ロカビリーの日
1958年のこの日に、ロカビリーブームの火つけ役となった日劇ウエスタンカーニバルが開催されたことに由来します。

ロカビリーは1950年代初期のアメリカ南部、メンフィスなどの地域において、黒人音楽のブルースと、白人音楽のヒルビリーやカントリー、ブルーグラスが融合して生まれ、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ、エルヴィス・プレスリー、ジェリー・リー・ルイス、ジーン・ヴィンセント、バディ・ホリーらによって1950年代後半に普及しました。

1958年のこの日からスタートした第1回日劇ウエスタンカーニバルはドーム球場や日本武道館といった大規模なコンサート会場が存在しない当時に、観客動員数は初日だけで9,500人、1週間で45,000人という異例の記録を残しました。
1950年代にはロカビリーブームを生み、1960年代後半にはグループ・サウンズ(以後GS)ブームが巻き起こり、その熱狂のステージを日劇は提供しました。
しかし、GSブームの終焉とともに客足も遠退くなか、1970年12月にはキョードー東京が「Rock Carnival #1」としてブルース・ロックの雄、ジョン・メイオールを招致した。しかし、1971年のラッド・スウェット & ティアーズ、BBキング、フリー、シカゴ、グランドファンク・レイルロード、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、エルトン・ジョンの初来日ステージは日本武道館に広い会場に移しました。
日劇の1970年代は主にジャニーズ事務所のタレントをメインとしたアイドルショー、キャンディーズの単独ショーも行われ、1977年8月の第57回をもって、音楽ステージの幕を静かに閉じました。
