【要約】流行語大賞に「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」【髙橋洋一チャンネル#1406】

INDEX(目次)
流行語大賞に 働いて働いて働いて・・・
『高橋洋一チャンネル#1406』の内容を要約
高市首相の「働いて×5」と流行語大賞
・今年の新語・流行語大賞に、高市首相のフレーズ「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が選ばれた
・首相自身は授賞式で「これは自分自身についての話であり、国民一般に当てはめるものではない」と慎重にコメント
・それでも“働いて”を5回繰り返すインパクトの強さが、年末の世相を象徴する言葉として受け止められた
髙橋洋一氏の「埋蔵金」流行語エピソード
・髙橋氏は、2008年の流行語「埋蔵金」に自分も少し関わったと回想
・表向きの“言い出しっぺ”は自民党の中川秀直氏だが、実は与謝野馨氏がもっと早く口にしていたと内幕を紹介
・髙橋氏が財務官僚時代に「霞が関みたいないい加減なことをするな」と批判した文脈で話題になり、メディアに広がったと説明
・与謝野氏と中川氏は党内ライバル関係にあり、メディアが面白がって「埋蔵金」を煽った側面も指摘
流行語大賞の“ビジネス的”な側面
・流行語大賞の舞台裏として、「出席してくれるなら賞を差し上げます」という雰囲気があると暴露
・授賞式に多くの有名人が揃うのは、メディアイベントとしての“ショービジネス”色が強いからだと示唆
・高橋氏は「結構小ビジネスなんだな」と冷ややかに見ており、賞の中身より“絵になるかどうか”が重視されていると暗に批判
今年の受賞者と赤沢氏の“ピストン赤”ネタ
・今年は高市首相のほか、赤沢再生相なども登場
・赤沢氏は「“ピストン赤”と言われなくてよかった」と自虐的なコメントをし、会場の笑いを誘った
・高橋氏は、こうしたユーモアも含めて政治家の“キャラ”が強く印象付けられた年だと捉えている
高市内閣の支持率の異例さ
・最新調査では内閣支持率が約75%に達し、与党支持率も41%に上昇
・通常は「発足直後は高支持 → 2回目の調査でガクンと落ちる」というパターンだが、高市内閣にはそれが当てはまらない
・70%台は“ほぼマックス”であり、その状態が続いていること自体が異例と評価
経済界と「働き方改革」へのねじれ
・経済団体(経営者側)はこれまで「働き方改革」を掲げてきたが、「働いて×5」のフレーズはこれとベクトルがずれる
・一方で、経営者層には昭和的な「とにかく働く」価値観へのノスタルジーも根強く、フレーズに共感する空気もあると分析
・経営者は労働時間規制の対象外であるケースが多く、表向きの“改革”と内心の本音にギャップがあると指摘
戦後80年・昭和100年という節目の年
・今年は「戦後80年」「昭和100年」という歴史的節目にあたる
・年の前半は「トランプ税」など、アメリカ政治・経済を巡る話題が中心だった
・秋以降、高市首相の登場で政治の空気が一気に明るくなり、“神半期と下半期で全く雰囲気が違う一年”になったと総括
オールドメディアの“読み違い”と没落感
・今年の流行語や世相をめぐって、新聞・テレビなどのオールドメディアは的確な予測を外し続けたと指摘
・万博関連を本命視していたが、結果的に外れ、「また予測を外した」という印象を強めた
・ネット世論や新興メディアとの感度の差が、大賞結果にも表れた“オールドメディアの負け”と評価
中国情勢が“ネタ”を提供し続ける構図
・中国側が対日批判や強硬姿勢など、次々と“ネタ”を投げ込んでくるため、日本側は受け身でも話題に事欠かない状況
・高市首相にとっては、中国発のニュースを背景に外交方針や安全保障の話をしやすく、世論との距離も縮めやすいと分析
・結果として、政権にとって“追い風”になるケースも少なくないという見立て
減税と補正予算など、地味だが効く政策
・ガソリン税(暫定税率)の負担軽減は来年1月から反映予定
・軽油取引税の減税も4月から段階的に下がる見通し
・並行して補正予算も粛々と編成・執行されており、生活負担の軽減と景気の下支えを狙う政策が進行中
・こうした“地味だが実感に結び付く政策”が支持率を支えている面もあると評価
外交スタイルの違いとイメージアップ
・高市首相は国際会議や首脳外交の場で、各国首脳とこまめに挨拶・握手し、積極的に動き回る姿がテレビに映し出されている
・前政権の石破首相(仮)が“1人ぼっちで会話も少ない”ように見えたのと対照的で、その差がイメージアップにつながっている
・女性初の首相として、ファッションや立ち居振る舞いも注目され、若い世代の関心も引きつけていると分析
「明け方3時」報道の真相と労働時間の誤解
・「首相が明け方3時まで仕事」という報道は、実際には答弁書の最終版が官邸に届くタイミングの話
・同席するのは首相秘書官と副秘書官だけで、一般の官僚を深夜まで“総動員”しているわけではないと説明
・答弁の原稿は前日までにほぼ書き上がっており、「3時に読むか、5〜6時に読むか」の差でしかないとし、“過重労働批判”は的外れと指摘
・秘書官らは管理職で労働時間規制の対象外であり、「働き方改革」と直接結び付けるのは誤解だと整理
支持率が落ちにくい理由の総まとめ
・①流行語になるほどの強いキャッチフレーズ
・②外交・内政ともに“動いている”姿が映像として分かりやすい
・③ガソリン税など生活に直結する政策を着実に実行
・④メディア報道とのギャップがネット世論で好意的に受け止められている
・こうした要素が積み重なり、「働いて働いて働いて…」というフレーズ通り、“よく働く首相”というイメージが固定化し、支持率の下落を防いでいると分析している
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