1月15日 – 今日は何の日?
準備中でごめんなさい!
ピックアップ TODAY!
「警視庁創設の日」
警視庁創設の日は、1874年(明治7年)1月15日に東京警視庁(現在の警視庁)が設置されたことを記念する日です。 東京警視庁は、日本初の近代的警察制度を発足させた組織で、川路利良が初代の大警視(現在の警視総監に相当する)に就任しました。 警視庁は、東京の治安と安全を守るために、150年以上の歴史と伝統を持っています。
警視庁のあゆみ
明治時代以降、日本は大きな変革を遂げ、政治、経済、文化などあらゆる分野で国際的な要素を取り入れ、急速に発展しました。しかし、この発展とともに社会の複雑化が進み、治安維持の必要性も高まりました。
そのため、政府は明治5年に大警視川路利良を欧州へ派遣し、警察制度の研究を行わせました。帰国した川路大警視は、日本の警察制度が欧州に比べて遅れていることを指摘し、改革の必要性を強調しました。特に、東京が政治、経済、文化の中心地であることから、独立した首都警察を設立する提案をしました。この提案が実現し、明治7年に東京府下の警察事務を統括する東京警視庁が設立されました。
川路利良は初代大警視(現在の警視総監)に任命され、国事犯に関する権限を警視庁の長に与えられました。そのため、明治39年(1906年)まで、彼の権限は全国に及びました。西南戦争や佐賀、萩、秋月、神風連などの騒乱が発生した際には、警視庁の警察官が各地に派遣され、騒乱の鎮圧や警戒警備に当たりました。
士族の反乱が各地で頻発したことから、政府は全国の警察を一元化する必要性を認識し、警察力を内務省の直轄下に統一しました。これが「国家警察」です。明治10年(1877年)1月には、東京警視庁がわずか3年で廃止され、内務省警視局に統合されました。しかし、実質的には明治7年(1874年)1月15日に設立された東京警視庁が、警視庁の歴史と伝統の始まりであると言えます。
警視庁と警察庁の違いは?
警視庁は、東京都公安委員会の管理下で、東京都を管轄区域とする警察行政機関です。『〇〇県警』と同じ単位で、東京都の“県警”というイメージです。そのため、給与支払い者は東京都(知事)となります。職員は地方公務員であり、警視庁の採用試験を通じて採用されます。規模や首都を守る重要性などから、警察庁の直轄監督下にあります。一方、県警は、警察庁の地方機関である地方ごとの管区警察局の監督下にあります。
警察庁は、都道府県警察全体を統括・監督管理する警察行政機関であり、国家公安委員会の管理の下で、警察制度の企画・立案、大規模な災害・国際テロ事案などへの対処といった国家として責任を負うべき事務のほか、警察通信、犯罪鑑識、犯罪統計、警察装備などの統括事務、警察行政に関する調整事務を担当します。
警視庁は、東京都という自治体の警察であり、働く職員は地方公務員です。警察庁の職員は、国家公務員総合職試験(旧国家I種、以下総合職)を経て採用されます。総合職の合格者は幹部候補生であり、多くの人がイメージする“キャリア”組となります。
警察官におけるキャリアとノンキャリアの違い
キャリアとノンキャリアとでは、職務のほか、採用試験の内容や難易度などが大きく異なります。キャリアは、採用時から警部補の階級を与えられ、警察行政の計画・管理などが主な職務となります。イメージとしては、経営層に近いです。キャリアになるには、総合職に合格し、さらに警察庁に採用される必要があります。
国家公務員総合職試験は、日本を代表する難関試験で、合格率は約10%です。その難易度から、総合職は司法試験、公認会計士試験とともに日本三大試験といわれています。ちなみに、歴代の警察庁長官のほとんどが東京大学出身です。
ノンキャリアは、多くの人がイメージする“現場の警察官”です。職務としては、地域や刑事、公安などといった各課の職務に従事し、現場レベルでの実務を担当します。階級が上がるにつれ、マネジメント業務の割合が増えていき、警視以上の役職に上がると、組織全体の管理といった職務がメインとなります。
現実的に昇任できる範囲としては、
キャリア:警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
ノンキャリア:巡査→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監
歴史上の出来事
- 1858年(安政4年12月1日) - 南部藩士大島高任が盛岡藩大橋(現釜石市)に日本初の西洋式高炉を建造。商用高炉として初めて製鉄に成功した。
- 1873年 - 学制に基づいた日本で最初の小学校、東京師範学校附属小学校(現・筑波大学附属小学校)設立。
- 1874年 - 初代警視総監(大警視)を任ぜられた薩摩藩出身の川路利良が東京警視庁を創設。
- 1921年 - 三菱造船の電機製作所が独立し、三菱電機が設立。
- 1926年 - 京都学連事件で治安維持法が初適用。
- 1927年 - 西濃鉄道が設立される。
- 1936年 - 日本がロンドン海軍軍縮会議から脱退。
- 1936年 - 中日ドラゴンズの前身、名古屋軍が誕生。
- 1939年 - 東京高速鉄道・新橋駅 - 虎ノ門駅間が開通。
- 1939年 - 69連勝中の横綱双葉山が安藝ノ海に敗れる。
- 1940年 - 静岡大火: 静岡市(現在の静岡市葵区、駿河区)で火災が発生。焼失家屋5,000棟以上、2人が死亡、770人以上が負傷した。
- 1948年 - 乳幼児虐待と配給物資の粉ミルクなどの横領容疑で寿産院の経営者夫妻を逮捕。(寿産院事件)
- 1948年 - 布哇(ハワイ)連合沖縄救済会、郷里へ豚を送る運動を始める。
- 1951年 - この年から2000年まで、この日がお年玉付き年賀はがきお年玉くじの抽選日であった。
- 1961年 - 横浜マリンタワーがオープン。世界一高い灯台としてギネスブックに掲載。
- 1966年 - 常磐ハワイアンセンターがオープン。
- 1968年 - 飯田橋駅付近で学生運動の一隊と警視庁の機動隊が衝突、学生が多数検挙される飯田橋事件が発生。
- 1969年 - 鹿児島夫婦殺し事件: 鹿児島県鹿屋市下高隈町で、農家の夫婦が殺害される。
- 1974年 - 長崎県・三菱石炭鉱業高島鉱業所の端島鉱(軍艦島)が閉山。
- 1974年 - 田中角栄総理大臣のインドネシア訪問に合わせ、ジャカルタで大規模なマラリ事件が発生。
- 1985年 - ラグビー日本選手権で新日鉄釜石が史上初の7連覇を達成。
- 1993年 - 北海道釧路沖地震: 釧路沖を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生し、釧路市で震度6を観測。この地震で2人が死亡、966人が負傷し、5,000棟以上の家屋が被災した。
- 2002年 - 三和銀行と東海銀行が合併し、UFJ銀行が誕生。
- 2016年 - 軽井沢スキーバス転落事故が発生し、15人が死亡。
- 2020年 - 日本で新型コロナウイルス(COVID-19)を初確認。
- 2021年 - 東京地検特捜部は、吉川貴盛元農林水産大臣が、大臣在任中に大手鶏卵生産会社の秋田元代表から現金500万円の賄賂を受け取ったとして、収賄の罪で在宅起訴した。
(Wikipediaより国内を抜粋)
記念日・行事・お祭り
警視庁創設の日 | 1874年(明治7年)1月15日、東京警視庁(現在の警視庁)が創設されました。 初代大警視(後の警視総監)には、旧薩摩藩士で「日本警察の父」と称される川路利良が就任しました。 |
---|---|
小正月 | 元日を大正月(おおしょうがつ)というのに対して、1月15日を小正月(こしょうがつ)といいます。 この日の朝に小豆粥を食べて無病息災を願う風習があります。 正月の門松・松飾りを立てておく期間を「松の内」といいますが、関西では小正月までを松の内とし、これで正月行事が終わります。なお関東の松の内は1月7日までです。 |
ウィキペディアの日 | 2001年(平成13年)1月15日、インターネットの百科事典サイト「ウィキペディア」が初めて公開されました。 |
半襟の日 | 着物文化の活性化と、半襟(はんえり)需要の拡大をはかるため、京都半衿風呂敷和装卸(協組)が制定。日付は、1月15日が長い間「成人の日」として親しまれ、和装との関連が深かったことから。 |
本日の誕生日
1月15日には、前田利家(戦国武将)、松平定信(江戸幕府老中)、西條八十(詩人)、マーティン・ルーサー・キングJr.(牧師)、新珠三千代(女優)、コシノヒロコ(ファッションデザイナー)、冨士眞奈美(女優)、高橋元太郎(俳優)、樹木希林(女優)、落合恵子(作家)、森田童子(シンガーソングライター)、石井聰亙/石井岳龍(映画監督)、石原良純(俳優)、吉岡里帆(女優)が誕生しています。(敬称:略)