【要約】GMOがやられた原因は脆弱システムとずさんな技術ホワイトハッカーが泣く【髙橋洋一チャンネル#1613】

INDEX(目次)
サイバー攻撃対応協議
【要約】『高橋洋一チャンネル#1613』
GMOへの侵入経路と攻撃者の不自然な行動
・髙橋氏は、前回はGMOのセキュリティ管理の問題を指摘したが、公平を期すため、今回は攻撃者側にも不可解な点があると述べた。
・最初の侵入経路については、外部から防御を突破された可能性と、内部者からの情報提供の可能性があり、現段階では判断できないと説明した。
・攻撃者が予告に使うサイトなどについて、身元の特定につながりかねない一般的なサービスを利用している点に、慎重さが足りないとの印象を示した。
・また、身代金要求の金額が大きく変わることも通常の交渉としては不自然だとし、本格的なプロ集団ではない可能性があると推測した。
・仮に内部の恨みなどが関係していれば、比較的容易に身元が判明する可能性もあるとしたが、攻撃の背景や今後の展開は読めないと述べた。
キーワード:GMO,攻撃者,侵入経路,内部者からの情報提供,身代金要求
能動的サイバー防御の対象企業と報告義務
・髙橋氏は、能動的サイバー防御に関する法律が10月1日に施行されたと説明し、政府の公表資料を基に、対象となる企業の範囲を紹介した。
・資料では、重要インフラに関わる15分野などの主要企業が挙げられ、金融分野もすべての機関ではなく、主な事業者が対象になっているとの認識を示した。
・GMOはその一覧に含まれておらず、政府に制度の対象へ加えるよう求めたのではないかと推測した。
・対象企業にはさまざまな報告義務が課されており、被害を受けた後で支援を求めることを中心に想定した制度ではないと説明した。
・一方、現在の対象企業の範囲で十分なのかは検討が必要だとし、政府が対応するためにも、企業側による事前の情報共有が重要だと述べた。
キーワード:能動的サイバー防御,重要インフラ,報告義務,対象企業
委託先やクラウドを通じて広がる被害
・髙橋氏は、最近の攻撃では、企業本体だけでなく、委託先やクラウドサーバーが狙われ、そこを利用する企業へ連鎖的に影響が広がるケースが多いとの見方を示した。
・企業が自社の防御を固めていても、外部サービス側が攻撃されれば被害を受けるため、個別企業だけでは対応しにくい問題になっていると説明した。
・件数について、以前は年間100件に届かなかったものが、直近1~2か月では約300件に達しているとの認識を示した。ただし、番組内では集計対象や出典の詳細は説明されていない。
・攻撃増加をAIの発達で説明する報道に対しては、その影響も否定しない一方、攻撃対象が外部の共通基盤へ移っている点も重視すべきだと述べた。
・こうした被害の連鎖を踏まえ、現在の制度や対象範囲のままで対応できるのか、政府も検討する必要があるとの見方を示した。
キーワード:委託先,クラウドサーバー,約300件,AIの発達,被害の連鎖
緊急対策パッケージの内容と即効性への疑問
・髙橋氏は、政府が11月初めごろまでに緊急対策パッケージをまとめると聞いていると述べ、その内容と実効性に注目した。
・短期間で用意できる対策としては、情報処理関係の既存機関による取り組みの強化や、各所で進めている施策の整理・集約が中心になるのではないかと推測した。
・また、同盟国などとの国際連携を掲げる可能性があるとしつつ、既に連携は行われており、相手国も自国への対応に追われているため、直ちに戦力が増すとは限らないと指摘した。
・比較的早くできることとして、企業などへの情報提供の拡充や、政府と民間が共同で対応する官民連携を挙げた。
・ただし、組織や施策をまとめるだけで被害を抑えられるとは限らず、どこまで効果を上げられるかは現時点では分からないと慎重な見方を示した。
キーワード:緊急対策パッケージ,国際連携,情報提供,官民連携
金融機関への波及と相互接続のリスク
・髙橋氏は、被害が金融機関へ広がれば影響は深刻になると強調し、制度上も金融分野の対象事業者が多い点に言及した。
・収録中には、自身が利用しようとした金融関係のサービスで接続不具合が起き、いったん通常とは異なる画面に移った後、再び利用できる状態になったと説明した。
・その状況からサイバー攻撃を受けている可能性を疑ったが、金融機関名や原因の確認結果は示しておらず、あくまで髙橋氏の推測だった。
・金融機関は多くの企業や機関と相互接続し、情報をやり取りするため、防御が弱い部分があれば、そこが問題になる可能性があると指摘した。
・政府が対策をまとめても、攻撃する側はそれと無関係に活動を続けるとして、今後も厳しい状況が続くことへの懸念を示した。
キーワード:金融機関,接続不具合,サイバー攻撃,相互接続
