3月5日 – 今日は何の日?

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サンゴの日

3月5日は「サンゴの日」は、国際的NGOの世界自然保護基金(WWF)が1996年(平成8年)制定。

地球全体の約71%を占める海で最も多くの生物が集まり、生物多様性に富む生態系であるサンゴ礁の減少が深刻な問題となっています。

 

3月5日は「サンゴの日」は、国際的NGOの世界自然保護基金(WWF)が1996年(平成8年)制定。

地球全体の約71%を占める海で最も多くの生物が集まり、生物多様性に富む生態系であるサンゴ礁の減少が深刻な問題となっています。

 

サンゴ礁の減少の原因は?

人間の活動による沿岸開発、生物資源の乱獲、ダイナマイト漁などの破壊的漁法の実施、海洋汚染、森林伐採や農地開発に起因する表土流出などに加えて、ハリケーンによる破壊、サンゴを食べるオニヒトデの大量発生や高水温による白化現象などもサンゴを死滅させる原因となっています。

サンゴ礁が大切な理由は?

サンゴ礁には、9万種もの海洋生物が生息すると言われるほど生物多様性の豊かな海域です。生物が多様であるほど、彼らの作り出す様々な物質が医薬品などに応用できる可能性も高くなります。また、健全なサンゴ礁は漁業の場や観光資源としても重要で、自然の防波堤として島を波浪から守る役目もあります。

サンゴ礁の現状は?

陸域からのゴミや土砂の廃棄・流出によって、直接サンゴ礁が破壊されたり、海水が濁ることで海中に日光が届かなくなりサンゴ礁が衰退する、といった人間活動による被害が生じています。(陸から大量の土砂が海に流入して海水が濁り、サンゴに土砂がたまると、サンゴの中の褐虫藻(かっちゅうそう)が光合成できなくなったり、サンゴが窒息して死んでしまいます。)

 

サンゴの天敵であるオニヒトデやガンガゼなどの異常発生によって、サンゴは大きな危機にさらされています。異常発生の原因は解明されていませんが、オニヒトデの大量発生は海へ流れ込む有機物が以前より増えているからだと考えられています。

サンゴの白化現象も深刻で、地球温暖化など気候変動が大きく関与していると考えられています。

サンゴの白化現象とは?

サンゴの白化現象とは、サンゴが褐虫藻(かっちゅうそう)を失うことにより起こります。褐虫藻を失うとサンゴの白い骨格が透けて見え、白くなるため白化現象と呼ばれます。

 

環境が回復すれば、サンゴは褐虫藻を再び獲得して健全な状態に戻りますが、白化した状態が長く続くと、サンゴは褐虫藻からの光合成生産物を受け取ることができなくなり、死んでしまいます。

白化が起きる原因には、水温の変化や強い光、紫外線、低い塩分などが考えられていますが、原因としてよくあげられるのが高水温です。サンゴに適した水温は25℃から28℃といわれてますが、30℃を超える状態が長期間続くと褐虫藻に異常が起こり、白化を引き起こします。温暖化による長期的な海水温の上昇に加え、エルニーニョなどの気候的な原因により短期的な海水温の上昇が引き起こされます。

地球温暖化とサンゴの関係は?

さらに大きな問題は、二酸化炭素が海水に溶け込んで起こる海洋酸性化です。海洋酸性化(二酸化炭素が海に溶け込み、海の酸性化が進むこと)が起こると、サンゴの石灰化が阻害され、人類の活動などによって排出される二酸化炭素を吸収するという働きを無くすということです。

 

海藻などの海洋生物によって吸収された炭素(カーボン=炭素)のことを「ブルーカーボン」といいます。

ブルーカーボンは、人類の活動などによって排出される二酸化炭素の約30%を吸収しているとされており、地球環境にとってなくてはならない存在で、マングローブ林、塩性湿地、藻場、サンゴ礁の4つに分類されます。

 

海水が酸性化、海中の炭酸イオンが減ってしまえば、酸素を必要とする海洋生物はもちろんのこと、炭酸カルシウムでできたサンゴも生きていくのが難しくなります。

 

サンゴ礁は地球の表面積のわずか0.1%にすぎませんが、環境負荷への大いなるシグナルといえます。サンゴに過度なストレスを与えないようにする、それは私たちの環境意識と活動にかかってるようです。

 歴史上の出来事

Wikipediaより国内抜粋)

 記念日・行事・お祭り

スチュワーデスの日 1931年(昭和6年)3月5日、東京航空輸送社が実施した日本初の女性客室乗務員(スチュワーデス)採用試験の結果が発表されたことに由来します。「エアガール」という名称で女性客室乗務員が募集され、140人が応募。3人が合格し、東京 – 下田 – 清水間の定期旅客路線の客室乗務員となりました。
ミスコンの日 1908年(明治41年)3月5日、日本初の全国的ミス・コンテストとされる時事新報社主催の「良家の淑女写真コンクール」の結果が発表されたことに由来します。約7千の応募の中から1位に選ばれたのは、学習院女学部に在学中の学生でしたが、これが問題となり退学処分になってしまいました。
常陸牛の日 肉質のきめ細やかさと柔らかさ、豊かな風味で人気の茨城産黒毛和牛「常陸牛」(ひたちぎゅう)をより多くの人に知ってもらいたいと、茨城県常陸牛振興協会が制定。
日付は同協会の設立日(1977年3月5日)から。
サンゴの日 サンゴ礁の保全と再生を目的に、世界自然保護基金(WWF)が制定。
日付は「サン(3)ゴ(5)」と読む語呂合わせと、サンゴが3月の誕生石であることから。この日に合わせて、サンゴの種類が世界一豊富であるといわれる沖縄県や各地の水族館などでサンゴを守るためのイベントが開催されます。
産後ケアの日 出産を経験したすべての女性たちが産後トラブルから解放され、毎日がもっと楽しく、もっと心地よく過ごせるようにと、「産後ケア」の日実行委員会が制定。
日付は「さん(3)ご(5)」(産後)と読む語呂合わせから。
巫女の日 この日に合わせて、SNSなどに巫女のイラストやコスプレなどの画像がアップされます。
日付は「み(3)こ(5)」と読む語呂合わせから。

 本日の誕生日

3月5日には、周恩来(政治家)、安藤百福(日清食品創業者)、中島誠之助(古美術鑑定家)、藤木孝(俳優)、似鳥昭雄(経営者)、栗原はるみ(料理研究家)、湯原昌幸(歌手)、榊原るみ(女優)、ジョン・フルシアンテ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、菊間千乃(弁護士)、熊川哲也(バレエダンサー)、山田まりや(タレント)、松山ケンイチ(俳優)、川内優輝(マラソン)、志尊淳(俳優)、今田美桜(女優)が誕生しています。(敬称:略)