【要約】日本版DOGEの体たらくに片山大臣が火を吹く?【髙橋洋一チャンネル#1547】

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日本版DOGE
【要約】『高橋洋一チャンネル#1547』
日本版DOGEの自主点検で廃止明示は1件のみ
・日経新聞は、政策効果の乏しい減税措置や補助金を見直す日本版DOGEについて、各省庁の自主点検結果を報じた
・約120件の租税特別措置や優遇制度のうち、現段階で廃止時期を明示したものは1件にとどまり、歳出削減や新たな財源の確保が難航しているとの内容だった
・髙橋氏は、各省庁に自分たちが所管する制度を自主的に点検させても、積極的に廃止案を出す可能性は低く、1件という結果はある程度予想できたと指摘した
・制度を所管する官僚にとって、自らの権限や関係業界とのつながりを縮小する見直し案を出すことは難しく、自主点検だけでは限界があると説明した
・今回の結果だけを見て、日本版DOGEが失敗した、あるいは財源を捻出できないと結論づけるのは時期尚早だと述べた
キーワード:日本版DOGE,自主点検,租税特別措置,補助金,制度廃止
各省庁の自主点検では大胆な見直しは期待できない
・各省庁は、長年続けてきた減税措置や補助事業について、自分たちから「効果がないので廃止する」とは言い出しにくい立場にある
・制度の廃止は、省庁内の組織や担当部署の縮小だけでなく、関係する業界団体や企業からの反発にもつながる
・そのため、明らかに利用実績がなく、誰が見ても存続が難しい制度でなければ、自主点検の段階で廃止候補に挙げられにくい
・髙橋氏は、今回廃止を明示した1件も、利用者がほとんどおらず、関係団体から反発される可能性が低い制度ではないかと推測した
・本格的な見直しには、省庁任せではなく、政権側が明確な削減方針を示し、外部から厳しく査定する必要があるとした
キーワード::各省庁,自主点検,業界団体,既得権益,外部査定
本格的な査定は骨太の方針と概算要求後
・現在は、次年度予算編成に向けた作業が始まったばかりであり、予算や税制改正の全体像はまだ決まっていない
・今後、政府が策定する骨太の方針に、政策効果の乏しい租税特別措置や補助金を厳しく見直す方針が盛り込まれる可能性がある
・各省庁が予算要求を提出する概算要求は8月末まで続き、その後、9月から12月にかけて財務省や政権による査定が本格化する
・実際に複数の制度が削減・廃止されるとすれば、省庁の自主点検段階ではなく、年末の予算編成や税制改正の過程になる
・髙橋氏は、約120件のうち最終的に何件が見直されるかは現時点では分からず、1件からどこまで増えるかを見極める必要があると述べた
キーワード:骨太の方針,概算要求,予算査定,税制改正,年末編成
9月から12月に制度が削減される可能性
・8月末の概算要求後、各制度の政策効果や利用実績、費用対効果などを確認する査定作業が始まる
・利用者が少ない制度、目的を達成した制度、類似事業と重複している制度などは、削減や廃止の対象になり得る
・髙橋氏は、9月から12月にかけて、現段階では存続するとされている制度の一部が「バサバサと切られる」可能性があるとみている
・制度を廃止すると関係業界から反対運動や陳情が起きるため、政府側が反発を覚悟して判断できるかが焦点になる
・最初から業界団体の反発を避けようとすれば、本当に必要な見直しは進まず、形式的な点検で終わってしまうと指摘した
キーワード:制度削減,費用対効果,利用実績,予算編成,業界団体
日経新聞の「財源捻出困難」は結論が早い
・日経新聞は、廃止を明示した制度が1件しかなかったことから、日本版DOGEによる財源捻出の難しさが浮き彫りになったと報じた
・しかし、髙橋氏は、骨太の方針も概算要求も出ていない初期段階であり、財源を確保できないと判断する材料はまだそろっていないと反論した
・今回の自主点検は予算見直しの出発点にすぎず、年末まで続く作業の最初の結果だけを切り取っていると指摘した
・日経新聞には「減税や政策実現のための財源確保は難しい」という印象を早い段階から広めたい意図が見えると批判した
・制度の削減額や財源捻出額は、最終的な予算案や税制改正大綱がまとまるまで評価できないと述べた
キーワード:日経新聞,財源捻出,自主点検,予算編成,時期尚早
財務省が演出する「財源確保は難しい」という構図
・髙橋氏は、財務省にも、最初に「財源確保は非常に難しい」と強調しておきたい思惑があると分析した
・当初は見直し可能な制度がほとんどないと説明し、厳しい作業を続けた結果、最後に一定額を確保したと示せば、財務省の成果を大きく見せられる
・この方法では、本来削減できる制度があっても最初は少なく見積もり、年末に「努力して財源を出した」と演出することが可能になる
・髙橋氏は、こうした財務省と一部メディアのやり取りを、予算編成で繰り返される一種の茶番だと表現した
・現場の官僚は査定作業に追われるものの、全体を見れば財務省の権限や存在感を示すための情報発信になっているとした
キーワード:財務省,財源論,予算編成,情報リーク,茶番
官僚に人事上の責任を求めれば見直しは進む
・各省庁が制度の見直しに消極的なのは、廃止案を出さなくても担当者が責任を問われる仕組みになっていないためだと指摘した
・本気で無駄な制度を削減するのであれば、一定数の見直し案を出せない幹部に対し、人事上の責任を求めるほどの強い姿勢が必要になる
・政治側が明確な目標を設定し、省庁幹部に結果を求めれば、官僚は必死になって制度の利用状況や政策効果を調べるようになる
・一方で、各省庁の判断に委ねるだけでは、既存事業を守る方向に働き、形式的な点検結果しか出てこない
・日本版DOGEを実効性のある改革にするには、政治主導、人事評価、外部査定を組み合わせる必要があるとの認識を示した
キーワード:政治主導,官僚人事,制度見直し,政策効果,行政改革
民主党政権の事業仕分けと似た構造
・今回の日本版DOGEは、民主党政権時代に行われた事業仕分けと基本的な構造が似ていると説明した
・事業仕分けでは、公開の場で予算や事業の必要性を議論し、行政の無駄を削減する姿勢を国民に示した
・しかし、実際には財源捻出額よりも、「これだけ厳しく見直した」という政治的な演出が重視された面があった
・髙橋氏は、当時、事業仕分けへの参加を強く求められたものの、見せかけではなく本格的に調査すれば財務省にとって都合の悪い結果が出ると考え、距離を置いたと振り返った
・本当に財源を見つけることより、公開の場で改革している姿を見せることが目的になれば、行政改革の成果は限定的になるとした
キーワード:事業仕分け,民主党政権,行政の無駄,政治的演出,財源捻出
本格的に調べると財務省に不都合な財源が見つかる
・髙橋氏は、過去に事業仕分けへの参加を依頼された際、自分が本格的に調査すれば、財務省が想定していない埋蔵金や財源を見つけてしまうと伝えたという
・財務省側が求めるのは、財務省の管理下で一定の削減成果を示すことであり、外部の専門家が独自に大規模な財源を発見することではないと説明した
・政府資産、特別会計、基金、余剰金などを精査すれば、単純な歳出削減以外にも財源を確保できる可能性がある
・財務省の想定を超える財源が明らかになると、「増税や予算削減をしなければ政策を実現できない」という説明が崩れることになる
・そのため、財務省主導の改革では、財務省自身の権限や説明に影響する財源には踏み込みにくいと指摘した
キーワード:埋蔵金,政府資産,特別会計,基金,財務省
無駄削減より別の財源を探す方が効率的
・髙橋氏は、個々の補助金や租税特別措置を一件ずつ削るよりも、別の方法で大きな財源を探す方が効率的な場合があると説明した
・小規模な事業を多数見直すには、政策効果の検証、関係者との調整、法改正など、多くの時間と行政コストがかかる
・一方で、政府資産の活用、基金の整理、特別会計の余剰金などを調べれば、より少ない作業でまとまった財源を確保できる可能性がある
・無駄削減と新たな財源の発掘は、最終的に政策に使える資金を増やすという点では同じ結果になる
・そのため、政治的に目立つ事業廃止だけにこだわらず、費用対効果の高い財源確保策を優先すべきだと述べた
キーワード:財源発掘,政府資産,基金整理,特別会計,費用対効果
日本版DOGEは年末の結果で評価すべき
・現時点で示された廃止1件という数字は、各省庁による自主点検の初期回答にすぎず、日本版DOGE全体の成果を表すものではない
・今後、骨太の方針、概算要求、財務省査定、税制改正、年末の予算編成という複数の段階を経て、見直し件数や財源額が確定する
・髙橋氏は、現段階の報道だけで成功や失敗を判断するのではなく、最終的に何件が廃止・縮小され、どれだけの財源が生まれたかを見るべきだとした
・同時に、制度廃止だけでなく、政府資産や特別会計などから別の財源を確保できたかも評価対象にする必要がある
・日本版DOGEの実効性は、年末までに政治側が既得権益や省庁の抵抗を押し切れるかによって決まるとまとめた
キーワード:日本版DOGE,年末予算,既得権益,歳出改革,財源確保
