【要約】アメリカ中間選挙 予想通り共和党敗北とこれから【髙橋洋一LIVE#20261104】

INDEX(目次)
アメリカ中間選挙
【要約】『高橋洋一チャンネルLIVE#20261104』
予測市場を使った選挙分析と世論調査との違い
・髙橋氏は、約2週間前から予測市場の数字を基に、民主党が多数派を獲得する確率は下院で約9割、上院で6~7割と説明していたと述べた。
・共和党の勝利を期待する人から「世論調査は当てにならない」と反論されたが、自身が用いたのは調査結果ではなく、参加者が資金を賭ける市場の数字だと強調した。
・予測市場は損得を伴うため、報道機関の見通しや個人の意見とは異なる厳しさがあり、判断材料として重視していると説明した。
・ただし、市場の数字だけを採用せず、過去の経済指標と選挙結果の関係による定量分析と照合し、大きな矛盾がないことを確認したという。
・自身は比較的共和党を好むものの、政治的な好みと分析結果は分け、期待ではなく計算に基づいて予測すべきだと述べた。
キーワード:予測市場,世論調査,定量分析,政治的な好み
ガソリン価格の上昇が共和党敗北を拡大したとの分析
・髙橋氏は、米国ではガソリン価格と与党支持率の間に強い関係があり、1ガロン当たり10セントの値上がりで、支持率が約0.5ポイント下がると説明した。
・戦争以降、価格が約3ドルから4.2ドルへ1.2ドル上がったため、支持率を6~7ポイント程度押し下げる計算になり、実際に約8ポイント下がった動きとも大きく違わないと述べた。
・支持の変化から下院の議席減もある程度見積もれるとし、こうした計算が予測市場の数字を裏付けていたと説明した。
・敗因については、イラン戦争への関与が長引き、原油とガソリン価格が上昇したことが、トランプ政権の大きな失点になったと分析した。
・もともと中間選挙は政権与党に不利で、勝つ確率は1割程度だという見方を示し、今回は失点によって敗北の規模が拡大したと評価した。
キーワード:ガソリン価格,与党支持率,予測市場,イラン戦争,中間選挙
上下両院の情勢と最終議席数の見通し
・髙橋氏は、収録時点の日本時間午後2時ごろの開票状況について、民主党が上院で52議席を確保し、すでに過半数に達していると説明した。
・下院についても民主党が過半数を超える見通しを示し、共和党が上下両院の多数派を失う大勢は決まったとの認識を述べた。
・最終議席数の予測として、上院は民主党55議席前後、共和党45議席前後、下院は民主党260議席前後、共和党170議席前後という概数を挙げた。
・これらは収録時点の推計であり、全選挙区の結果が確定した数字として示したものではない。
・州ごとに選挙の運用が異なり、郵便投票の扱いにも違いがあるため、最終確定には4日から1週間程度かかっても不思議ではないと説明した。
キーワード:開票状況,上下両院,最終議席数,郵便投票
議会と大統領の対立で内政は進みにくくなるとの見方
・髙橋氏は、共和党が下院の多数派を失えば、予算編成でトランプ政権の意向を通すことは難しくなると分析した。
・予算を成立させるには民主党の要求を相当程度取り入れ、共和党との間で交渉を重ねる必要があると見通した。
・法案についても、議会多数派の民主党が成立を目指しても、大統領が拒否権を使う可能性があるため、双方の政策が進みにくくなると説明した。
・内政は対立と妥協を繰り返す一方、予算そのものは交渉によって作ることになるだろうとの見方を示した。
・こうした状況では、トランプ大統領が内政の調整を他の担当者に委ね、自らの裁量が大きい外交に力を向ける可能性があると述べた。
キーワード:予算編成,民主党,共和党,拒否権
APECでの米中露接触と核軍縮をめぐる駆け引き
・髙橋氏は、外交は大統領権限の範囲が大きいため、議会で不利になっても、トランプ氏が積極的に動く可能性があると分析した。
・11月中旬に中国・深圳で開かれるAPECをめぐり、プーチン氏が習近平氏とトランプ氏との米中露三者会談を提案していると述べた。
・ウクライナ問題を中心に話せば米国側が不利になる懸念がある一方、厳密な形式を取らない接触なら実現する可能性があると見通した。
・議題を核軍縮にすれば、従来の米露間の枠組みに中国を加えることになり、中国は嫌がるだろうと分析した。
・日本については、高市首相が現場の状況に応じて接触の機会を捉えることに期待を示し、国際会議では瞬時の判断も重要だと述べた。
キーワード:大統領権限,APEC,米中露三者会談,ウクライナ問題,核軍縮
北朝鮮交渉の可能性とイラン情勢への懸念
・髙橋氏は、トランプ氏にとってロシアに譲歩したり、習近平氏の評価を高めたりする展開は不愉快なはずだとして、別の議題として北朝鮮問題を取り上げる可能性を指摘した。
・米朝間の交渉が進めば、日本も拉致問題で利益を得る可能性があるとの期待を示した。
・一方、外交・軍事面で行動を強める中で、トランプ氏がさらにイランへの軍事行動に踏み込む可能性もあると予測した。
・ただし、イランは容易には屈しないと述べ、すでに長期化した関与が原油価格上昇を通じて政権を苦しめた点を改めて問題視した。
キーワード:北朝鮮問題,拉致問題,イランへの軍事行動,原油価格
次期大統領選への影響と日本の対応
・髙橋氏は、今回の敗北規模が大きければ、共和党の次期大統領選にも影響が及ぶ可能性があると述べた。
・バンス氏の地元でも共和党が苦戦しているとして、同氏を次の候補として推すことへの疑問が党内で強まる可能性を指摘した。
・民主党が次の政権を担えば、バイデン政権期のような方向へ政策が大きく変わることもあり得ると見通した。
・日本は米国の選挙結果を変えられないため、どちらの政党が政権を担っても、国益を損なわないよう対応するしかないと主張した。
・選挙分析では希望や落胆と結果を切り離し、冷静な分析を続ける必要があると強調した。
キーワード:次期大統領選,バンス氏,国益,冷静な分析

