【要約】高市首相が打ち込む「トランプ・習近平会談」への執念の“楔”【門田隆将チャンネル#0318】

INDEX(目次)
高市首相が打ち込む「トランプ・習近平会談」への執念の“楔”
『門田隆将チャンネル#0318』を要約
米中首脳会談直前の日米首脳会談
・番組では、9月24日に予定される米中首脳会談を前に、日米両政府が9月22日の日米首脳会談開催に向けて調整しているとの報道を紹介した
・高市首相は国連総会への出席に合わせ、トランプ大統領と会談し、米中対話を前に日本の対中政策や安全保障上の懸念を伝える見通しだと説明された
・門田氏は、会談の狙いを、トランプ大統領に「中国へ譲歩してほしくない点」を直接伝え、米中間の取引に台湾問題が利用されるのを防ぐことだと分析した
・過去の米中首脳会談前にも高市首相が訪米したとして、今回もトランプ大統領への働きかけを重視しているとの見方を示した
・門田氏は、日本と台湾、東アジアの平和に関わる重大な外交局面だとして、高市首相の対応に期待を表明した
キーワード::日米首脳会談,米中首脳会談,台湾問題,トランプ大統領,高市首相
台湾海峡を支えてきた米国の抑止力
・門田氏は、米国がこれまで台湾海峡の平和と安定を重視する姿勢を示し、台湾への武器供与を続けてきたことが、中国に対する抑止力になってきたと説明した
・中国側にとっては、台湾へ侵攻した場合に米軍、とりわけ第7艦隊が介入する可能性を否定できないことが、大きな制約になっているとの見方を示した
・さらに、日本、台湾、米国が連携する可能性も、中国が軍事行動に踏み切るのをためらわせる要因だと分析した
・一方、トランプ大統領は中国が台湾を攻撃した場合に米国が防衛するかを明言しておらず、従来の戦略的曖昧性が今後どのように扱われるかが重要だと指摘した
・門田氏は、この曖昧さが不用意な発言によって変化したと受け取られれば、台湾海峡の緊張を高めかねないと懸念した
キーワード:台湾海峡の平和と安定,第7艦隊,戦略的曖昧性,台湾防衛,抑止力
トランプ発言が中国に誤解を与える危険性
・門田氏は、米中首脳会談でトランプ大統領が「中国の懸念を理解する」といった趣旨の発言をする可能性を、最大の懸念の一つとして挙げた
・一見すると外交上のリップサービスにすぎない表現でも、習近平国家主席が米国の台湾関与が弱まったと解釈する恐れがあると分析した
・バイデン前大統領は、中国が台湾を攻撃した場合に米国が防衛する趣旨の発言を繰り返した一方、トランプ大統領は同様の姿勢を明確にしていないと説明した
・そのため、米国側の言葉の変化が中国に誤ったシグナルを送り、台湾への軍事行動を誘発する可能性があるとの危機感を示した
・高市首相には、米中会談の直前に、相手を誤解させる表現を避けるよう直接求める役割があると主張した
キーワード:中国の懸念を理解する,言葉の変化,リップサービス,習近平国家主席,台湾関与
台湾向け武器売却が交渉材料になる懸念
・門田氏によると、トランプ大統領は5月の習近平国家主席との会談後、台湾向け武器売却を「非常に有効な交渉カード」とする趣旨の発言をした
・番組では、約140億ドル規模とされる武器売却が、トランプ大統領の承認待ちの状態にあると紹介された
・門田氏は、中国側が米国産の航空機や農産物などを購入する代わりに、台湾への武器供与を抑制または先送りさせようとする可能性があると推測した
・トランプ大統領が国内選挙を意識して中国との貿易成果を求めれば、台湾が米中取引の材料にされる恐れがあるとの見方を示した
・こうした情報を米国の軍事・安全保障関係者から聞いたとして、今回の日米首脳会談がなければ危険な状況になり得ると警戒感を表明した
キーワード::台湾向け武器売却,交渉カード,米中取引,武器供与,国内選挙
台湾有事と日本の安全保障
・門田氏は、米中間の取引で台湾が譲歩の対象となることを、日本にとっての最大の懸念だと位置付けた
・台湾海峡やバシー海峡が封鎖されれば、日本のシーレーンが大きな打撃を受け、経済や国家の存立に深刻な影響が及ぶと説明した
・また、台湾で軍事衝突が起きれば、尖閣諸島や南西諸島を含む沖縄も戦場となる可能性があり、台湾と日本の安全保障は切り離せないと主張した
・高市首相には、米国に対して「台湾有事は日本有事」との認識を改めて伝え、台湾海峡をめぐる従来の抑止力を維持するよう求める必要があるとした
・農産物や航空機などをめぐる米中交渉は進めても、台湾の安全保障については譲歩しないよう、首脳会談直前に「楔」を打ち込むことが重要だと訴えた
キーワード:台湾有事は日本有事,シーレーン,尖閣諸島,南西諸島,安全保障
高市外交への評価と会談への期待
・門田氏は、高市首相だからこそトランプ大統領と直接会談し、日本が譲れない安全保障上の一線を伝えられると高く評価した
・安倍元首相以来、日本は米国を中国側へ傾かせないよう働きかけてきたとし、高市首相もその外交路線を継承しているとの見方を示した
・一方、岸田・石破両政権や一部の政治家については、中国に融和的で安全保障上の危機感が不足していたと批判したが、これは門田氏自身の評価である
・今回の首脳外交では、台湾を取引材料にしないこと、戦略的曖昧性を維持すること、中国を誤解させる発言を避けることが重要だと整理した
・門田氏は、日本の懸念を直接伝えることで米中会談の内容や日程に影響を与える可能性もあると推測し、9月22日の会談に期待を寄せた
キーワード:高市外交,首脳外交,安倍元首相,対中政策,日本の懸念
