6月13日 – 今日は何の日?

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探査機「はやぶさ」とは?

2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が宇宙空間60億キロ、7年間の歳月をかけたミッションを成し遂げ、地球に奇跡的な帰還を果たしました。

「はやぶさ」は、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機です。2003年に打ち上げられ、2005年に小惑星「イトカワ」に到達しました。はやぶさは、イトカワの表面に接触してサンプルを採取し、2010年に地球に帰還しました。これは、人類史上初めての小惑星からのサンプルリターン・ミッションでした。

小惑星イトカワへ着陸する探査機「はやぶさ」の想像図(©宇宙航空研究開発機構)

「はやぶさ」が直面した多くのトラブル

はやぶさのミッションは、多くの困難に直面しましたが、その中でも最も印象的なのは、2005年11月に起きた燃料漏れ事故です。

この事故で、はやぶさの姿勢制御用のイオンエンジンが故障し、通信が途絶えました。しかし、JAXAの技術者たちは、別のイオンエンジンを使って姿勢制御を回復し、通信を再開することに成功しました。

その後も、太陽フレアや太陽電池パネルの損傷などのトラブルに見舞われましたが、はやぶさは奇跡的に地球に帰還することができました。

はやぶさのミッションは、小惑星の科学的な知見を深めるだけでなく、宇宙探査の技術的な挑戦と成果を示すものでした。はやぶさは、日本だけでなく世界中の人々から称賛と感動を受けました。

はやぶさの後継機である「はやぶさ2」も、2014年に打ち上げられ、2018年に小惑星「リュウグウ」に到達しました。はやぶさ2もサンプルを採取し、2020年に地球に帰還しました。はやぶさとはやぶさ2は、小惑星探査の歴史を刻んだ偉大な探査機です。

「はやぶさ」を題材に映画作品

はやぶさの帰還後、JAXAは8つの映画会社から映画化のオファーを受けました。その結果、2011年秋から2012年春にかけてはやぶさを題材とした3つの映画が公開されました。日本国内で同じテーマの映画が3つも競作されることは非常に珍しいことです。その中で、20世紀フォックスの映画『はやぶさ/HAYABUSA』は史上初の宇宙試写会として、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士を対象にした試写会が企画され、2011年7月27日に実施されました。また、映画以外にも、映画の原作となった著作や、探査機を萌え擬人化した漫画作品なども出版されています。

 歴史上の出来事

 記念日・行事・お祭り

小さな親切運動スタートの日 1963年6月13日に「小さな親切」運動がスタートしたことから。
これを記念して、「小さな親切」運動本部が制定。
国際アルビニズム啓発デー アルビニズムについて正しく理解し、アルビニズムの人々に対する差別や偏見をなくすことを目的に、国連総会で制定(国際デー)。
アルビニズムは、メラニン色素合成の減少や欠損が原因で、生まれつき皮膚や毛髪、眼などの色が薄くなる遺伝性疾患です。
鉄人の日 1987年6月13日にプロ野球広島東洋カープの衣笠祥雄が、2131試合連続出場の世界記録を達成したことから。衣笠選手の「鉄人」の愛称は、1974年までの背番号「28」と、横山光輝の漫画『鉄人28号』に由来します。
はやぶさの日 2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が宇宙空間60億キロ、7年間の歳月をかけたミッションを成し遂げ、地球に奇跡的な帰還を果たしたことから。
いいみょうがの日 日付は、6月は「みょうが」の旬の時期で生産量が増えることと、13日を「い(1)いみ(3)ょうが」と読む語呂合わせから。
1年を通じて栽培が盛んな「高知県産のみょうが」をより広くPRするため、高知県農業協同組合が制定。

 本日の誕生日

6月13日には、桂菊丸(タレント)、山田邦子(お笑い芸人)、服部尚貴(レーシングドライバー)、森口博子(歌手)、市川実日子(女優)、伊調馨(レスリング)、本田圭佑(サッカー)が誕生しています。(敬称:略)