【要約】皇室典範改正へ「1つの朗報」とそれでも残った「障害」【門田隆将チャンネル#0236】

【要約】皇室典範改正へ「1つの朗報」とそれでも残った「障害」【門田隆将チャンネル#0236】
『門田隆将チャンネル」は、作家・ジャーナリストの門田隆将氏が日本の政治経済世界情勢などの側面や裏側をジャーナリストの視点で切り込むYouTubeチャンネルです。

『門田隆将チャンネル#0236』を要約

サッカー日本代表・チュニジア戦に見る森保監督の采配

・今回のチュニジア戦では、森保ジャパンの戦術的な完成度と、森保監督の采配力が強く感じられた
・日本代表は、世界的にも優れたドリブラーである三笘薫を欠き、さらに前回のオランダ戦で久保建英も負傷するという厳しい状況に置かれていた
・攻撃の中心となる選手を相次いで失ったことで、どのような布陣を組むのか注目されたが、森保監督は上田綺世のワントップを軸にしつつ、シャドーの位置に鎌田大地を起用した
・さらに、試合開始から伊東純也を投入したことで、攻撃にスピードと縦への推進力が加わった
・特に印象的だったのは、空中戦に頼るのではなく、地上を通す高速の縦パスを徹底した点である
田中碧から鋭い縦パスが入り、それを上田綺世がワンタッチでつなぎ、最後に伊東純也が決め切る場面は、日本代表の連動性と完成度を象徴していた
・主力を欠いても、チーム全体で穴を補い、むしろ新たな強さを見せたことに大きな感動があった
・この日は各番組や周囲でもサッカー日本代表の話題が中心となり、森保ジャパンの進化を実感する一日となった
キーワード:森保ジャパン,チュニジア戦,三笘薫,久保建英,上田綺世,鎌田大地,伊東純也,田中碧,高速の縦パス

皇室典範改正案の要綱に見えた一つの朗報

・今回の大きな論点は、皇族数の確保に関する皇室典範改正案の要綱が、衆参両院の正副議長によって承認・公表された点である
・焦点の一つは、内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持できるようにする案であった
・この案自体には反対の立場であったが、すでに与野党の大枠で成立の方向が見えているため、重要なのは「配偶者と子に皇族の身分を与えない」と明記されるかどうかだった
・要綱では、皇室典範第12条を改正し、内親王・女王が天皇および皇族以外の男子と婚姻しても、皇族の身分を離れないことができるとされた
・一方で、本人の意思によって皇族の身分を離れることも可能とされており、婚姻後に皇族に残るか離れるかを選べる形になっている
・ここで重要なのは、皇室典範第15条には手が加えられていない点である
・第15条では、皇族以外の者およびその子孫は、女性が皇后となる場合や皇族男子と婚姻する場合を除き、皇族となることができないとされている
・つまり、女性皇族が民間男性と結婚して皇族の身分を保持したとしても、その配偶者子供は皇族にならないと解釈できる
・この点については、女系天皇への道を開く懸念が一つ取り除かれたと見ることができ、朗報である
キーワード:皇室典範改正案,皇族数の確保,内親王,女王,婚姻後の身分保持,皇室典範第12条,皇室典範第15条,配偶者,子供,女系天皇

旧宮家男系男子の養子縁組に残る重大な懸念

・一方で、もう一つの大きな懸念は、旧宮家の男系男子を皇族に復帰させるための養子縁組案に残っている
・要綱では、養子となれる対象を「15歳以上の男子で、配偶者および子がない者」に限るとされている
・これは、皇室典範第15条の原則にかかわらず、旧宮家の男系男子が養子縁組によって皇族となることを可能にする内容である
・しかし問題は、「15歳以上」という年齢制限を明確に設けている点である
・15歳というラインを設けると、候補者が年齢に達した時点で、メディアや左派勢力、外国勢力などから集中的な圧力や工作を受ける危険がある
・候補者が「将来、養子縁組によって皇族になる可能性のある人物」と見なされれば、本人や家族が執拗な取材、嫌がらせ、政治的圧力の対象になるおそれがある
・その結果、養子縁組を希望する旧宮家の男系男子が現れなくなり、制度があっても実際には機能しない可能性がある
・さらに、30年後に制度を見直すとされているため、その間に養子縁組が一件も成立しなければ、「制度は不要だった」とされ、男系男子による皇統維持の道が閉ざされる危険がある
・皇統を守るための制度であるにもかかわらず、年齢制限が逆に候補者を攻撃対象にしてしまう点が、極めて大きな問題である
キーワード:旧宮家,男系男子,養子縁組,15歳以上,配偶者なし,子なし,皇族復帰,皇統維持,年齢制限,制度見直し

今後の焦点は「15歳以上」規定の修正に絞られた

・今回の要綱によって、女性皇族の婚姻後の身分保持については、配偶者と子が皇族にならない方向が見えた
・そのため、今後の最大の焦点は、旧宮家男系男子の養子縁組に関する「15歳以上」という規定を修正できるかどうかに絞られた
・この規定をそのまま残せば、候補者が特定されやすくなり、制度そのものを機能不全に追い込む危険がある
・維新や自民党の保守派には、この問題点を正面から受け止め、残された審議の中で修正に向けて動くことが求められる
・今回の内容は、一方では配偶者と子の皇族化を防ぐという朗報があったが、他方では養子縁組制度を骨抜きにしかねない重大な懸念も残した
・皇統を安定的に守るためには、旧宮家男系男子が安心して養子縁組に応じられる制度設計が必要であり、候補者を攻撃対象にするような規定は避けるべきである
・今後は、「女性皇族の配偶者・子は皇族にならない」という点を維持しつつ、「15歳以上」という制約を取り除けるかが最大の課題となる
キーワード:15歳以上規定,制度修正,維新,自民党保守派,皇統安定,旧宮家男系男子,養子縁組制度,候補者保護,皇族数確保