正義の味方裏話(年金改革/米中関税/停戦交渉)【髙橋洋一チャンネル#20250517】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
正義の味方裏話(年金改革/米中関税/停戦交渉)
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
年金制度の実情と問題点
・厚生年金から資金を引き出すような案は論外で、すぐに批判される内容
・中小企業では、社員から年金保険料を天引きしても企業が納付しないケースが多発
・年金は自動で支給されず、65歳など支給開始年齢に自身で申請が必要
・手続きしなければ年金は支給されず、遡及も最大5年までと限定的
・個人事業主などは多忙で申請を忘れることも多く、結果的に受給できない例も
・高収入者は所得制限の影響で年金の受給額が非常に少なくなる(例:ビートたけし氏)
・厚生年金や共済年金は制度上は有利だが、条件により十分にもらえないケースも
・携帯年金などで記録が失われている場合もあり、年金請求時に「払っていない」とされ驚く人が多い
・この問題への対処として「ねんきん定期便」が導入されたが、十分とは言い難い
キーワード:年金制度、厚生年金、年金手続き、支給遅延、所得制限、ねんきん定期便
米中関税の現状と交渉の展望
・米中関係で再び関税引き上げの動きがあるが、全体的に交渉モードにはなっている
・米国は選挙を控えており、関税引き上げを選挙戦略として活用している側面がある
・米中両国は今後の交渉で物品の売買、通貨(為替)操作、知的財産なども議題に含める可能性
・現在の動きは本格的な制裁合戦ではなく、「交渉の布石」としての駆け引きに見える
・中国も経済が停滞しており、関税戦争の再開は避けたい意向
キーワード:米中関係、関税、貿易交渉、大統領選、経済制裁
ウクライナ戦争と停戦交渉の動き
・ウクライナ情勢は長期化し、欧米諸国でも支援疲れや財政負担の声が高まっている
・こうした中で米国やEUがロシアとの「停戦交渉」に向けた下地作りを進めている可能性
・中国も仲介役を買って出る姿勢を見せており、3者協議などが水面下で模索されている
・ウクライナとしてはロシアの占領地を認めない立場だが、現実的には譲歩が必要な局面
・国際社会は「顔を立てた形での停戦」を模索しているが、具体的な合意には至っていない
キーワード:ウクライナ戦争、停戦交渉、ロシア、中国、国際政治、和平仲介