「財源がない」と政府側のような説明をしていることに違和感を示した
・髙橋氏は、税収上振れや外為特会の利益などを踏まえれば、消費税減税の財源問題は実質的に解決していると主張した
・野党の政策や発言が混乱している現状は、与党にとって選挙を行いやすい政治状況を生み出していると分析した
キーワード:野党,消費税政策,減税,給付金,財源論

消費税減税法案と衆議院解散の可能性

・髙橋氏は、臨時国会に消費税減税法案が提出された場合、衆議院では可決される可能性があるとみている
・一方、参議院では自民党内から造反者が出る可能性があり、法案が否決される展開も想定されると説明した
・参議院で否決されたことを理由に衆議院を解散するのは制度上分かりにくいものの、過去には小泉純一郎首相が郵政民営化法案を巡って同様の判断を行った
・当時の小泉首相は、野党側の混乱を見て、選挙を実施すれば勝てると判断した可能性があると分析した
・現在も野党の消費税政策が揺れているため、高市首相が解散・総選挙を仕掛けたくなる状況だとの見方を示した
・選挙になれば、野党が半年前、現在、選挙期間中にそれぞれ何を主張したかが比較され、政策の一貫性が大きな争点になるとしている
キーワード:消費税減税法案,臨時国会,参議院,衆議院解散,高市首相

特別会計の余剰金と財務官僚の利害

・髙橋氏は「埋蔵金」と呼ばれる財源の基本は、特別会計に余っている資金を一般会計へ集めることだと説明した
・特別会計には一般会計への繰り入れを可能にする規定があり、法律と予算措置を通じて余剰金を国民向け政策に活用できる
・外為特会の利益を使わずに蓄積したままにすると、財務省は「財源がない」と主張し続けられると指摘した
・さらに、特別会計の資金が官僚の裁量下に残れば、関連団体や天下り先などに使われる恐れがあると批判した
・特別会計の資金は財務官僚のものではなく、最終的には国民の財産であるため、一般会計へ繰り入れて透明性の高い形で使うべきだと主張した
・財源不足を訴える前に、各特別会計、基金、予備費、税収上振れを総合的に点検する必要があると結論づけた
キーワード:特別会計,一般会計,外為特会,財務省,天下り,埋蔵金