【要約】日銀審議委員人事が可決も日経がアホな社説【髙橋洋一チャンネル#1478】

【要約】日銀審議委員人事が可決も日経がアホな社説【髙橋洋一チャンネル#1478】
『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

  日銀人事の日経社説

『高橋洋一チャンネル#1478』の要約

日銀人事と「独立性」論の誤解

日銀審議委員として浅田氏佐藤氏の人事が参議院で承認・可決されたが、これに対し一部では「物価安定に不安が残る人事だ」との批判が出た
・しかし、この批判は日銀の独立性の意味を正確に捉えていないというのが話の核心である
・日銀総裁、副総裁、審議委員はいずれも国会同意人事であり、衆議院と参議院の双方で可決されなければ成立しない仕組みになっている
・過去には、いわゆるねじれ国会の時期にこの同意人事が滞り、ポストに空白が生じたこともあったが、それは制度上の問題であり、日銀の独立性とは別の話である
・本来、日銀の独立性には**「目標の独立性」「手段の独立性」の2つがあるが、日本では認められているのは基本的に手段の独立性である
・つまり、政府が大きな政策目標を定め、その範囲内で日銀が日々の金融政策運営を独立して行うという構造であり、目標まで日銀が勝手に決める仕組みではない
・このため、「政府は日銀の独立性を尊重すべきだ」とだけ論じるのは不正確で、実際には政府もすでに
手段の独立性は尊重しているという指摘である
・むしろ問題なのは、今の
日本銀行インフレ目標**を独特に解釈し、利上げによって景気や雇用に悪影響を与える方向に動いている点だと批判している
・そのため、日銀の運営がおかしい場合には、政府が意見を述べるのは当然であり、それは独立性の侵害ではないという見方である

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今回の人事評価と各党の対応

・今回承認された浅田氏佐藤氏については、いずれも「しっかりした人物」であり、雇用確保を重視する立場の人選だと評価している
・参議院では投票結果が個別に表示されるため、各議員が賛成か反対かも明確に分かる仕組みになっている
自民党維新は賛成に回り、加えて国民民主参政党も賛成したことで、今回の人事案は比較的安定して可決された
・一方で、立憲民主党公明党共産党が反対したことには疑問を呈している
・特に、雇用労働者保護を重視するはずの政党が、より雇用確保を意識した人事に反対するのは整合性を欠くという批判である
・現在の日銀は雇用面への配慮が弱く、今回の2人はそれを是正する方向の人材であるため、本来なら反対すべきではなかったという見立てである
・今回の人事によって一部は改善したものの、日銀内部にはまだ問題のあるメンバーが残っており、すぐに全体が変わるわけではないと見ている
・したがって、今後も人事を通じて少しずつ方向修正していく必要があると述べている

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参議院投票の不安定さと押し間違い問題

・今回の採決では、知人である関氏が「投票なし」と表示されていたため確認したところ、本人は賛成の意思だったが、ボタン操作のミスで投票が反映されなかったという説明だった
・こうした押し間違いや操作ミスは参議院では時々起きることであり、本人の政治的立場とは無関係な単純ミスの場合もあるという
・そのため、特に僅差の採決ではこうしたミスが結果を左右しかねず、参議院の投票システムには不安があると指摘している
・今回は国民民主参政党の賛成があったため比較的余裕があったが、もし本当にギリギリの採決であれば、こうした操作ミスは深刻な問題になり得る
・実際、国会内では「今回はギリギリだから押し間違えるな」といった注意が出ることもあるが、それでも完全には防げない
・一方、衆議院はこれとは異なる方式で、ミスが分かりやすい仕組みになっているため、参議院独自の方式には改善の余地があるという見方を示している
・こうした制度面の不安定さを踏まえると、重要な国会同意人事を扱う場として、今の参議院の投票方式は再検討の余地があるとしている

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今後の日銀改革と長期政権への期待

・今回の2人の承認で一定の前進はあったものの、日銀改革の本丸はまだ残っていると指摘している
・特に重要なのは、総裁副総裁の人事であり、ここを変えなければ日銀全体の方向性は大きく変わらないという認識である
・そのため、今後も政権が安定的に続き、段階的に人事を入れ替えていくことが必要だとしている
・話の中では、高市氏に長期政権を担ってもらい、憲法改正とあわせて日銀人事もきちんと立て直してほしいという期待が語られている
・短期間では成果が出にくい分野だからこそ、腰を据えて継続的に人事を見直し、金融政策の方向を正常化していく必要があるという結論で締めくくられている

キーワード:日銀改革,総裁,副総裁,高市氏,長期政権,憲法改正