5月2日 – 今日は何の日?

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「郵便貯金」のはじまり

1950年(昭和25年)、日本郵政の前身である郵政省が郵便貯金制度を制定しました。

1875年(明治8年)のこの日、東京府下18か所と横浜1か所に貯金預所が創設され、郵便貯金の業務が始まりました。この制度を立案した前島密(まえじまひそか、1835~1919年)は、「日本近代郵便の父」として知られています。

前島密は、日本での郵便制度導入のためにイギリスの郵便制度を調査した際に、郵便局が為替・貯金業務も行っていることを知り、日本でもこれらの業務を導入するよう進め、自らが毎日のように新聞でPRに努めました。

当初、飛脚に代わる郵便と送金を目的とした為替に対する需要は高かったものの、郵便貯金については国民からなかなか集まりませんでした。このため、前島は貯蓄によって老人や子供を養うことができるという点に着目し、小学校の教育の中に貯蓄の道徳を取り入れることを提案しました。これにより、徐々に庶民の間に貯蓄思想が広まり、郵便貯金の資金も増加し、貯蓄率も1887年(明治20年)ごろから増加するようになりました。

郵便貯金の払戻しには期限あり!

平成19年9月30日以前に郵便局に預けた定額・定期・積立郵便貯金等は、全て満期を過ぎており、満期後20年2か月経つと、払戻しが受けられなくなります。

また、郵便貯金払戻証書は、発行日から3年6か月経過すると払戻しが受けられなくなります。

満期後に郵便貯金について手続(注.1)、その事実が確認された場合は、払戻しが受けられることもあるので、満期後20年2か月の期間の経過にかかわらず郵便局の貯金窓口またはゆうちょ銀行の店舗まで申し出るのが必要です。
注.1:郵便貯金証書または通帳の再交付に係る請求、印章変更の届出、氏名変更または住所移転の届出

前島密の主な実績

前島密(まえじま ひそか)は、日本の実業家・教育者であり、明治時代に西洋式の教育を普及させたことや、東京商工会議所の創設など、多くの業績を残しています。以下に前島密の主な実績を箇条書きでまとめます。

①日本で初めての洋学校である「私立英学校」(現在の慶應義塾高等学校)を創設し、西洋式の教育を日本に導入。
②慶應義塾大学の前身である「慶應義塾」の創設に尽力し、後に大学に発展させた。
③東京商工会議所の創設に関わり、日本における商工業の発展に貢献した。
④個人的に多額の寄付を行い、慈善事業にも尽力した。また、政治家としても活躍し、明治政府の要職に就任した。
前島密は、日本の近代化に大きな貢献をした人物として知られているのです。

 歴史上の出来事

 記念日・行事・お祭り

  • 緑茶の日
    日本茶業中央会が制定。八十八夜にちなむものであるが、八十八夜は年によって日が変わるので、平年は5月2日(閏年は5月1日)に実施している。
  • 郵便貯金の日(郵便貯金創業記念日)
    1875年のこの日に郵便貯金の業務が開始されたことを記念して、郵政省が1950年に制定。
  • 交通広告の日
    交通広告とは、駅や電車・バスの車内に貼られる広告のことで「こう(5)つう(2)」(交通)の語呂合せで関東交通広告協議会が1993年に制定。
  • 歯科医師記念日
    1906年のこの日に歯科医師法が施行されたことを記念して日本歯科医師会が1957年に制定。

 本日の誕生日

5月2日には、江戸幕府の第2代征夷大将の徳川秀忠、樋口一葉、アイドルを多く生み出した音楽プロデューサーの秋元康、夏木マリ、サッカー選手のデビッド・ベッカムが誕生しています。(敬称:略)

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