長野オリンピック
1998年のこの日、第18回冬季オリンピックが日本の長野県で開催されました。

20世紀最後の冬季オリンピックで歴代開催地の中では、長野は最も南に位置する緯度の地域でもあります。
72の国(地域)から選手・役員4638人が参加し、延べ144万2700人の観客が会場に集りました。
聖火は、1992年アルベールビル五輪女子フィギュアスケート銀メダリストの伊藤みどりの手によって点火され、開会式がスタート。総合演出は劇団四季の浅利慶太が担当し、様々な演出が繰り出され、そのクライマックスは、長野県県民文化会館でのオーケストラとソリストに開会式会場と世界5大陸(北京、ベルリン、ケープタウン、ニューヨーク・シドニー)の合唱団が加わった衛星同時中継による交響曲第9番「合唱付き」第4楽章(ベートーベン作曲)の演奏・合唱でした。指揮は小澤征爾が行い、合唱は会場の観客や選手を含む全員参加し行われるというオリンピック史上初の試みでもありました。
屋外競技は全体的に悪天候に悩まされた大会でしたが、金メダル:5個、銀メダル:1個、銅メダル:4個の合計10個のメダルを獲得は、日本の冬季オリンピックでの金メダル獲得数の歴代1位という活躍をみせてくれました。
- 船木和喜(男子スキージャンプラージヒル個人で金、ノーマルヒル個人で銀)
- 原田雅彦(男子スキージャンプラージヒル個人で銅)
- 船木、原田、岡部孝信、斉藤浩哉(男子スキージャンプラージヒル団体で金)
- 里谷多英(女子モーグルで金)
- 清水宏保(男子スピードスケート500mで金、1000mで銅)
- 岡崎朋美(女子スピードスケート500mで銅)
- 西谷岳文(男子スピードスケートショートトラック500mで金)
- 植松仁(男子スピードスケートショートトラック500mで銅)
