【要約】岸田宮沢家は財務省ベッタリ 日銀&金融界と組んで国民置き去り【髙橋洋一チャンネル#1605】

【要約】岸田宮沢家は財務省ベッタリ 日銀&金融界と組んで国民置き去り【髙橋洋一チャンネル#1605】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

 岸田元首相国債の税優遇慎重

【要約】『高橋洋一チャンネル#1605』

岸田元首相の発言と財務省寄りとの評価

・番組では、岸田元首相が、個人向け国債の税優遇について、新NISAの目的に合わないという趣旨の発言をしたと紹介された。
・髙橋氏は、この発言を「岸田氏らしい意見」と評し、財務省寄りの考え方が表れているとの見方を示した。
・その背景として、岸田家と宮沢家には親戚関係があり、親族やその配偶者に財務省の官僚が多いと説明した。
・髙橋氏は、両家の関係者が住むマンションを訪れた際、同僚や同僚に近い官僚に会った経験を挙げ、親族と官僚とのつながりの深さを語った。
・ただし、発言の背景を親族関係に結び付け、財務省の意向を代弁していると捉える部分は、髙橋氏の評価・分析である。
キーワード:岸田元首相,個人向け国債,税優遇,新NISA,財務省

財務省・日銀・金融界が国債を通じて結び付く構図

・髙橋氏は、国債をめぐって財務省、日銀、金融界の利害が密接に結び付いているとの構図を示した。
・財務省については、国債を「国の借金」として否定的に扱い、発行を抑える緊縮財政に一貫して向かう傾向があると論じた。
・日銀については、発行された国債の買い入れを市場から求められる一方、買い入れによる通貨量の膨張や通貨価値の低下を嫌うと説明した。
・このため、財務省の緊縮財政と日銀の金融引き締めは、国債の発行や買い入れを抑える方向で一致しやすいと分析した。
・さらに、銀行にも預金が国債へ流出することを避けたい事情があり、三者が同じ方向を向きやすいというのが髙橋氏の主張だった。
キーワード:国債,財務省,日銀,金融界,緊縮財政,金融引き締め

国債と銀行定期預金の金利差

・髙橋氏は、国債金利は入札や市場取引を通じて決まり、透明性の高い市場金利の代表例だと説明した。一方、預金金利は銀行が設定しており、市場で決まる金利より低くなりやすいと述べた。
・番組で提示した比較では、3年の固定金利は国債が年2.07%、メガバンクのスーパー定期が年0.80%だった。
・5年では国債が年2.39%、スーパー定期が年1.00%、10年では国債が年3.10%、スーパー定期が年1.25%と紹介された。
・髙橋氏は、こうした差が広く知られれば預金者が国債へ資金を移すため、銀行は金利の比較を嫌がると分析した。
・預金流出を防ぐには預金金利を引き上げる必要があるが、それは銀行の調達費用を増やすため、銀行側には避けたい事情があると説明した。
・さらに、この大きな金利差は銀行間のカルテルによるものとしか説明できないと強く主張したが、番組内で具体的な合意の存在を示したわけではない。
キーワード:国債金利,市場金利,預金金利,メガバンク,スーパー定期,カルテル

金利比較では固定と変動を混同しない

・番組では、金利の比較図はAIを使えば簡単に作成できると紹介された一方、比較する商品の条件をそろえる必要があると指摘された。
・髙橋氏は、10年の国債でも、固定金利の商品と変動金利の商品では示される金利が異なるため、そのまま混ぜて比較してはいけないと強調した。
・提示した図は、固定金利同士で比較したものだと説明し、年限だけを見て条件の異なる商品を並べることを問題視した。
・また、ある国会議員が条件を混同した図を作り、インターネット上で知識不足を批判されていると述べたが、人物名は明示しなかった。
キーワード:AI,固定金利,変動金利,国会議員

銀行の利益と預金者への金利還元

・髙橋氏は、国債への資金移動によって銀行の融資が難しくなるという説明について、低い預金金利を維持したい銀行側を擁護する議論だと批判した。
・銀行が大きな銀行収益を上げている背景には、預金を低い金利で集められる構造があるとの見方を示し、預金者への支払いを増やす余地があると述べた。
・具体例として、銀行は日銀当座預金に年1.25%の金利を受け取っている一方、企業の当座預金には金利を支払っていないと説明した。
・そのうえで、企業の当座預金にも一定の金利を支払い、一般の預金者にも金利を還元すれば、その分だけ銀行収益は下がると論じた。
・髙橋氏は、銀行の利益を現在より抑えてでも、預金者に適切な金利を支払うべきだという考えを示した。
キーワード:融資,預金金利,銀行収益,日銀当座預金,当座預金

信用リスクと流動性から考える本来の金利

・髙橋氏は、信用リスクを比較すると、国より銀行のほうが破綻する可能性が高いため、理論上は銀行預金金利に、そのリスクに見合う上乗せが必要だと説明した。
・また、国債は市場で売却できる一方、定期預金は市場で売れず、銀行で解約する必要があるため、流動性が低いと論じた。
・髙橋氏は、この換金・解約のしにくさについても、本来は金利を上乗せする理由になると述べた。
・以上の信用リスクと流動性を踏まえれば、銀行預金金利は国債金利より高くなるはずだというのが、髙橋氏の理論的な説明だった。
・現実には逆の関係になっているとして、その状態を当然視して擁護する議論は、銀行側に立ったものだと批判した。
キーワード:信用リスク,銀行預金金利,定期預金,流動性,国債金利

国債入札の仕組みと担当時代の経験

・髙橋氏は、国債入札では、各金融機関が購入希望額と金利を提示し、発行する財務省が低い金利の申し込みから順に採用すると説明した。
・例として、発行予定額が1,000億円なら、各社が20億円、50億円などを申し込み、採用額が予定額に達したところで区切ると述べ、この境界を決める作業を足切りと表現した。
・金融機関から見ると、採用される境界ぎりぎりの金利で落札できることが、入札の巧拙を評価するポイントになると説明した。
・髙橋氏は、自身が担当者として足切りを頻繁に行っていたと振り返り、国の資金事情によっては、予定額が1,000億円でも1,100億円や1,200億円程度まで採用する場合があったと語った。
・また、金融機関が金利を書き間違えて極端に低い数字で入札し、代理業務を行う日銀を通じて訂正の連絡が来たこともあったと紹介した。
・そうした誤入札は銀行に大きな損失を生じさせかねず、担当者の処遇に影響することもあったと述べ、自身は誤りを認識しながら、そのまま落札させたことはないと振り返った。
キーワード:国債入札,金融機関,財務省,1,000億円,足切り