「カーペンターズの日」とは?
カーペンターズの日(4月22日)は、ユニバーサルミュージック合同会社によって設定された記念日で、アメリカ出身のカーペンター兄妹によるポップス・デュオ「カーペンターズ」の業績を称えるために制定されました。この日は、1969年にカーペンターズがメジャー契約を交わし、グループとしての活動を正式にスタートした日です。彼らは「遥かなる影」「雨の日と月曜日は」「スーパースター」「イエスタディ・ワンス・モア」「トップ・オブ・ザ・ワールド」「プリーズ・ミスター・ポストマン」など、数多くのヒット曲を世に送り出し、世界中で愛され続けています。

カーペンターズは、兄のリチャードが楽器を担当し、妹のカレンがヴォーカルを務めた。1970年代のロック全盛期にあって、彼ら独自の柔らかく温かみのある音楽スタイルで、3度のグラミー賞を受賞するなど、国際的な成功を収めました。カレンは1983年に亡くなり、グループは活動を終えましたが、彼らの音楽はアルバムとシングルで総売上枚数が1億枚を超えるほどの大ヒットを記録しました。
特に日本では、カーペンターズはビートルズに次いでアルバム売上が高い海外アーティストであり、多くの日本人に愛され続けています。2009年には結成40周年を迎え、この記念日は一般社団法人日本記念日協会によって公式に認定されました。
カレンの魅力ある声
カレン・カーペンターの独特なアルトの歌声は、ポップス音楽においても深みと独得の質感を持つものとして広く称賛されています。彼女の声は、カーペンターズの楽曲に乗るときに特別な魅力を放ちます。「スーパースター」などのマイナー調のメロディでは、どこかに哀愁を帯びた感触を、一方で「トップ・オブ・ザ・ワールド」のような明るいメジャー・キーの曲では、ほのぼのとした、そして少し非現実的な夢見心地な雰囲気を醸し出します。

バート・バカラックやデヴィッド、ロジャー・ニコルス、ポール・ウィリアムスなど、優れた作曲家たちの楽曲を、1970年代のポップ・ショウビズ界で見事に表現したカーペンターズ。特にカレンの歌声は、聴く人の心を捉えて離さない魅力を持ち、彼らが築き上げた独自のポップスの魅力は、21世紀に入った今も変わらず多くのポップス・ファンの心に残り続けています。
カレン・カーペンターの歌声は、今後も長い時間を通じて、私たちの心に響き続けることでしょう。その美しい旋律と感動的な表現力で、彼女の音楽はいつまでも愛され続けるに違いありません。