イスラエル・イラン停戦で最悪の事態回避 日本は今のうちに備えるべきなのに石破ときたら…【髙橋洋一チャンネル#1303】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
INDEX(目次)
イランとイスラエル停戦へ
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
イラン・イスラエル停戦と日本の対応への疑問
・イランとイスラエルが停戦に合意したとの情報がSNSで流れ、「本当ならすごい」との反応が広がった
・一部では停戦合意後も戦闘が続いているとの報道があり、末端まで指令が行き届かない・意図的に無視するなどの背景があると高橋氏は指摘
・戦争を続けたい勢力も存在し、停戦の徹底は困難との見方を示す
・とはいえ、一応の停戦合意により「最悪の事態」は回避されたと評価
石破氏のNATO首脳会議不参加と不透明な理由
・石破氏がNATO会議を欠席したことに高橋氏は驚き、「トランプが行かないから」という理由には納得できないと批判
・実際にはトランプ前大統領は会議に出席しており、情報確認が不十分な日本側の対応に不信感を示す
・こうした重要な国際会議では、会議開始前の「ちょっとしたやり取り」で将来の政策の方向性を探ることができると説明
・「参加すればよかったのに」と日本の姿勢に失望を表明
防衛費5%要求と日本の財源余力
・トランプが日本に対しGDP比5%の防衛費増額を要求していることについて、「むしろチャンスだ」と高橋氏は評価
・日本には財源の手段が複数存在し、実現可能だと説明
・防衛国債を海自以外にも広げる
・債務償還費(20兆円近く)を使わずに国債償還できる制度あり
・外為特会(外貨準備特別会計)からの30兆円超の資金活用
・これらを使えば、5%増額は「簡単にクリアできる」と指摘
財務省の影響と「Z」陰謀説
・防衛費増額に後ろ向きな財務省(Z)が裏で反対している可能性を示唆
・「Zが悪さしている」「簡単なことをなぜやらないのか」と強い不信感
・財務省主導で政策判断が歪められているとの見解
米国との交渉好機を逃す日本
・米国からの防衛費要請を受け入れれば、貿易摩擦の緩和にも繋がる好機だったと指摘
・第7艦隊や原子力潜水艦の供与、米側の抑制的対応を引き出す交渉材料になったと分析
・例として「SLBMを積んだ潜水艦の船長だけ日本人にする」という構想も挙げる
・漫画『沈黙の艦隊』を引き合いに出し、「今なら実現可能」と説く
停戦で中国の動きに猶予、日本は備えを急げ
・イラン・イスラエルの停戦により、中国の軍事行動には一時的な自制が生まれると分析
・「時間の猶予」ができた今こそ、日本は安全保障の具体策を急ぐべきと主張
・「今回は間に合うかもしれない」「備えるなら今」と呼びかけ
キーワード:イラン・イスラエル停戦/石破茂/NATO首脳会議/防衛費5%/財源論/防衛国債/財務省批判/Zの影響/トランプ外交/第7艦隊/沈黙の艦隊