日本銀行 田村委員の利上げ発言の要点と問題点
by hamn
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日銀・田村直樹委員、25年度後半に「最低1%まで利上げ」 - 日本経済新聞 https://t.co/u4eEoHhpjC
— ラスト・ミッションLab (@yumetrain) February 6, 2025
INDEX(目次)
日銀田村委員の利上げ発言の要点と問題点
1. 田村委員の利上げ方針
- 2025年度後半に最低1%まで利上げ
日銀の田村直樹審議委員は、2025年度後半には少なくとも短期金利を1%程度まで引き上げるべきだとの考えを示した。 - 理由:物価上昇リスクの抑制
政策金利を0.5%→0.75%に引き上げても、実質金利は依然としてマイナスであり、経済引き締めには不十分と主張。 - 利上げに積極的な「高派」
田村委員は2024年12月の会合で金利据え置きに反対し、利上げを提案。金融政策の正常化を積極的に進める立場と見られる。
2. 利上げの裏事情
- 利上げの本当の目的は「政策金利を2%に引き上げる」こと
田村委員らは、今後1回0.25%ずつ年2回のペースで金利を引き上げ、最終的に2%にする計画。 - 経済状況を考慮せず、既定路線で進めるのは問題
本来、経済状況を見ながら利上げの是非を判断すべきなのに、先に目標を決めてしまっている。
3. 東西預金の利息で銀行が巨額利益を得るカラクリ
- 日銀に預けている銀行の当座預金に金利がつく
通常、企業が銀行に預ける当座預金には金利がつかないが、銀行が日銀に預けると金利がつく仕組みになっている。 - 利上げで銀行は数兆円規模の利益
2024年1月の利上げで当座預金金利が0.5%に上がり、銀行は約2.5兆円の利益を得た。今後さらに利上げすれば5兆円に達する可能性がある。 - 本来なら国庫に入るべきお金が銀行に流れている
本来、この利益は日銀納付金として国の税収となるはずだが、銀行が独占している。
4. 利上げが国民に与える悪影響
- 貸出金利は上がるが、預金金利はほとんど上がらない
0.25%の利上げが行われると、貸出金利は0.25%上がるが、預金金利は0.1%しか上がらないため、銀行が大きく儲かる仕組み。 - 庶民には増税と負担増加
一方で、政府は「税収が不足している」として、基礎控除の引き上げなどは行わず、庶民の負担は増えるばかり。 - 企業や国民にとってはマイナスの影響が大きい
経済が冷え込む中での利上げは企業活動を萎縮させ、個人の住宅ローン負担なども増加。
5. 政治との関係
- 銀行・財務省・日銀が癒着
銀行出身の金融官僚や政治家が、金融機関に有利な政策を推進。 - 国会を軽視し、重要な決定が国民に知らされない
例えば、1月24日の国会初日に利上げを決定。国会審議を通さずに進められた。
6. まとめ
- 利上げは庶民の負担増につながるが、銀行や財務省にとっては莫大な利益をもたらす。
- 当座預金金利を引き上げることで、銀行が不当に利益を得る仕組みがある。
- 国会を通さずに重要な決定が行われるのは問題であり、政府・日銀・金融界の癒着が進行している。
- 本来の目的(物価安定)とは違う動機で利上げが行われている可能性が高い。
結論
「庶民には負担増、銀行には莫大な利益」
この利上げ政策は、金融業界と財務省の利益のために行われており、国民にとっては大きな負担となる可能性がある。
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