焦る中国仲間捜しに必死の習近平 そんな時に公明党と森山幹事長が飛んで火に入る夏の虫【髙橋洋一チャンネル#1256】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
習近平氏 ASEAN3カ国訪問
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
トランプ関税で中国孤立、焦る習近平の“仲間探し外交”
・習近平国家主席は現在、ベトナム、マレーシア、カンボジアなど東南アジアを訪問中
・目的は「中国包囲網」に対抗するための“仲間集め”とみられる
・当初、習近平は「アメリカ対世界」の対立構図を想定し、各国がアメリカに対抗すると思っていた
・しかし、報復関税でアメリカと対抗したのは中国だけで、他国は事実上“静観”
・結果的に「アメリカ vs 中国」の構図になり、中国が孤立
・焦った中国は、経済的に組みしやすい東南アジア諸国に接近
・だが、東南アジア諸国は「中国と組めばアメリカの制裁対象になる」と及び腰
・習近平は日本にも接触。公明党の斎藤代表や自民党の森山幹事長との関係を事前に構築していた可能性
・中国としては「日本も仲間に」との意図だが、トランプ側から見れば「なぜ今?」という疑念が残る
・他の大国(EUやTPP加盟国)は中国と距離を置いており、中国は市場の選択肢が狭まっている
・不動産バブルの崩壊、消費不振、デフレなど経済の悪化もあり、中国は出口を求めて東南アジアにすがる形
・習近平の訪問を受け入れた国々も、「一緒に見なされて報復されるのでは」と恐れている様子
・米中対立のなか、迂闊に中国と組めば“トランプパンチ”が飛んでくるという意識がある
・日本側としては、「病気や体調不良」などを理由に中国との接触を避けるという提案も
・最終的には“仲間探し”に必死な中国と、それに巻き込まれたくない周辺国という構図
キーワード:習近平、米中対立、報復関税、東南アジア外交、孤立する中国、公明党、自民党、トランプ政権、経済不安、仲間探し外交