【要約】石油危機を煽りたいオールドメディア もうそろ限界【髙橋洋一チャンネル#1507】

INDEX(目次)
TBSサンデーモーニング 石油備蓄が減少
【要約】『高橋洋一チャンネル#1507』
石油備蓄減少報道と供給不安の見方
・TBS系番組や東洋経済などで、石油備蓄が3月14日時点の242日分から5月5日時点で206日分に減少し、イラン戦争やペルシャ湾情勢による供給不足リスクが報じられている
・しかし、2か月近く経過して36日分の減少にとどまっているため、髙橋氏は「思ったほど減っていない」と指摘
・石油備蓄は、まさに有事や供給混乱の際に使うためのものであり、こうした状況で備蓄が減ること自体は当然だと説明
・ペルシャ湾ルートが混乱しても、中央アジアやアメリカなど他地域からの供給、代替ルート、非OPEC諸国の増産などがあるため、直ちに深刻な不足になるとは限らない
・報道では「記録的な速さで在庫が減少」と強調されているが、備蓄の役割や供給ルートの多様化を踏まえると、過度に不安を煽る見方には慎重であるべきだとしている
キーワード:石油備蓄, イラン戦争, ペルシャ湾情勢, 供給不足, 代替ルート, 非OPEC, 在庫減少
マスコミ報道と「危機を煽る構図」
・髙橋氏は、マスコミには「大変だ」「危機だ」と報じたがる傾向があり、冷静に「案外大丈夫ではないか」と言うと話題になりにくいと指摘
・4月初旬には、ナフサ不足や石油関連資材の不足を懸念する声が強かったが、1か月ほど経過すると現場ではかなり通常状態に戻ってきているという見方を示した
・「6月ごろに本当に不足するのか」はまもなく分かるため、現時点で過剰に騒ぐよりも、実際の状況を見極めるべきだとしている
・テレビでは、ナフサ不足によりポテトチップスの袋が白くなるといった報道もあったが、髙橋氏は「仮に白くなったとしても、それ自体が大問題なのか」と冷静に受け止めている
・ナフサ不足への一時的な対応が表面化しているだけで、年内は供給が潤沢だと分かれば、こうした騒ぎも収まる可能性が高いと見ている
キーワード:マスコミ報道, 危機煽り, ナフサ不足, ポテチ袋, 供給不安, 冷静な見極め
一部業者による値上げ要請と市場の平準化
・髙橋氏は、実際に一部業者から「イラン情勢により供給不足になるため価格を引き上げたい」という趣旨の連絡を受けたと明かした
・しかし、すぐに対応する必要はないと判断し、しばらく様子を見たところ、その後「状況が変わった」として値上げの必要性が薄れたという
・これは、一部業者が情勢不安を理由に価格改定を試みた可能性を示す事例として紹介された
・他の業者では同様の問題が起きていないことも確認しており、全体として供給が確保されていれば、個別の供給不安は比較的処理しやすいと説明
・1か月程度の時間が経過する中で、各社が計算や手配を進め、相談窓口なども機能したことで、個別の問題は徐々に解消されていったと見ている
キーワード:値上げ要請, イラン情勢, 供給不足, 業者対応, 市場平準化, 価格改定
日本の備蓄体制とインドとの違い
・日本では、原油供給が減った分を他のルートから補うなど、消費者や産業が困らないように調整が行われていると髙橋氏は評価
・本当にホルムズ海峡が物理的に閉鎖され、イランとアメリカが大規模な軍事衝突に入るような事態になれば別だが、現時点ではそこまでの段階ではないとしている
・インドでは1年間の自粛を呼びかけるような動きがあったとされるが、これはもともとの備蓄水準が低いことが背景にあると説明
・備蓄が少ない国では節約や自粛を求めざるを得ないが、日本のように一定の備蓄を持つ国では、現段階で自粛を呼びかける必要性は低いと見ている
・むやみに自粛を呼びかけると、かえって不安を煽り、経済活動を萎縮させるリスクがあるため、コロナ禍のような過剰自粛に陥らないよう注意が必要だとしている
キーワード:日本の備蓄体制, ホルムズ海峡, インド, 備蓄水準, 自粛要請, 経済萎縮
石油流出問題と衛星監視による検証可能性
・石油施設や備蓄基地が満杯になると、いずれ何らかの対応を迫られるため、石油流出問題についても髙橋氏は以前から懸念を示していた
・もし壊れた施設から流出したという形を取れば、イラン側は「施設破壊が原因で石油が流れた」と説明できる可能性がある
・一方、アメリカ側から見れば、壊れた施設を利用して意図的に流したのではないかという見方も成り立つ
・ただし、石油がいつから流れ始めたのかは、時系列データや人工衛星による観測である程度確認できるため、原因の検証は可能だとしている
・海上は遮るものが少なく、衛星からの監視で流出の広がりやタイミングが把握されやすいため、意図的な流出であれば発覚しやすいと説明
・髙橋氏は断定を避けつつも、石油備蓄基地が満杯になる時期と流出発生のタイミングが重なっている点には注目すべきだとしている
キーワード:石油流出, 備蓄基地, 人工衛星, 衛星監視, イラン, 施設破壊, 時系列データ
