【要約】社会的割引率見直しへ!【髙橋洋一チャンネル#1604】

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社会的割引率見直しへ
【要約】『高橋洋一チャンネル#1604』
社会的割引率と公共事業の評価
・髙橋氏は、公共事業では費用と将来得られる便益を比べる費用便益分析を行い、B/C(費用便益比)を事業の採択や優先順位の判断に使うと説明した。
・社会的割引率は、将来の便益を現在の価値に換算するための数値で、設定が適切でなければB/C(費用便益比)も正しく計算できないと述べた。
・事業の採否がすべて計算だけで決まるわけではないが、数値に基づく評価は判断の根拠を示し、政治的な介入を抑える助けになるとの見方を示した。
・髙橋氏は、公共事業を報じる際にも、大臣を巡る問題だけでなく、各事業の費用便益分析や採択の根拠を調べるべきだと主張した。
キーワード:社会的割引率,費用便益分析,B/C(費用便益比),公共事業
4%の設定経緯と長年の据え置き
・髙橋氏によると、日本では1990年代後半から公共投資の費用便益分析を本格的に導入する動きがあり、その過程で社会的割引率の決め方が課題になった。
・当時、国土交通省にいた同氏は各国の制度を調査し、多くの国が国債金利を基礎に、物価上昇分を除いた実質金利などを用いていると報告した。
・日本の当時の数値は約3.5%と試算し、安全側に見て**4%**としても大きな違いはないと伝えたが、同時に毎年見直すよう求めたという。
・しかし、**4%**という数値だけが採用され、金利が下がった後も見直されずに据え置かれた、と髙橋氏は説明した。
・当時の関係者にも毎年見直すという趣旨が十分に伝わらず、その後、国会で見直しを求める質問が行われても変更には至らなかったと振り返った。
キーワード:公共投資,費用便益分析,社会的割引率,国債金利,4%
見直しに向けた大臣の対応と新たな水準
・髙橋氏は9月30日に国土交通相へ社会的割引率の見直しを提案し、その場で速やかに取り組むとの返答を得たと説明した。
・約1週間後に、委員6人による検討会が開かれたとして、日程調整が必要な会議を短期間で実施した対応を高く評価した。
・適切な数値があらかじめ決まっているわけではなく、基本的には実質国債金利を参考に検討すべきだと述べた。
・番組で挙げた10年物国債の金利約3%から物価上昇率約2%を差し引くと、実質金利は約1%になると説明。平準化なども考慮すれば、新たな水準は**1~2%程度ではないかと予想した。
・この1~2%**は髙橋氏の見通しであり、検討会で決定した数値として紹介されたものではない。
キーワード:国土交通相,社会的割引率,実質国債金利,1~2%
採択事業の増加と投資への波及
・髙橋氏は、社会的割引率が4%から下がれば将来の便益が現在価値で大きく評価され、採択可能な公共事業が増えると予測した。
・採択対象は現在の1.5~2倍程度になる可能性があると述べたが、実際にすべての事業を直ちに実施できるわけではないとも説明した。
・建設業の人手不足を踏まえ、事業量は徐々に増やすことになり、賃金を上げて人材を確保したり、機械やロボットを導入したりする動きにつながるとの見方を示した。
・公共事業は工事中に機械などの需要を生み、完成後には高速道路のインターチェンジ周辺での開発のように、民間投資も呼び込むと説明した。
・髙橋氏は、投資の拡大によって需要と供給力の双方が高まれば、長期的な物価上昇を抑えながら経済が成長する可能性があると分析した。
キーワード:社会的割引率,公共事業,1.5~2倍,人手不足,民間投資

