WordPressで足跡を残そう(その1)
WordPressとは?
あなたの生きた証として自分の記憶や記録を残すのもあなたのミッションの一つとなります。それらを残すには、様々なメディアがありますが、ホームページの作成も一つの選択肢です。
初歩の方向けにホームページを作る方法についてわかりやすく解説していくこととします。
ホームページを作りたいと考えている人にとって、WordPressはおすすめのツールの一つです。
WordPressは用途もさまざまで、個人のブログから企業や各官庁のWebサイトまで、広範囲に利用されています。選ばれるその理由は、何といってもプログラミングなどの専門的なスキルがなくてもホームページを作ることができることです。
さらに専門知識を得ることで、より自由自在に多機能でなホームページを作ることもできます。
最初にWordPressのメリットとデメリットについて説明します。
WordPressのメリット
WordPressのメリットは、以下の5点です。
- 無料でWebシステムを使用することができる
- ブログ形式で投稿の作成・更新ができる
- デザイン・テンプレートの種類が豊富
- プラグインが豊富で、便利な機能を追加できる
- Web上にWordPressに関する情報がたくさんある
無料でシステムを使用することができる
WordPressは、Webシステム自体のダウンロードは無料です。
また、いくつでも無料でダウンロードできるので、ホームページを複数運営することも可能です。
しかし、レンタルサーバーの契約や独自ドメインの取得には費用がかかります。
このことから、WordPressは他のサービスに比べて費用がかかるように見えますが、そうではありません。
たとえば、他のホームページ作成サービスは、無料でも独自ドメインを利用すると有料になることが多いです。
レンタルサーバーを借りた場合、独自ドメインの取得が無料サービスとなるサーバー会社もありますので、全体的なコストを見ることが大切です。
ブログ形式でページの作成・更新ができる
WordPressは、ブログ形式でページの作成や更新ができるので、簡単にホームページを作ることができるのです。
ブログはブログサービスで簡単に作れても、ホームページはHTMLやCSSなどプログラミングの知識がないと作れない、とイメージしていた人も少なくはないでしょう。
そのため、ホームページの作成は難しいという印象があったはずです。
しかし、WordPressはホームページを作り込むという感覚ではなく、ブログを書くような感覚で簡単にホームページ作成ができるのです。
基本的には、テキストの入力と画像の挿入だけでサクサクとページを作ることができます。
デザインテンプレートの種類が豊富
WordPressのメリットは、豊富なデザインテンプレートを使用できることです。
これは他のツールに比べても、かなり種類が豊富です。
複雑な操作は必要なく、無料のテンプレートはワンクリックで簡単にホームページへ反映できます。
また、テンプレートには無料と有料のものがありますが、無料テンプレートでも有料テーマと遜色ない魅力的なデザインのものも多く存在します。
カスタマイズの幅も広いので、知識とセンスを身につければ自由自在にカスタマイズすることが可能です。
プラグインが豊富
WordPressには、豊富なプラグインがあるのもメリットです。
世界中のクリエイターにより、WordPressが追加できる拡張機能が日々開発&公開されています。
そのため、専門的な知識がなくても簡単にホームページを強化・カスタムできるのです。
たとえば、以下のようなプラグインが存在します。
- スパム対策
- 問い合わせフォーム
- TwitterやFacebookなどSNSとの連携機能
- SEO対策
- サイトマップ自動生成
- Google AdSense管理
ほかにも、プラグインの中には商品カートやカード決済機能を追加できるなど、ECサイトに適したものもあります。
さまざまな形態に合わせた多くのプラグインとテンプレートがあるため、WordPressではどんなサイトでも作成することが可能です。
テンプレート同様、プラグインは導入方法も簡単で、ダッシュボードと呼ばれる管理画面上で簡単にインストール・アンインストールをおこなえます。
Web上に情報がたくさんある
WordPressに関する情報はWeb上に溢れているため、ホームページ作成中にわからないことが出てきても、解決法を簡単に調べることができます。
前述したように、WordPressは世界でも日本でも高いシェアを誇るサービスです。
そのため、開発やカスタマイズ方法など、多くの人がさまざまな情報を発信しています。
日本人ユーザーも多いので、日本語の情報を得られるのもWordPressのメリットです。
難しいHTMLやCSSの知識がなくてもカスタマイズできる方法が数多く紹介されています。
「ホームページをこうしてみたい」という考えがあれば、ほとんどのことは検索で見つけることができます。
WordPressのデメリット
簡単にホームページを作成できるWordPressですが、以下のようなデメリットもあります。
- 本格的なホームページを作るためには専門知識が必要
- SEO対策を自分で考えなければならない
- レンタルサーバーの契約と独自ドメインの取得が必要
- セキュリティ対策を自分でしなければならない
本格的なホームページを作るためには専門知識が必要
WordPressは、専門知識がなくてもテーマやプラグイン、システムが充実しているためホームページの作成が簡単にできます。
しかしその反面、本格的なホームページを作るためには、HTMLやCSS、PHPなどの最低限の専門知識は必要です。
単純なレイアウトなら簡単に作成可能ですが、複雑なレイアウト変更やテーマのカスタマイズなどをおこなうなら専門知識が必要になります。
また、定期的なバージョンアップが必要なため、自分で更新をおこなう必要があります。
SEO対策を自分でおこなう必要がある
ホームページで集客するには、SEO対策を自分でおこなう必要があります。
WordPressは基本的にSEOに強い作りになっており、システムやテーマには基本的なSEO対策機能が含まれています。
さらに、プラグインを使用するなど、自分で設定をおこなうことでよりSEO対策を強化することができます。
SEO対策はホームページへの集客に直接影響する重要なポイントなので、検索アルゴリズムの変動などにあわせて、自分でしっかりと対策しなくてはなりません。
レンタルサーバーの契約と独自ドメインの取得が必要
WordPressを使用するには、レンタルサーバーを契約する必要があります。
レンタルサーバーを契約するためには、月数百円~2,000円ほどの料金が発生します。
また、WordPressでホームページを運営するには、独自ドメインも必要になります。
独自ドメインも種類によって月100円~数千円などの料金が発生しますが、最近はXサーバーのように、レンタルサーバー契約時に無料で独自ドメインがもらえるサービスも増えてきたので利用するのも手です。
セキュリティ対策を自分でしなければならない
セキュリティ対策は自分でをおこなう必要があります。
WordPressは世界中で利用者が多く人気が高いツールであるため、ハッカーの標的になりやすいというデメリットがあります。
万が一攻撃を受けると、ホームページの内容を消されたり変えられたり、サービスによっては顧客情報が盗まれたりと重大な問題に繋がります。
ハッカーからの攻撃を防ぐには専門的な知識が必要ですが、WordPressプラグインなどによっても対策が可能です。
セキュリティ対策のプラグインはもちろん、セキュリティに強いレンタルサーバーを選択することも大切です。
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