2月21日 – 今日は何の日?

2月21日 – 今日は何の日?

準備中でごめんなさい!

[スポンサーリンク]

 ピックアップ TODAY!

漱石の日

1911年のこの日に漱石が「自分に肩書きは必要ない」として博士号を辞退する旨を書いた手紙を文部省専門学部局長に送ったことに由来します。

ペンネームは正岡子規から?

夏目漱石(なつめそうせき) は、明治から大正時代にかけて活躍した小説家・英文学者で、本名は金之助です。漱石は「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」という四字熟語で、「自分の誤りを認めずに、負け惜しみから理屈の通らない言い逃れをすること」という意味があります。これが自分の性格にぴったりだと考えた漱石は、この言葉をペンネームにしたと言われています。

出典:Wikipedia

このペンネーム、もともとは漱石の友人である正岡子規(まさおかしき)のものでした。正岡子規が「走兎」「風廉」「四国仙人」など、多くのペンネームを持っていたことは有名で、その数はなんと100以上とも言われています。その数々のペンネームの中に「漱石」がありました。それをもらう形で「夏目漱石」というペンネームが生まれたのです。

夏目漱石ストーリー

夏目漱石は、1890年に現在の東大文学部である帝国大学文科大学に入学。この頃、俳人として知られる正岡子規と漢詩文を通じて親交を深めたとされています。

1893年に大学を卒業した夏目漱石は、愛媛の松山中学校や熊本の第五高等学校の講師として働きました。1900年には文部省から命じられてイギリスに留学します。

1903年に帰国すると、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の後任として日本人ではじめて第一高等学校と現在の東京大学にあたる東京帝国大学の講師になりますが、漱石の硬い講義は不評で、生徒の入水自殺なども重なり、心労が重なって神経衰弱になります。。この時の講義内容は『文学論』『文学評論』に英文学研究としてまとめられていますが、漱石自身が留学時から英文学研究に対して違和感を覚えていたようです。

それを目にした高浜虚子(たかはまきょし)が漱石に治療の一環で小説を書くことを勧めたことで、処女作の『吾輩は猫である』が生まれます。その後、『倫敦塔(ろんどんとう)』『坊っちゃん』を続けざまに発表し、人気の作家となりました。

『吾輩は猫である』の装丁

1906年、夏目漱石は自宅で毎週木曜日に鈴木三重吉など若い文学者を集めた「木曜会」を開くようになります。夏目漱石はこの会合を晩年まで続け、芥川龍之介内田百閒(うちだ ひゃっけん)、菊池寛など多くの名高い小説家を輩出しました。

1907年、40歳になった夏目漱石は教職を辞めて朝日新聞社に入社し、職業作家としての道を歩み始め、その1作目である『虞美人草(ぐびんそう)』を書き上げました。

夏目漱石はこの頃に『夢十夜』『三四郎』『それから』を書き上げ、作家としての地位を不動のものにしていきますが、『門』の執筆中に胃潰瘍を患い、療養のために現在の伊豆にある修善寺を訪れ、療養することになります。しかし病状は悪化し、大量吐血を繰り返すなど危篤状態に陥ってしまいます。

その後なんとか回復した夏目漱石は、『彼岸過迄(ひがんすぎまで)』『行人(こうじん)』『こころ』『道草』を発表しました。文部省からの文学博士号の授与を辞退したのもこの頃、1911年のことです。病身にあった夏目漱石は、事前の本人確認もなく強引に学位授与を決めた文部省の一方的なやり方に怒りを感じて、博士号を拒否したとされています。

『道草』に続いて『明暗』を執筆していた夏目漱石でしたが、1916年に胃潰瘍が再発してしまい、『明暗』は未完のまま50歳で漱石はこの世を去ります。世界でも愛され続ける小説を多数残した夏目漱石。その作品には、彼の人生観が色濃く反映されています。

 歴史上の出来事

Wikipediaより国内抜粋)

 記念日・行事・お祭り

国際母語デー 1952年(昭和27年)2月21日、当時の東パキスタンの学生たちが自分たちの母語であるベンガル語を公用語として認めるよう要求する抗議集会を行い、ダッカ大学でデモを行っていた学生4人が警察に射殺されました。
これを記念するとともに、言語と文化の多様性、多言語の使用、母語の尊重を推進するため、ユネスコが制定。
この日に合わせて、多言語教育や質の高い教育を促進するためのイベントが世界各地で開催されます。
食糧管理法公布記念日 1942年(昭和17年)2月21日、戦時下における食料供給の安定を目的に「食糧管理法」(食管法)が公布されました。
前年の12月に太平洋戦争が勃発し、食料不足が深刻化してきたため、主食である米や麦などの生産・流通・消費に政府が介入して管理するというものでした。

 本日の誕生日

2月21日には、安倍晴明(陰陽師)、カール・ツェルニー(ピアニスト)、木村義雄(将棋棋士)、サム・ペキンパー(映画監督)、ジバンシィ(ファッションデザイナー)、早野凡平(大道芸人)、大前研一(経済評論家)、前田吟(俳優)、坂田明(サックス奏者)、井上順(俳優)、ハイヒールモモコ(漫才師)、伊藤つかさ(女優)、酒井美紀(女優)、ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク(ブータン国王)、要潤(俳優)、和田毅(プロ野球)、国枝慎吾(車いすテニス)、香里奈(女優)、川嶋あい(シンガーソングライター)、菅田将暉(俳優)が誕生しています。(敬称:略)