5月17日 – 今日は何の日?

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男女雇用機会均等法」とは?

1972年に「勤労婦人福祉法」として制定・施行された男女の雇用の均等および待遇の確保等を目標とする日本の法律で、1985年の改正により「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」となりました。通称は男女雇用機会均等法(だんじょこようきかいきんとうほう)となります。

男女雇用機会均等法のそもそもの主旨は、性別に関わらず労働者が均等な雇用の機会を得、1人1人の能力や仕事に対する意欲によって、均等な待遇を受けられるようにすること、企業の制度や方針において性別による差別をなくしていくということにあります。

男女の双方を保護の対象とし、雇用においてのあらゆる場面で差別を禁止する法律が均等法です。具体的に事業主は、次の項目に対して労働者の性に基づく差別的扱いをしてはいけないと定められています。

  • 募集、採用、配置、昇進、降格、教育訓練等、福利厚生、職種や雇用形態の変更、退職の勧奨・定年、解雇、労働契約の更新について

ハラスメント」防止措置義務が追加

「◯◯ハラスメント」という言葉が頻繁に使われているように、労働者が一方的に不当な扱いを受けるというケースが多く見られるようになりました。男女雇用機会均等法では「妊娠、出産等に関するハラスメント対策」に関する法改正が行われ、平成29年1月1日に施行されました。

この改正により、妊娠や出産に対するマタニティハラスメントの防止措置を講じることが事業主の義務となりました。同様に、セクシュアルハラスメントに対しても被害者からの相談に応じる環境の整備や、防止措置を講じることが事業主に義務付けられています。

また、男性社員の育児休業なども近年増えてきていますが、男性の育児参加に対する機会の侵害をパタニティーハラスメントと呼びます。いかなるハラスメントに対しても、事業主はそれを防止することや相談窓口などの環境の整備が必須となっているのです。

 歴史上の出来事

 記念日・行事・お祭り

  • 世界高血圧デー(高血圧の日)
    世界高血圧連盟が2005年に制定。日本では2007年から「高血圧の日」として実施されている。
  • 国際反ホモフォビアの日(世界)
    1990年のこの日に世界保健機関国際障害疾病分類から同性愛を削除することが決議されたことを記念。
  • 生命・きずなの日
    臓器提供したドナーの家族で作る日本ドナー家族クラブが2002年に制定。5月は新緑の候で生命の萌え立つ季節であることから、17日は「ド(十=とお)ナー(七)」の語呂合せ。

 本日の誕生日

5月17日には、アラン・ケイ(計算機科学者)、島田陽子(女優)、エンヤ(ミュージシャン)、坂井真紀(女優)、井ノ原快彦(タレント)、生野陽子(アナウンサー)が誕生しています。(敬称:略)