4月16日 – 今日は何の日?
by hamn

- 今日の名言
- 「人の成すことには潮時というものがある。うまく満ち潮に乗れば成功するが、その期をのがすと、一生の航海が不幸災厄ばかりの浅瀬につかまってしまう」
ウィリアム・シェイクスピア(英国の劇作家)
ピックアップ TODAY!
チャールズ・チャップリン
1889年(明治22年)のこの日、20世紀最大の映画監督であり、喜劇俳優であるチャールズ・チャップリンがイギリス・ロンドンで生まれた。
チャップリンは、同年代に活躍したコメディアン、バスター・キートンやハロルド・ロイドと並び、「世界の三大喜劇王」と呼ばれているが、彼らの純粋に「笑い」のみを追求したのに対し、山高帽にちょび髭、ドタ靴とステッキをトレードマークとするチャップリンの笑いには、下町に住む庶民の怒りや悲しみ、痛烈な社会風刺などが含まれ一線を画している。
「スラップスティックコメディ」
3人はいずれも「スラップスティックコメディ」という、体を張って笑いを取るスタイルで有名になった。パントマイムなどを駆使して、叩いたり叩かれたり、追いかけたり追いかけられたりする演技は、映画にまだ音声のないサイレント時代にベストな選択かもしれない。

生きる原動力
「笑いと悲しみ」を描くチャップリンの表現スタイルは、彼の生い立ちに拠るところが大きい。両親はともにミュージックホールの役者だったが、彼がまだ1歳のときに離婚し、その後、母親のもとで育てられる。初舞台は5歳。喉を潰してステージに立てなくなった母親の代わりに歌を歌い、大喝采を浴びたという。
しかし、翌々年に母は精神に異常をきたし、施設に収容。生きるためにチャップリンは、ありとあらゆる職を転々とし、自らの芸を磨いていった。
どんな状況でも「笑い」を忘れなかった。チャップリンにとって「笑い」とは、生きるための原動力だったのだろう。
名作「黄金狂時代」
映画評論家の淀川長治をして「チャップリンの何たるかを知るにはこの名作を見ないでは語れまい」と言わしめた『黄金狂時代』は、1925年に製作された名作です。
ゴールドラッシュ時代のアラスカを舞台に、飢えや寒さ、孤独と戦いながら、金脈を探し当てて一攫千金を狙う人々の、悲喜交々を描いたサイレント映画。
1940年代に私生活のスキャンダルと共産主義的傾向の疑いで非難され、人気は急速に低下した。1952年に『ライムライト』のプレミア上映のためロンドンへ渡航中、アメリカへの再入国許可を取り消され、それ以後は亡くなるまでスイスに定住した。
1972年、オスカー名誉賞を受賞。1975年、エリザベス女王からナイトの称号を授与されたが、1977年12月、スイスで脳卒中のため死去、88歳の波乱に満ちた生涯だった。
記念日・行事・お祭り
チャップリンデー
喜劇俳優・チャールズ・チャップリンの誕生日。
ボーイズビーアンビシャスデー
1877年のこの日、札幌農学校(現・北海道大学農学部)教頭のウィリアム・スミス・クラークが、「Boys, be ambitious」の言葉を残して北海道を去ったことにちなむ。
スポイラーのタイトル1978年(昭和53年)のこの日、東京・多摩湖畔で日本初の女子フルマラソンの大会「第1回女子タートルマラソン全国大会」が開かれた
歴史上の出来事
- 2020年(令和2年)
- 新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言(4月6日から発令)の対象が全都道府県に拡大。
- 2016年(平成28年)
- 熊本地震の本震が発生。
- 2013年(平成25年)
- 最高裁判所で水俣病患者認定緩和判決で遺族側が勝訴。
- 2003年(平成15年)
- 産業再生機構設立。
- 1991年(平成3年)
- ソ連のゴルバチョフ大統領が初来日。
- 1948年(昭和23年)
- 西ヨーロッパ16か国が欧州経済協力条約に調印し、欧州経済協力機構(OEEC)を結成(OECDの前身)。
- 1877年(明治10年)
- 札幌農学校教頭のウィリアム・スミス・クラークが、「Boys, be ambitious」の言葉を残して帰国。
今日の誕生日
- 1497年 – 毛利元就、武将(1571年逝去)
- 1755年 – エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン、画家(1842年逝去)
- 1867年 – ウィルバー・ライト、ライト兄弟の兄(1912年逝去)
- 1889年 – チャールズ・チャップリン、喜劇俳優、映画制作者(1977年逝去)
- 1924年 – ヘンリー・マンシーニ、作曲家(1994年逝去)
- 1931年 – 団鬼六、小説家(2011年逝去)
- 1934年 – 坂上二郎、タレント、俳優(2011年逝去)
- 1935年 – 紀田順一郎、小説家
- 1938年 – 岡八朗、喜劇俳優(2005年逝去)
- 1944年 – 団しん也、ヴォードビリアン、歌手、俳優
- 1947年 – 伊奈かっぺい、マルチタレント
- 1951年 – 片山敬済、オートバイロードレースライダー
- 1952年 – なぎら健壱、フォーク歌手、俳優
- 1952年 – ミシェル・ブラン、俳優、映画監督
- 1958年 – 国沢光宏、自動車評論家
- 1960年 – ピエール・リトバルスキー、元サッカー選手
- 1973年 – BONNIE PINK、シンガーソングライター
- 1975年 – 徳井義実、お笑いタレント(チュートリアル)
- 1983年 – 福岡晃子、ミュージシャン(チャットモンチー)
- 1986年 – 岡崎慎司、サッカー選手
- 1991年 – 宇垣美里、アナウンサー
- 1996年 – 池田エライザ、女優、ファッションモデル
- 1997年 – 小芝風花、女優