【要約】日本に二大政党が出来ない理由【髙橋洋一チャンネル#1607】

INDEX(目次)
二大政党が出来ない理由
【要約】『高橋洋一チャンネル#1607』
政権交代の経験と野党がまとまらない背景
・髙橋氏は、日本で二大政党制が定着しない理由について、政権を担える有力な野党が育っていないという認識を示した。
・細川政権では非自民勢力が集まって政権を作ったものの、多くの政党の寄り合いとなり、短期間で崩壊したと振り返った。
・その後、民主党が大きな勢力となって政権交代を実現したが、民主党政権への否定的な評価が強く残り、新たな対抗勢力が生まれにくくなっていると分析した。
・中道勢力をまとめる試みも成功していないと評し、現状では、自民党に対抗する大きなまとまりを形成しにくいと述べた。
キーワード:二大政党制,野党,細川政権,政権交代,民主党政権
比例代表の存在とデュヴェルジェの法則
・髙橋氏は、小規模な政党が多数存続できる背景には、比例代表制があると説明した。
・そのうえで、デュヴェルジェの法則を挙げ、完全な小選挙区制では第三の政党が当選しにくくなり、二つの有力政党へ集約されると論じた。
・選挙区の当選者数をnとすると、有力な政党・候補者はn+1へ絞られるという説明を示し、当選者が1人なら二つの勢力になると述べた。
・本気で二大政党制を目指すなら、衆議院の比例代表制をなくして完全な小選挙区制にする方法があると主張した。
・ただし、二大政党制を作ること自体が望ましいかどうかは、制度の仕組みとは別の政治判断だと強調した。
キーワード:比例代表制,デュヴェルジェの法則,小選挙区制,二大政党制
定数削減への反対に表れる各党の利害
・髙橋氏は、比例で一定の得票や議席を得ている政党にとって、完全な小選挙区制への移行は存続に関わるため、強い反対が起きると説明した。
・各選挙区では一つの勢力しか勝てないため、野党はまとまらなければ勝負にならず、野党再編や他党への吸収を迫られると分析した。
・再編の中心となる政党がどこになるかは分からないが、まとまる過程で意見の違う人が離れ、最終的には一つの対抗勢力として活動する方向へ進むと述べた。
・定数削減についても、二大政党化を進めたい立場からは自然な発想だが、現在の制度で議席を持つ政党は不利になるため反対すると論じた。
・高市氏と日本維新の会が制度を整理する方向で議論を進めれば、二大政党化につながる可能性はあるとの見方を示した。
キーワード:小選挙区制,野党再編,定数削減,日本維新の会
衆議院は政権選択、参議院は少数意見の反映という提案
・髙橋氏は、少数意見をどう反映するかという課題には、参議院の比例枠を増やすことで対応できると提案した。
・極端な案として、参議院を完全な比例代表制とし、得票に応じて議席を配分する仕組みでもよいと述べた。
・衆議院は完全な小選挙区制によって政権選択を担い、参議院には多くの小政党が存在するという役割分担が考えられると説明した。
・多くの政党は衆議院で議席を得たいと考えるものの、両院で同じ仕組みを採る必要はなく、異なる制度を組み合わせれば二院制を生かせると主張した。
キーワード:少数意見,参議院,比例代表制,衆議院,政権選択,二院制
二大政党制と多党制の優劣は一概に決められない
・髙橋氏は、選挙制度の選択肢として、比例を中心に多数の政党が生まれ、その組み合わせで連立政権を作る多党制と、小選挙区を通じて勢力が集約される二大政党制を挙げた。
・複数政党の連立で機能する国も、二つの大きな勢力によって機能する国もあり、どちらが優れているかは一概に言えないと述べた。
・日本の制度は両者の中間に位置すると捉え、自身は衆議院を完全小選挙区制、参議院を完全比例代表制にする案がよいとの考えを示した。
・海外との比較では、米国は大統領制で、上院も州を単位とする仕組みのため、日本と単純には比較できないと説明した。
・英国は日本と同じ議院内閣制だが、髙橋氏は政権選択では下院を中心とする仕組みだと捉え、小選挙区で勝敗を決める制度として紹介した。
・英国で伸びる第三勢力については、いずれ既存の第二勢力を打ち破るなどして、再び二つの有力勢力へ収束していくのではないかと予測した。
キーワード:連立政権,多党制,二大政党制,大統領制,議院内閣制,第三勢力

