【要約】ノーベル平和賞まで汚された凄まじい「中国工作」の実態【門田隆将チャンネル#0343】

【要約】ノーベル平和賞まで汚された凄まじい「中国工作」の実態【門田隆将チャンネル#0343】
『門田隆将チャンネル」は、作家・ジャーナリストの門田隆将氏が日本の政治経済や世界情勢などの側面や裏側をジャーナリストの視点で切り込むYouTubeチャンネルです。

『門田隆将チャンネル#0343』を要約

簗氏を巡る疑惑報道と選挙区内の対立

・門田氏は、前日の動画で簗氏を批判したことに対し、上海電力問題などで中国に厳しく対応してきた政治家を攻撃するべきではない、という反論が寄せられたと紹介した。
・そのうえで、対中姿勢への評価と今回の疑惑は別問題であり、政治的立場への共感を理由に問題を不問にするべきではないとの考えを示した。
・翌日発売の週刊誌では、運動員への金銭支払いや、シャトルバスによる支持者の輸送などが報じられると説明。ただし、番組内で疑惑の事実関係が検証されたわけではない。
・背景として、栃木3区が渡辺氏一族の強い地盤だったことや、渡辺喜美氏の自民党離党と「みんなの党」結成後、保守系陣営の競争が複雑化した経緯を挙げた。
・門田氏は、閣僚就任によって報道価値が高まり、疑惑が集中的に取り上げられていると分析。将来は対立陣営にも告発が向かう可能性があると述べた。
・記者時代にも選挙前には大量の告発文書が届いたとして、陣営間の告発合戦や怪文書に振り回されず、内容を見極める必要があると訴えた。
キーワード:簗氏,栃木3区,陣営間の告発合戦,怪文書

ピレイ氏の平和賞受賞とICCを巡る対立

・門田氏は、元国連人権高等弁務官のピレイ氏がノーベル平和賞を受賞したと紹介し、その過去の対中対応を問題視する批判が起きていると述べた。
・番組で引用した報道によると、同氏は10月12日にハーグの国際刑事裁判所(ICC)を訪れ、赤根智子所長らと面会し、困難な状況で職務に当たる職員を激励したとされた。
・門田氏は、イスラエルのネタニヤフ首相に対する逮捕状を背景に、米国が所長らに加えて裁判所本体にも制裁
を拡大し、銀行口座やドル決済の利用を制限する動きがあると説明した。
・そのうえで、国際的な刑事司法の理念自体には意義がある一方、中国の影響によって運営の公平性が損なわれているのではないか、という問題意識を示した。
・ただし、中国が同裁判所を支配しているという説明や、米政権の対応をその是正と位置づける見方は、門田氏自身の分析として語られた。
キーワード:ピレイ氏,ノーベル平和賞,国際刑事裁判所(ICC),制裁

国連人権機関から中国への参加者情報提供疑惑

・門田氏は、ピレイ氏の対中姿勢を示す事例として、2009年のダライ・ラマとの面会見送りと、2010年の劉暁波氏のノーベル平和賞授賞式欠席を挙げ、中国の意向に沿った対応だったと批判した。
・中心的な問題として、2012~2013年に、同氏が率いていた国連人権高等弁務官事務所から中国政府へ、人権関連会議に参加する活動家の情報が伝えられたという情報提供疑惑を取り上げた。
・対象にはウイグル人などの人権活動家が含まれ、誰が国連の会議に出席するかという情報が、当事者を取り締まる側へ渡ったと説明した。
・2013年には職員による内部告発があり、活動家本人や家族を危険にさらす行為だという懸念が示されたと紹介した。
・さらに、2008~2014年の在任中、中国への人権調査訪問が一度も行われなかったと指摘し、人権侵害への対応が不十分だったと論じた。
・門田氏は、これらを中国への配慮が積み重なった結果と捉えたが、本人の直接的な指示や関与について、番組内で具体的な証拠が提示されたわけではない。
キーワード:ピレイ氏,国連人権高等弁務官事務所,情報提供疑惑,人権活動家,内部告発

中国の人権活動家・曹順利氏の拘束と死

・門田氏は、ヒューマン・ライツ・ウォッチの当時の発信を紹介し、中国の人権活動家曹順利氏が2014年3月14日に52歳で亡くなった経緯を取り上げた。
・同氏は2013年9月、国連人権理事会の対中普遍的定期的審査(UPR)に先立つ人権研修へ参加するため、ジュネーブ行きの便に乗ろうとしたところ、北京首都国際空港で拘束されたと説明された。
・それ以前には、中国政府が国連に提出する人権報告書へ独立した市民の意見を反映させるよう求め、公開書簡や外務省前での座り込みを通じて、透明性と市民参加
を訴えていた。
・拘束後は所在が明らかにされない期間が続き、翌月に起訴されたと紹介。弁護士や家族は健康状態の悪化を訴え、2013年11月に肺炎と診断された後も、治療のための釈放を繰り返し求めたという。
・2014年2月にようやく病院へ移されたが、翌月に死亡。引用された報告では、当局が責任回避を図った可能性や、見舞いに来た支持者5人を拘束したことも指摘されていた。
・門田氏は、この死を国連側からの参加者情報の提供と結びつけて批判した。ただし、情報が伝わった具体的経路や、拘束との因果関係を裏づける資料の詳細は、番組内では示されていない。
キーワード:曹順利氏,普遍的定期的審査(UPR),北京首都国際空港,市民参加

世界ウイグル会議の抗議と人権保護への信頼

・門田氏によると、世界ウイグル会議は、ピレイ氏への授賞について正式に懸念を表明し、国連の人権機関による中国への情報提供を問題視した。
・同団体は、活動家を守るべき機関が本人たちの情報を中国政府へ渡したことを、人権保護への信頼を損なう重大な裏切りだと批判したと紹介された。
・具体例として、元議長が国連人権理事会への参加や入場を巡って妨げられたことも挙げられ、国際的な場で中国の人権問題を訴える難しさが説明された。
・門田氏は、ピレイ氏が情報提供について部下の行為だったと説明していると紹介しつつ、組織を率いた立場での説明責任を問う姿勢を示した。
・活動家が拘束や死亡に至った経緯を重く受け止めるべきだとして、こうした批判を受けてきた人物への授賞に強い疑問を呈した。
キーワード:世界ウイグル会議,ピレイ氏,人権保護,説明責任

慰安婦問題を巡るピレイ氏の対日発言への批判

・門田氏は、2014年8月8日付のしんぶん赤旗の記事を示し、ピレイ氏が慰安婦問題を過去に終わった事案ではなく、現在も続く人権上の問題として扱ったと紹介した。
・記事では、日本政府が対応を怠り、被害者が償いを得られないまま亡くなっているとして、日本側に対応を求める発言が伝えられていた。
・門田氏は、この発言が、朝日新聞による吉田清治氏の証言に関する記事の撤回・謝罪の翌日に行われたと説明し、その時期を問題視した。
・同氏は、証言の信頼性が崩れた局面で対日批判を強める役割を果たしたと解釈し、中国側の主張を後押しする言動だったと批判した。
・ただし、この発言が中国の指示に基づいていたという具体的根拠は番組内では示されておらず、「中国の代弁者」という評価は門田氏自身の見解である。
キーワード:しんぶん赤旗,ピレイ氏,慰安婦問題,朝日新聞,吉田清治氏

中国の統一戦線工作と国際機関の公平性への問題提起

・門田氏は、中国が各国で将来有力になる人物へ早い段階から接触し、長期的に親中的な関係を築く統一戦線工作を進めていると主張した。
・そのような人物が国際機関の要職に就くことで、中国に有利な判断や対応が生じるという構図を示し、今回の授賞問題もその一例だと位置づけた。
・ネタニヤフ首相には逮捕状が出る一方、ウイグル問題を巡る習近平氏や、日本人拉致問題を巡る金正恩氏には同様の措置が取られないとして、対応の違いを批判した。
・ただし、その違いを中国の影響によるものとするのは門田氏の分析であり、番組では裁判所の管轄や個別案件の法的条件について詳しい検討は行われていない。
・門田氏は、大国の思惑に左右されない国際刑事司法は本来重要だと評価しつつ、公平性や独立性が損なわれていないかを問うべきだと強調した。
・中国の影響は日本の政治・報道・経済界にも及んでいるとの持論を述べ、人権を守る制度が実際に誰を守り、誰を危険にさらしているのかを検証する必要があると締めくくった。
キーワード:統一戦線工作,国際機関,習近平氏,金正恩氏,公平性