【要約】薛剣総領事への祝電に驚くなかれ「自民党」には2つの人種がいる【門田隆将チャンネル#0329】

【要約】薛剣総領事への祝電に驚くなかれ「自民党」には2つの人種がいる【門田隆将チャンネル#0329】
『門田隆将チャンネル」は、作家・ジャーナリストの門田隆将氏が日本の政治経済や世界情勢などの側面や裏側をジャーナリストの視点で切り込むYouTubeチャンネルです。

『門田隆将チャンネル#0329』を要約

薛剣総領事主催の祝賀行事に送られた祝電への批判

・門田氏は、薛剣総領事が主催する中国の建国77周年のレセプションに、現職の文部科学大臣や党人事局長の松川るい氏ら、自民党の政治家が祝電を送ったと紹介した。
・薛剣総領事について、高市首相に対して「その汚い首を切ってやる」と発信した人物だと説明し、門田氏はその発言を「殺人予告」として厳しく非難した。
・門田氏は、本来なら国外退去の対象とすべき外交官に対し、日本側の政治家が問題点を指摘せず、招待への謝意や日中関係の重要性ばかりを述べていると批判した。
・前回の動画で送付者を取り上げたところ、大きな反響があったと報告。一部には慣例的、自動的に送ったケースもあるかもしれないとしつつ、それで済ませられる問題ではないとの認識を示した。
・今回の問題を単なる儀礼の是非にとどめず、日本への威圧的な言動を受けても中国への配慮を優先する政治家の対中姿勢を問うものと位置付けた。
キーワード:薛剣総領事,建国77周年,祝電,自民党,対中姿勢

神戸市議が示した「主権と法の支配を求める祝電」の例

・門田氏は、ある神戸市議が「自分ならこういう祝電にする」として発信した文案を紹介した。実際に送付されたものとしてではなく、祝意とともに中国側へ要求を伝える例として取り上げた。
・文案は、日中が真に安定した関係を築く前提として、互いの主権と領土を尊重し、国際法と法の支配を守る必要があると訴える内容だった。
・尖閣諸島は日本の領土であると明記し、日本の領海での公船の活動や、軍事力を背景とする一方的な現状変更は容認できないとしている。
・台湾については、中華人民共和国が1949年の成立以来、一度も統治・支配したことがないと指摘。その人々の自由と尊厳を無視する軍事的威圧を改めるよう求める内容だった。
・最後に、日本の領土と主権を尊重し、周辺諸国や台湾と平和的に共存するよう要求。門田氏は、このように問題点を明示する祝電であれば送る意味があると評価した。
キーワード:神戸市議,主権,国際法,法の支配,尖閣諸島,台湾

岩屋氏と松川氏を例に挙げた外交姿勢への疑問

・門田氏は、岩屋氏が中国側の要人と会い、日本の指導者による台湾問題での発言を早急に是正する必要があると言われ、その要求を日本へ伝える役割を担っていると批判した。
・こうした対応は、中国側から軽く扱われることにつながると主張し、相手の要求を受け入れる方向に動く政治家の姿勢を問題視した。
・松川るい氏については、安倍氏の存命中には対韓政策としての戦略的放置を支える側にいた一方、同氏が2022年7月8日に亡くなった後、姿勢を変えたと指摘した。
・具体例として2022年9月の新聞記事を挙げ、難しい問題があるときほど意思疎通が重要で、放置しても解決しないという趣旨の発言を紹介。門田氏は、岸田氏の方針に合わせた転換だと分析した。
・門田氏の説明では、安倍氏の戦略的放置は、韓国側による約束や要求の変更、歴史問題を使った日本批判に対し、日本の怒りを理解してもらい、真の友好につなげるための政策だった。
・その経緯を踏まえ、松川るい氏の方針転換と今回の祝電を、指導者や立場に応じて態度を変える政治姿勢の表れだと批判した。これは門田氏による人物評価である。
キーワード:岩屋氏,松川るい氏,安倍氏,戦略的放置,岸田氏

自民党内の「二種類の政治家」と安全保障への危機感

・門田氏は、自民党の議員を大きく分けると、日本の存続と安全を優先する政治家と、自らの出世や地位を優先する政治家という「二種類」がいるとの見方を示した。
・前者を保守現実派と呼び、東シナ海、沖縄、台湾、台湾海峡の平和を守るため、侵攻すれば対抗するという意思を示し、抑止力によって衝突を防ごうとする政治家だと説明した。
・その具体例として高市首相を挙げ、9月22日に国連の場でトランプ氏と会談したことも、米国の姿勢が変わって平和が崩れるのを防ぐための働きかけだったと評価した。
・一方、今回祝電を送った政治家については、大臣や党幹部になることを目指し、中国との関係や利権から利益を得ようとしていると批判。ただし、これは門田氏の見立てであり、個々の送付者の動機を確認した説明ではない。
・門田氏は、中国の政策や教育、対日姿勢を理解し、中国には行けないと考える当選1回の議員も知っていると述べ、同じ党でも安全保障への認識に大きな差があると強調した。
キーワード:自民党,出世,保守現実派,台湾海峡,抑止力,高市首相

アジア大会での台湾応援をめぐる対応への批判

・門田氏は、愛知・名古屋のアジア大会で、青天白日旗や「台湾」と書かれたタオルをめぐり、台湾の観客が制止され、会場から連れ出されたとする問題を取り上げた。
・台湾人女性への対応に愛知県警の警察官が付き添っている様子も自身の投稿で紹介したと述べ、警察がその対応に加担する形になっているのではないかと問題視した。
・複数の会場で、台湾の観客が単に退場を促されるだけでなく、威嚇や恫喝を受けているとの情報があると説明した。一方、対応した人々の国籍については、門田氏が映像や写真から推測する発言も含まれていた。
・門田氏は、自由な国である日本の会場で、台湾側への抑圧と受け取られる対応が行われるのはおかしいと批判し、大会運営に中国企業が関与していることと結び付けて論じた。
・この問題を応援用の旗やタオルの扱いだけに限定せず、日本国内で誰の判断や価値観に基づいて大会が運営されているのかという問題として提起した。
キーワード:アジア大会,青天白日旗,台湾の観客,愛知県警,中国企業

大会運営の不備と大村知事の責任

・門田氏の説明では、大会運営はフランス企業が元請けとなり、開閉会式の企画・制作・運営や競技器具など、個別の業務に多数の中国企業が関わっているという。
・その体制について、愛知県や名古屋側が場所を提供しながら、実際の運営を相手任せにしていると批判した。
・選手のコンテナ宿泊施設にも言及し、身長2メートルを超えるバスケットボール選手が、脚を十分に伸ばせない狭いベッドの写真をXに投稿して窮状を訴えたと紹介した。
・さらに、サッカー選手を離れた野球場へ連れて行く誤送迎や、韓国と北朝鮮の国歌取り違えなどが起きていると述べ、大会運営の混乱を指摘した。
・門田氏は、こうした不備で大会の評価が下がれば、最終的に傷つくのは日本の評判だと強調。組織委員会会長を務める大村知事が、この運営体制を受け入れた責任を問うた。
・今回の運営問題にも、日本全体への影響を自分の責任として考えない姿勢が表れているとし、祝電を送った政治家への批判と共通する問題だと論じた。
キーワード:中国企業,コンテナ宿泊施設,誤送迎,国歌取り違え,日本の評判,大村知事

中国の影響力への警戒と高市政権の行方

・門田氏は、中国による日本への働きかけは、1972年の日中国交正常化以降に始まったものではなく、それ以前から続いてきたという認識を示した。
・現在は政権党、官僚、企業、特に地方自治体にまで中国の影響力が及んでいると主張し、その状況を「侵略」という強い表現で批判した。
・一方、高市政権については、中国側の意向に沿って日本の政策が動くことを阻む存在だと評価し、それが中国から激しい攻撃を受ける背景だと分析した。
・現職閣僚も祝電を送っていることを踏まえ、高市政権が倒れれば、再び親中政権が成立する可能性があると警告した。これは門田氏による今後の政治情勢の見通しである。
・門田氏は、高市首相が人事権を握って政策を進める必要があると主張し、国民も党名だけで判断せず、個々の政治家の行動や危機意識の違いを見極めるべきだと訴えた。
キーワード:日中国交正常化,官僚,地方自治体,中国の影響力,高市政権,親中政権