【要約】中国を焦らせた「高市外交」の凄まじさ【門田隆将チャンネル#0024】

INDEX(目次)
中国を焦らせた「高市外交」の凄まじさ
『門田隆将チャンネル#0024』を要約
激動の2025年10月と動画収録の状況
・10月31日夜、大阪での「よみるテレビ」収録を終えて東京に戻り、事務所から急ぎ動画を撮影している
・2025年10月は政局・外交ともに動きが集中し、「激道の10月」だったという実感を述べる
・明日から11月、臨時国会の代表質問・審議が本格化するタイミングでの振り返り動画だと位置づける
高市政権誕生までの政治日程の整理
・10月4日:高市氏が自民党総裁に選出
・10月10日:公明党が連立離脱
・10月15日:維新を説得する動き
・10月20日:維新と政策合意
・10月21日:高市氏が総理大臣に選出
・短期間で政権基盤を作り直し、政策合意まで持ち込んだことを「歴史的な急展開」と強調
高市氏は「融和派+毅然対応」の政治家という評価
・左派が「対中強硬派」と批判してきたが、高市氏は本質的には融和派だと繰り返し主張
・ただし融和一辺倒ではなく、国家としての核心では譲らないため相手に舐められない人物像だと説明
・APECや各国首脳との会談ぶりを見れば、その路線が視聴者にも伝わったはずだと語る
日米関係の復活とトランプ訪日
・高市首相就任後すぐに外交デビューし、10月28日にトランプ大統領との日米首脳会談が実現
・トランプ訪日は「高市氏と会いたいからで、彼女でなければ来なかった可能性が高い」と評価
・横須賀の第7艦隊(空母ジョージ・ワシントン)での強い日米連携アピールは、東アジアの抑止力を世界に示した出来事と位置づける
・左派の「はしゃぎすぎ批判」は的外れで、中国に強烈なインパクトを与えた点こそ重要だとする
日中首脳会談が実現した意味
・中国側は当初、日中首脳会談をするつもりがなかったが、情勢が変わって実施に追い込まれたと説明
・日米の蜜月化、高市政権の高支持率、長期政権化の可能性が中国に「放置できない現実」を突きつけたという見立て
・習近平主席は公の場では硬い表情だったが、非公式の場では柔らかい表情も見せていたと紹介
・過去(2009年、胡錦濤時代の来日)に中国指導者が日本への態度で党内批判を浴びた例を引き、今回も国内事情で「笑顔を見せにくい」体質に触れる
習近平主席の冒頭発言のポイント
・「日本は重要な隣国」「建設的で安定した関係を維持すべき」と述べ、関係重視を明確に示した
・世界情勢が不安定化する中、日中関係の長期的・安定的発展が両国人民と国際社会の期待に沿うと語った
・「4つの政治的原則」「戦略的パートナーシップ」を踏まえ、新時代の安定した日中関係を作るべきだと表明
・中国トップがここまで強調したことを「異例で、驚くべき踏み込み」と評価
高市首相の返答と外交姿勢
・中国が重要な隣国であり、地域と国際社会の平和と安定に責任を持つと位置づけた
・「戦略的互恵関係の包括的推進」「建設的かつ安定的な関係構築」という大きな方向性を再確認
・課題はあるが、理解と協力を増やし具体的成果につなげると述べた
・さらに「信念と実行力を政治信条としてきた」「主席と率直に対話し、首脳間の関係を深めたい」と発言し、覚悟と主導力を示したと高く評価
・“舐めたらいかんぜよ”に例え、柔らかさと迫力を併せ持つ態度が中国に効くと強調
会談後に突きつけた日本側の懸念
・尖閣諸島を含む東シナ海問題への強い懸念を伝達
・レアアースなど輸出管理の問題を提起
・邦人拘束や在留邦人の安全確保を要請
・香港・新疆ウイグルなど人権・統治問題でも深刻な懸念を表明
・北朝鮮情勢、拉致問題も含め意見交換した
・「中国相手でもひれ伏さず、言うべきことを言うのが高市外交」と結論づける
中国側の弱体化と対日姿勢の背景分析
・中国経済は失速し、若年層の実質失業率は4割超との認識を示す
・国内で企業撤退、倒産、街の空洞化が進んでいるという情報に言及
・中央軍事委員会の幹部粛清など、習体制の揺らぎが目立つと指摘
・日本に見捨てられると中国はさらに苦境に陥るため、今回の会談に応じざるを得なかったという見立て
米中首脳会談で台湾問題が出なかった意味
・直近の米中首脳会談で台湾問題が主要議題にならなかった点を重視
・日米の結束と台湾海峡の平和・安定での合意が、中国の軍事的選択肢を狭めた結果だと解釈
・高市政権発足が国際秩序に直接影響し、東アジアが「戦争より平和へ動き始めた」と総括
今後への呼びかけ
・岸田政権3年+石破政権1年の計4年を「無駄にした」と批判
・高市政権で日本は復活しうるとして、国民の後押し・応援を求める
・11月の臨時国会、代表質問を引き続き見守ろうと締める
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