【要約】消費税減税に財務省に忠義を尽くす新聞発狂【髙橋洋一チャンネル#1563】

【要約】消費税減税に財務省に忠義を尽くす新聞発狂【髙橋洋一チャンネル#1563】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  消費税現像に新聞発狂

【要約】『高橋洋一チャンネル#1563』

消費税減税に反対する新聞報道への疑問

・消費税減税の方針が決まった後も、多くの新聞が減税に反対しており、特に日本経済新聞は「これでは高齢化に勝てない」「社会保障に大打撃」といった趣旨の記事を掲載した
・髙橋氏は、新聞各社が一斉に反対する背景には、財務省との関係があるのではないかと推測
・新聞業界は、新聞への軽減税率適用を求めた際、財務省に強く働きかけた経緯があると説明した
・髙橋氏は当時、新聞業界の代表者が財務官僚に繰り返し要望する場面を見たとして、新聞社が財務省に対して弱い立場にあるとの見方を示した
・新聞の消費税率が8%に据え置かれていることもあり、新聞各社が財務省の意向に沿って減税反対論を展開している可能性があると指摘
・経済記事を作成する際に財務省の説明へ依存する記者が多いため、財務省と異なる立場からの検証や制度論が不足していると批判した
キーワード:消費税減税,日本経済新聞,財務省,軽減税率,新聞報道

「減税で財政規律が崩れる」とする議論への反論

・日経新聞の記事は、消費税減税によって財政規律が緩み、円安を招いて国民生活を脅かす可能性があると論じている
・これに対し髙橋氏は、円安によって名目GDPや税収が増加し、結果として財政収支が改善しているため、記事の因果関係は逆転していると反論
・国の信用リスクを示す指標の一つであるCDSが大きく上昇していないことから、市場が日本の財政危機を強く警戒している状況ではないと説明
長期金利についても、名目経済成長率を大きく上回る状態ではなく、成長率との関係を見れば財政収支は改善しやすいと述べた
・円安によって税収や外貨関連の収入が増え、予備費などにも余剰が見込まれるため、「財源がない」という前提自体に疑問があると指摘
・GDPの増加に伴って想定以上の税収が生じており、現在は国民から税を取り過ぎている状態だとして、その一部を減税で還元すべきだと主張した
キーワード:財政規律,円安,名目GDP,CDS,長期金利,税収増

給付金より減税の方が効率的

・税収増を国民へ還元する場合、一度税金を徴収してから給付するより、最初から税金を取らない減税の方が簡単で効率的だと説明
・給付金は対象者からの申請が必要になることが多く、制度を知らない人や申請しない人がいるため、行政上の執行率は100%になりにくいと指摘
・給付金の執行率は80~90%程度にとどまる場合がある一方、減税は税を徴収しない仕組みであるため、対象者へ原則として一律に効果が及ぶと述べた
・減税は「徴収した税金を返す政策」ではなく、「初めから取らない政策」であり、事務費や申請手続きの負担も抑えられると説明
・過去に減税を主張していた政党が、現在は減税に反対して給付金を提案していることについて、政策的な整合性がないと批判した
キーワード:減税,給付金,執行率,税収還元,事務負担

消費税を社会保障目的税とする制度の問題

・消費税減税が社会保障を直撃するという議論は、消費税を社会保障目的税として扱っていることを大前提としている
・髙橋氏は、消費税を社会保障目的税として位置付ける日本の制度は国際的に特殊であり、この前提から議論を始めるため結論も誤ったものになると主張
・消費税収と社会保障費を直接結び付けなければ、消費税率を変更しても社会保障財源が自動的に不足するとは限らないと説明
・消費税を社会保障目的税とする仕組みは、社会保障費の増加を理由に将来も消費税率を引き上げやすくする財務省の戦略だとの見方を示した
・社会保障は国からの支出と社会保険料を基本財源とし、消費税とは切り離して制度設計することが可能だと述べた
キーワード:社会保障目的税,消費税収,社会保障財源,財務省,社会保険料

消費税を地方税化する財政改革案

・髙橋氏は、消費税収をすべて地方税として地方自治体へ配分する制度改革案を提示
・地方に消費税収を移せば、国から地方へ支出している地方交付税や各省庁の補助金を縮小・廃止でき、その分の国費を社会保障へ回せると説明
・この仕組みを採用すれば、消費税と社会保障を直接結び付ける必要がなくなり、社会保障目的税を前提とした財源論から離れられると主張
・消費税収を人口など一定の基準に従って配分すれば、自治体間の財政格差も調整でき、一人当たりの財源を標準化できると説明
・一方で、地方自治体が国の補助金に依存せず自立すれば、国の各省庁が地方に対して持つ影響力が低下するため、官僚組織が改革に抵抗すると分析
・財務省だけでなく、地方交付税を所管する総務省や補助金を持つ各省庁にとっても、権限や予算の縮小につながるため受け入れにくい改革だと述べた
キーワード:消費税,地方税化,地方交付税,補助金,地方自治,総務省

社会保険料徴収と給付付き税額控除

・社会保障制度の改革では、消費税収に依存するのではなく、社会保険料を効率的に徴収する独立した仕組みを整備すべきだと提案
・国の支出と社会保険料を組み合わせれば、消費税を社会保障目的税としなくても社会保障制度を運営できると説明
・今後、日本が導入を検討する給付付き税額控除について、カナダの制度が参考になると指摘
・カナダでは消費税を地方財源として活用しながら、給付付き税額控除を組み合わせているとして、税制と社会保障を一体的に考える際の参考例に挙げた
・日本も給付付き税額控除だけを参考にするのではなく、消費税を地方へ配分する財政構造まで含めて検討すべきだと主張した
・こうした制度全体に関する議論が新聞で取り上げられないのは、記者の知識不足に加え、財務省への配慮があるからではないかと批判した
キーワード:社会保険料,給付付き税額控除,カナダ,地方財源,社会保障改革

減税決定後の政治家の対応

・消費税減税が党の正式な意思決定機関で決まれば、それまで反対していた政治家の多くも党の方針に従い、表立った反対発言を控えるようになると予測
・マスコミから取材を受けても、減税への賛否を明確に語らなくなる政治家が増えるのではないかと述べた
・党の元総裁が現執行部や現総裁を公然と批判し続けることは一般的ではなく、通常は総裁退任後に発言を控えるものだと説明
・党の決定後も批判を続ければ、周囲から孤立し、最終的には党内処分や離党勧告などにつながる可能性があると推測
・特定の政治家の今後についても言及したが、これは確定した動きではなく、髙橋氏による政治的な予測として語られた
キーワード:消費税減税,党内決定,反対派,元総裁,党内処分

財務省人事が示す政権の姿勢

・番組収録時点では、翌日に公表される予定の財務省人事が注目点として挙げられた
・それまでに判明していた人事は順当だったものの、消費税減税をめぐる政権と財務省の関係が、最終的な配置に反映される可能性があると説明
・人事を単に示唆するだけでは官僚組織への警告にならず、実際に異動を行って初めて政権の意思が伝わると述べた
・高校、大学、採用試験などで優秀な成績を収め、将来の事務次官候補とみられる官僚が主流コースから外されるかどうかが焦点になると指摘
・有力官僚が予想外のポストへ異動すれば、財務省に対する政権からの強い警告と受け止められる可能性があると分析
・今回は幹部級でなくても、異例の人事が実施されれば、次回は幹部も対象になり得るというメッセージになると述べた
・ただし、収録時点では人事が正式発表されておらず、大幅な変更があるとの情報も確認されていないため、翌朝の公表を待つ必要があるとした
キーワード:財務省人事,消費税減税,官僚組織,事務次官候補,政権運営