米の価格が下がらない理由 解決策は単純【髙橋洋一チャンネル#1253】

米の価格が下がらない理由 解決策は単純【髙橋洋一チャンネル#1253】
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『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

 備蓄米の効果なし? 米の価格が下がらない件

『高橋洋一チャンネル』の内容を要約

米の価格14週連続値上がり 備蓄米の効果が限定的

・米の価格が14週連続で上昇し、5kgあたりの平均価格は4210円に到達。8円の値上げ
・備蓄米が投入されていない地域では4000円超が主流だが、備蓄米が流通している地域では3000円台後半と価格差が明確
・備蓄米の放出量が少なく、全体の供給量が不足していることが価格高騰の一因と分析
・備蓄米の放出効果は限定的で、理論上は15%程度の価格下落にとどまる
・十分な在庫(約100万トン)が存在し、必要に応じて追加放出が可能な状態
・本来、備蓄米は「不足時に放出」するためのものであり、「持っていること」が目的ではないと指摘
・価格抑制には輸入米(例:カリフォルニア米)を含む供給量の増加も有効。実際、安価な米が市場に出回っている
・供給増で市場に「隠し在庫」を抱える業者の買い控え期待を打ち砕き、投機的在庫を無力化できる
・米価高騰で農家が潤っているかは不明で、利益は主に中間業者(JAなど)に流れている可能性
・冷害農家の対抗策として、農家を企業化・集約化して、JAの独占体制に対抗する「供給独占モデル」が有効と提言
・野菜と異なり、米は鮮度より経路が重視され、直取引が難しいため、小規模農家による直接流通は不利な状況
・経済学的視点では、買い手の独占には売り手の供給独占で対抗すべきとの考えが基盤

キーワード:米価上昇、備蓄米、供給不足、輸入米、JA独占、農業集約化、供給独占、経済原理

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