7/5LIVE! 正義のミカタ後追い解説【地震/フェンタニル/参院選/税収過去最高】【髙橋洋一チャンネル#1310】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
INDEX(目次)
【要約】7/5LIVE! 正義のミカタ後追い解説
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
地震予測の信憑性と「社会的割引率」の政策的影響
・地震予測において「○年±何年」といった幅のある予測は不確実性が大きく、科学的というより「近学(近未来学)」に近い
・2030年±5年という予測もあるが、起こるかどうかは誰にも分からず、「明日起きてもおかしくない」とも言える
・地震に関してはメカニズム自体が完全には解明されておらず、「準備は必要だが余裕があるとは限らない」レベル
・「社会的割引率(バリビ率)」を下げれば建設国債の発行が容易になり、公共投資が増える仕組みになる
・高橋氏は国交省が本気で予算を取りに行けば通ると指摘、政治よりも計算上の制度設計が重要だと主張
・予算は政治的な要素よりも技術的・制度的な仕組みで決まる部分が大きい
・「社会的割引率を下げればインフラ整備(例:下水道)更新費用も抑えられる」は財務省には都合が悪いため黙認状態
キーワード:地震予測、社会的割引率、公共投資、建設国債、国交省、財務省
フェンタニル密輸報道と「ワンタッチ輸出」の裏側
・名古屋港でのフェンタニル密輸問題について、公安や警察は介入できないケースがあると高橋氏が指摘
・「ワンタッチ輸出」とは、形式上日本に輸入せず倉庫に留め置いて再輸出する手法で、国内流通を避けられる
・国内に入っていないと見なされれば、公安や警察の捜査権限が及ばない可能性がある
・山田氏は公安取材ベースで「大きな問題ではない」と主張したが、高橋氏は税関ルートからの密輸の可能性を指摘
・FBIが情報を日本に提供していた可能性が高く、「税」が最初に動くケースだったと見解
・高橋氏は、国内での流通を回避した密輸手法に詳しく、他の出演者との見解の違いが明確に
キーワード:フェンタニル、密輸、名古屋港、ワンタッチ輸出、税関、FBI、公安
参院選情勢と石破政権への影響
・参院選の情勢調査について、複数メディアが高橋氏の予測と一致する数字を発表し始めている
・「50議席を切る可能性が55%程度」と分析、政権には厳しい見通し
・自民党にとっては「関税交渉」が得点稼ぎの好機だったが、十分に活かせていない
・「街頭演説に人が来ない」「石破首相が総理らしからぬ印象」など、選挙現場での感触も厳しい
・党の焦りや迷走ぶりが露呈し、「今さら言っても手遅れ」とする見解
キーワード:参院選、情勢調査、石破政権、街頭演説、選挙戦略
財務省の税収操作と「ごまかし」の構造
・財務省は予算編成時に税収を少なく見積もることで、予算要求を抑え込もうとしている
・高橋氏は「6兆円以上の税収上振れをごまかしていた」と批判
・財務省は上振れした後で小出しに修正を行い、「最初から分かっていたはず」との指摘
・これは「減税余地を隠すための手口」であり、政策判断を歪める構造的問題
・安倍元首相も財務省幹部の前で高橋氏に「どう思うか」と尋ねるなど、意図的に情報を共有していた可能性も
キーワード:財務省、税収予測、予算編成、減税余地、情報操作、安倍政権