9月27日 – 今日は何の日?

9月27日 – 今日は何の日?

今日の名言
「笑い声は時代を超え、想像力は年を取らない。そして、夢は永遠のものだ」

ウォルト・ディズニー(米国の実業家)

 ピックアップ TODAY!

黄ぶなの日」とは?

無病息災のお守りとして宇都宮市に伝わる「黄ぶな」を多くの人に知ってもらおうと、語呂合わせから9月27日が「黄ぶなの日」として登録されました。

「黄ぶな」の起源と伝説

「黄ぶな」は、栃木県宇都宮市を中心に伝わる郷土玩具で、文字通り「黄色いふな」を意味します。この玩具は、黄色い体に赤い顔、緑の尾、そして黒い背びれや腹びれという、日本の縁起を意識した色合いで作られています。特に、張り子の飾りとして親しまれており、観光のお土産としても非常に人気があります。

 

この「黄ぶな」の伝説は、江戸時代に天然痘という疫病が宇都宮周辺で大流行したことに関連しています。当時、地域の村人たちは疫病の終息を神に祈っていました。その中で、特に信心深いある村人が宇都宮市中心部の「田川」で大きな黄色いふなを釣り上げるという奇跡が起こりました。

 

このふなを病人に食べさせたところ、驚くべきことに病状が急速に回復したと言われています。この出来事を受けて、村人たちは「黄ぶな」を祀る風習を始め、それが今日まで続いています。

「黄ぶな」の現代での人気

2020年の新型コロナウィルスの流行を背景に、黄ぶなは再び注目を浴びることとなりました。もともとは地域限定のお守りや風習であった黄ぶなですが、この流行を受けて全国的にその存在が知られるようになりました。

特に、持ち運びができるキーホルダーや缶バッジ、スマホの待ち受け画面などの商品が非常に人気を集めました。また、実際に黄色いふなを食べることは難しいものの、それを模したお菓子も発売され、多くの人々に親しまれています。

日本の疫病除けの文化

日本には、黄ぶなのような疫病を退散させるための妖怪や神様が数多く存在します。例えば、アマビエは新型コロナウィルスの影響で全国的に有名となりました。

 

アマビエは「自分の姿を書き写し、それを御守とすることで疫病を退ける」という言い伝えがあります。また、神社姫や鐘馗様など、様々な妖怪や神様が疫病除けの役割を果たしてきました。

江戸時代後期]に刊行されたアマビエの木版画

これらの伝説や信仰は、日本人の疫病に対する恐れや願いを映し出していると言えるでしょう。

 

「黄ぶな」は、疫病との闘いの中で生まれた伝説を持つ郷土玩具であり、その背後には人々の願いや祈りが込められています。現代でも、その意味や価値は変わらず、多くの人々に愛され続けています。

 歴史上の出来事

(Wikipediaより抜粋)

 記念日・行事・お祭り

女性ドライバーの日 1917年9月27日、栃木県下都賀郡の渡辺はまさん(当時23歳)が、日本の女性として初めて運転免許を取得しました。
お菓子のみやきん駒饅頭誕生日 青森名物、七戸名物として知られる和菓子「献上銘菓・駒饅頭」をさらに多くの人に知ってもらい、そのおいしさを味わってもらいたいと、(株)お菓子のみやきんが制定。日付は、1908年9月27日に当時皇太子であった大正天皇が七戸町の種馬牧場を訪問された際に、小豆餡を入れた酒饅頭を御下命になり、侍従を通じて「駒饅頭」と命名されたことから。
世界観光デー 1970年9月27日にメキシコ・シティで開催された世界観光機関の特別総会で「世界観光機関憲章」が採択されました。これを記念するとともに、国際社会における観光の社会的、文化的、政治的および経済的な重要性を啓発するため、世界観光機関が制定。
黄ぶなの日 黄ぶなを通して宇都宮の文化・風習などに関心を持ってもらい、街の活性化にも役立てたいと、黄ぶな推進協議会が制定。日付は「き(9)ぶ(2)な(7)」(黄ぶな)と読む語呂合わせから。

 本日の誕生日

9月27日には、高杉晋作(長州藩士)、若山弦蔵(声優)、アイ・ジョージ(歌手)、大杉漣(俳優)、岸谷五朗(俳優)、羽生善治(将棋棋士)、八嶋智人(俳優)、フランチェスコ・トッティ(サッカー)、小野伸二(サッカー)、朝青龍(大相撲)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、アヴリル・ラヴィーン(歌手)、山口美沙(タレント)、内田理央(女優)、西岡良仁(テニス)が誕生しています。(敬称:略)