【要約】読売&産経が告発した中国“認知戦”の深刻度【門田隆将チャンネル#0157】

【要約】読売&産経が告発した中国“認知戦”の深刻度【門田隆将チャンネル#0157】
『門田隆将チャンネル」は、作家・ジャーナリストの門田隆将氏が日本の政治経済世界情勢などの側面や裏側をジャーナリストの視点で切り込むYouTubeチャンネルです。

『門田隆将チャンネル#0157』を要約

中国の認知戦と日本メディアの対応

・門田氏は仙台での講演後、中国による認知戦の深刻さについて改めて問題提起した
・発端として、読売新聞産経新聞が、中国発の大規模な偽情報拡散を相次いで大きく報じたことを取り上げている
・その内容は、高市首相に関する人物攻撃や、日本そのものをおとしめる情報が中国系SNS上で大量に拡散されているというものだった
・具体的には、「高市首相の祖父が中国を侵略した旧日本軍関係者だった」「台湾から賄賂を受け取った」といった、根拠の乏しい情報が流布されていたと指摘している
・門田氏は、こうした情報工作が単なる中傷ではなく、日本の政治や世論に影響を与えるための対日世論工作であると強調している
・一方で、この問題を大きく扱っているのは現状では読売新聞産経新聞が中心であり、他の新聞やテレビ局は十分に取り上げていないと批判している
・門田氏は、日本の主要メディアの一部が中国の認知戦を黙殺したまま、逆に高市政権批判トランプ批判を強めている現状に強い危機感を示した
・そのため、中国の情報工作と国内メディアの論調が結果的に重なり、日本に不利益な方向へ世論が誘導されていると論じている

高市首相をめぐる偽情報拡散の実態

・門田氏は、産経新聞の記事をもとに、高市首相に関する偽情報の具体例を紹介している
・その一つが、「高市首相の祖父が中国人青年に刀を振り下ろそうとする旧日本軍の人物だ」という内容であり、SNS上で画像付きで拡散されたという
・しかし、台湾ファクトチェックセンターの検証によって、その人物は高市首相の祖父とは全く別人であり、名前も一致しないことが確認されたとしている
・さらに、拡散された日本語表現には不自然な点が多く、中国語話者が作成した日本語とみられる特徴があったと紹介している
・また台湾では、国民党系の人物がテレビ番組で、高市首相の祖父に関する虚偽の説明を公然と述べていたとも言及している
・加えて、台湾側関係者からの資金提供や賄賂疑惑まで流布されていたが、これも偽情報として検証対象になったと説明している
・門田氏は、これらの動きが日本国内だけでなく、台湾の政治空間も巻き込みながら展開されている点を重く見ている
・つまり、高市首相個人への攻撃は単なる国内政治の批判ではなく、日台関係や安全保障認識を揺さぶるための工作の一部だと位置づけている

台湾への情報工作と中国の影響力拡大

・門田氏は、中国の情報工作が日本だけでなく、台湾の選挙や政党運営にも大規模に入り込んでいると指摘した
・台湾では、親中派とされる勢力を支援するために、生成AIを活用した応援動画や宣伝情報が大量に拡散されたという
・その規模は非常に大きく、多額の資金が投入されているとされ、組織的な世論操作が行われているとの認識を示した
・さらに、台湾の国家安全局も、中国のネット工作部隊が日本を含む世界各地の多数のSNSプラットフォームで影響力工作を行っていると指摘していることに触れた
・門田氏は、こうした工作の目的が、台湾では親中勢力を有利にし、日本では高市政権を弱体化させることにあるとみている
・特に、高市首相の存立危機事態発言や台湾有事をめぐる発信を撤回させたい意図が背後にあると論じている
・そのため、中国にとっては、日米首脳会談が成功し、日本とアメリカの安全保障連携が強まることは都合が悪いという見方を示した
・門田氏は、こうした情報工作と日本国内の一部報道が重なることにより、国民が本質を見誤る危険が高まっていると訴えている

日米首脳会談と日本の安全保障

・門田氏は、今回の日米首脳会談について、日本の安全保障上きわめて重要な成果があったと評価している
・特に、台湾海峡の現状変更を力で許さないというアメリカの関与を明確にした点を、本質的な成果だとみている
・門田氏は、これまでこのチャンネルでも一貫して、今回の会談の核心は日本民族の存続に関わる安全保障の確認にあると述べてきた
・その意味で、会談を失敗と決めつける報道や論評は、中国側の狙いと重なっている可能性があると問題視している
・さらに、こうした対中抑止の文脈を十分に理解し、報じている日本メディアはごく限られているとし、読売産経を高く評価している
・門田氏は、日本が東アジアでアメリカの関与を維持し続けることこそ、安全保障の土台であり、それを支える政権運営が必要だと主張している
・そのため、単なる政局論や政権批判ではなく、国家の存立という基準から報道や政治を見なければならないと強調した

日経新聞「春秋」への批判と表現の自由論

・門田氏は、中国の認知戦を大きく報じる読売・産経とは対照的に、日経新聞の論調に強い違和感を示した
・特にコラム**「春秋」で、国旗損壊罪の創設に否定的な立場が示されたことを取り上げて批判している
・門田氏によれば、その論調は「外国国旗を損壊する行為は処罰対象なのに、日本の
日の丸について同様の保護を与えることに否定的」というもので、極めて不自然だと受け止めている
・また、日経側がそれを
表現の自由の問題として論じている点についても、国家の象徴である国旗を守ることは当然だと反論している
・門田氏は、日本国旗の損壊が許され、外国国旗だけが保護される現状の方が不均衡であり、国民感情を軽視しているとみている
・さらに、日経新聞が近年、親中的かつ
緊縮財政寄り**の論調を強めており、その姿勢が日本の発展や安全保障に逆行していると厳しく批判した
・読者の中にも、そうした論調に違和感を持ち購読をやめる人が増えているとの見方も示している
・門田氏は、この問題は単なる新聞批評ではなく、どの報道機関が日本の存続に資する視点を持っているかを見極める問題だと位置づけている

日本人が持つべき視点

・門田氏は、中国の認知戦がすでに大規模かつ現実的な脅威になっている以上、日本人は日々の報道をそのまま受け取るのではなく、背景にある意図を見抜く必要があると訴えた
・特に、政権や外交を評価する際には、単なる好き嫌いや党派性ではなく、日本民族の存続に資するかどうかを基準にすべきだと主張している
・また、オールドメディアがどのような論調を展開しても、自分たち自身で国家利益や安全保障の観点から判断しなければならないと強調した
・門田氏は、仙台での講演でも同様の危機感を共有し、多くの参加者に現状の深刻さを伝えたとしている
・今後も、中国の情報工作や日本の報道のあり方について継続して発信していく考えを示し、視聴者にも警戒を呼びかけて締めくくった


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