『高橋洋一チャンネル』の内容を要約

日経新聞「消費税率維持55%」報道の見出しトリック

・日経新聞は「消費税率維持を55%が支持」と大きな見出しで報道
・しかし本文を読むと「社会保障の財源確保のためなら維持すべき」が55%という内容
・見出しだけ見ると、単純に消費税維持支持が過半数に見えるトリック
・デジタル版では「社会保障財源のため維持」と補足があり、紙面とは違いがある
・記事内容は共通でも、見出しだけで誤認を招く構成になっている

消費税＝社会保障目的税という「脅し」の構図

・消費税を削れば社会保障が削られるという構図で世論が誘導されている
・これは高橋氏が以前から指摘している「脅し型の説明」
・「目的税」にすることで税率維持の正当化がしやすくなる
・そもそも消費税は国・地方の「一般財源」であり、何にでも使える性質
・「社会保障のため」という名目は本質的に間違い

欧州との比較と誤解

・財務省は「欧州でも消費税が多い」と説明するが、構造は日本と異なる
・欧州各国は地方のような小規模国家が多く、実質的には地方税のように運用
・欧州では所得税徴収が難しいため、消費税に依存しやすいという事情がある
・移動が多く、どこに住んでいるか把握しにくいため、間接税の方が取りやすい

消費税を地方税化すればすっきりする

・カナダでは地方税として消費税が運用されており、日本も部分的に導入済み
・すでに消費税の2割が「地方消費税」として地方に配分されている
・高橋氏はこれを「10割地方税」にすべきと主張
・地方税化すれば、社会保障とのリンクを断ち、透明で合理的な制度になる

社会保障とリンクしなければどうなるか？

・社会保障リンクを切ると「保険料が上がる」と誤解されるが、実際には違う
・消費税を完全に地方税にすれば、国の財源は必要なくなる
・その分、年金などに投入すればよく、制度はむしろ簡素化する
・しかし、これに反対するのは総務省など、既得権益を持つ官僚機構
・制度を単純化すると困る人がいて、意図的に複雑にしている

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