あさ8時!第670回【2025年8月8日】

あさ8時!第670回【2025年8月8日】

 百田尚樹・有本香のニュース生放送 『あさ8時!第670回』

【ゲスト:高橋 洋一(数量政策学者/嘉悦大学教授)】

00:00:59 番組開始

下記のリストは番組で切り込んだニュースのダイレクト・リンクです。


①石破首相「日米間に齟齬はない」相互関税15% 日米で認識にズレ

https://mainichi.jp/articles/20250807/k00/00m/020/324000c

②車7社、2・6兆円消失の見通し 26年3月期営業利益、米関税で

https://www.tokyo-np.co.jp/article/427005

④自民税制調査会 ガソリン税暫定税率“野党も財源確保に責任”

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250805/k10014885281000.html

③最低賃金平均1118円に決定、上げ幅は過去最大

https://mainichi.jp/articles/20250804/k00/00m/040/122000c

⑩百田尚樹氏「原爆に関して何も過ちを犯していない」

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/百田尚樹氏-過ちを繰り返しません-に疑問-原爆に関して何も過ちを犯してない-過ちは米国が犯した-ネット賛否/ar-AA1K33hv

【要約】あさ8時!第670回

① 石破首相「日米間に齟齬はない」相互関税15% 日米で認識にズレ

・令和7年8月8日放送の『あさ8時!』で、石破首相が日米間の関税協定について「齟齬はない」と説明
・石破氏は、15%の関税が既存税率込みで適用されるとの見解を示したが、米大統領令の記載とは異なる
・米国のファクトシートや大統領令は「15%の上乗せ」を示しており、日本側とは認識のズレが生じている
・赤沢経済再生担当大臣が訪米し、米側に修正を要請したと石破首相は述べた
・高橋氏は「文書での確認を怠った結果」と批判し、経済影響はGDP1%減に相当する恐れがあると指摘
・この問題を石破政権が意図的に放置している可能性にも言及された
・国内メディアがこの問題を大きく報道していないことへの懸念も示された
キーワード:石破首相、相互関税、15%関税、大統領令、日米齟齬

② 車7社、2・6兆円消失の見通し 26年3月期営業利益、米関税で

・米国の関税措置により、トヨタやホンダなど7社の2026年3月期の営業利益が2.6兆円規模で消失見通し
・これは前期比で約3割に相当し、各社はコスト削減や輸出先変更を急いでいる
・日米政府は関税を27.5%→15%に引き下げる合意をしているが、発効時期は未定
・トヨタは約1.4兆円、日産は3000億円、マツダ・スバルは2000億円台の損失試算
・高橋氏は「もし15%上乗せなら自動車産業全体がGDPに1%悪影響」と懸念
・昨年、豊田章男会長が石破首相に直接交渉の進展を要請していた
・文書合意がなかったことで企業経営に混乱、工場閉鎖のリスクもあると警鐘
キーワード:自動車業界、米国関税、営業利益、トヨタ、交渉文書不備

③ 最低賃金平均1118円に決定、上げ幅は過去最大

・2025年度の最低賃金は全国平均で63円引き上げられ、1118円に決定(上昇率6.0%)
・東京都は1226円、秋田県は1015円、すべての都道府県で1000円超えへ
・高橋氏は「適正な上昇率は3.7%」とし、今回の6.0%は過剰と批判
・過剰引き上げは中小企業を圧迫し、雇用減少を招くと警鐘
・韓国の文政権や民主党政権の失敗と比較し、今回の石破政権の方がひどいと指摘
・1500円を目指すには毎年7.3%の上昇が必要だが「非現実的」と批判
・賃金は景気回復に追随して上げるべきで、逆順は誤りと解説
キーワード:最低賃金、引き上げ率、中小企業、雇用減、石破政権

④ 自民税制調査会 ガソリン税暫定税率“野党も財源確保に責任”

・自民党税調はガソリン税暫定税率の廃止論に対し「野党も財源の責任を担え」と主張
・新税(例:炭素税)や自然増収、予備費で十分に対応可能と高橋氏は解説
・財務省モデルでは減税の効果を極端に低く見積もっており、実態と乖離していると批判
・実際の減税乗数は2〜3程度とされ、減税は成長と税収増につながる
・財務省は増税の正当化のため、意図的に減税効果を過小評価していると指摘
・食料品の消費税減税は即効性があるが、政府は実行を避ける姿勢
・財務省の財政危機論は名古屋の中国領事館用地売却などを見ても「嘘」と断言
キーワード:ガソリン税、財源論、減税乗数、財務省批判、消費税減税

⑩ 百田尚樹氏「原爆に関して何も過ちを犯していない」

・百田尚樹氏がXで、広島平和記念式典にて「過ちを繰り返しません」という言葉に違和感を表明
・「原爆において、日本国民も広島市民も過ちを犯していない」と投稿
・原爆投下そのものが「戦争犯罪」であり、「我々がしてはいけないことをしてしまった」わけではないと主張
・この投稿は保守層を中心に高く評価され、全文も掲載された
キーワード:百田尚樹、原爆、広島、戦争犯罪、過ちの意味