【要約】高市内閣支持率が脅威の82% 国会も隙なし‼【髙橋洋一チャンネル#1384】

【要約】高市内閣支持率が脅威の82% 国会も隙なし‼【髙橋洋一チャンネル#1384】
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『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

 高市内閣 支持率82%に

『高橋洋一チャンネル』の内容を要約

高市内閣支持率80%超と「高市フィーバー」

・高市内閣の支持率が80%超(約82%)となり、歴代内閣と比較しても“脅威的”といえる水準に達している
・高市首相の人気は政策だけでなく、愛用しているバッグやボールペンまで話題となり、銘柄特定・品切れ・入荷待ちが出るほどの「高市フィーバー」状態
・ファッションや持ち物がメディア・SNSで拡散され、「普通のボールペン」でも高市ブランドが付くことで注目度が急上昇している

自民党より「高市個人」の人気が突出

・世論調査を見ると、自民党の政党支持率はそれほど上がっておらず、内閣支持率とのギャップが生じている
・このことから、「自民党だから」ではなく「高市だから支持する」という個人人気が際立っていると分析
・高市首相就任を「良かった」と評価する人が多く、政権交代後の期待感が支持率に反映されている

高支持率が国会代表質問を“弱腰”にする構図

・代表質問(党首クラスが行う内閣への質問)は、政権への追及の場だが、支持率80%超の政権に対しては攻めにくくなる
・厳しく追及すると、視聴者・有権者から「なんであんなに人気のある高市さんをいじめるのか」という空気になりかねず、野党側が慎重になる
・その結果、「お体の具合はいかがか」「ワークライフバランスは」など、無難でソフトな質問が増え、全体としてトーンが弱くなる
・実際、今回の野田氏の代表質問も、過去の強い追及と比べると“切り込み不足”“パンチ不足”と感じられる内容だったと指摘

幅広い支持層と他党への影響可能性

・年代別に見ても支持が満遍なく高く、若年層から高齢層まで広く受け入れられていると解説
・政党支持別の内訳を見ると、国民民主党や参政党など、他党支持層からも高市首相への支持が高い
・次の選挙では、国民民主や参政党に流れていた票の一部が、自民党(高市内閣)側に流れる可能性があると“読み”を示す
・一方で、公明党と立憲民主党の支持層では、依然として石破氏への支持の方が高く、「公明+立民」という不思議なラインが見えてくると皮肉交じりにコメント

高市首相の答弁力と政治家としての“武器”

・高市首相は過去の大臣時代から、国会での応酬に強く、相手の矛盾を突いたり、皮肉を交えて“やり込める”シーンが多かったと振り返る
・普段から、何かおかしいと感じた時には「これは違うのでは?」と、やや皮肉を交えつつも的確に指摘するスタイルが特徴
・総裁選に2回挑戦した過程で徹底した勉強を行い、経済・安全保障などの政策知識を大きく蓄積した結果、現在は“知識がたまりにたまった状態”になっていると評価
・代表質問は基本的に“一問一答のやり取りが少ない形式”であり、高市レベルの答弁力なら、相当厳しい質問が来ても十分にさばける、むしろ逆に論破してしまう可能性すらあるとみている

経済政策の柱①:危機管理投資と国土強靭化

・高市政権の経済政策の核は「投資」であり、その一つが「危機管理投資」
・危機管理投資とは、大規模災害や安全保障上のリスクに備えたインフラ整備・国土強靭化などへの投資を指す
・防災・減災、老朽インフラ更新、エネルギーや物流の安全確保など、国家の“土台”を強くするための支出を積極的に行う方針
・これらは短期的には財政負担だが、中長期的には災害コストの削減や経済活動の安定化につながる「攻めの危機管理」として位置づけられている

経済政策の柱②:17の戦略分野への重点投資

・もう一つの柱が「戦略分野投資」で、政府が成長・安全保障の要と位置づける17分野に対して集中的に投資する構想
・例として挙がっている分野
 ・AI・半導体
 ・造船
 ・量子技術
 ・合成生物学・バイオ
 ・デジタル・サイバーセキュリティ
 ・フードテック(食と技術の融合)
 ・資源・エネルギー安全保障、GX(グリーントランスフォーメーション)
 ・防災・国土強靭化
 ・創薬・先端医療
 ・核融合エネルギー
 ・重要マテリアル(材料・物資)
 ・ロジスティクス(物流)
 ・防衛産業
 ・情報通信
 ・海洋関連 など
・高市首相は、これらの分野について「どんどん投資せよ」と各省庁にボールを投げており、官庁側は“どうやって、どこに、いくら配分するか”の設計に追われることになる

デュアルユース分野と学術会議の“影響外し”

・戦略分野の多くは、民生用と軍事用が重なる「デュアルユース」技術であり、従来は日本学術会議の反対・横やりで進みにくかった領域
・しかし今回は「研究助成」ではなく「政府投資」という枠組みであり、学術会議が口を出しにくいスキームになっていると指摘
・「これは研究ではなく投資だから、学術会議が何を言っても関係なく進められる」という論理で、従来のボトルネックを一気に飛び越えようとしている
・通常は、基礎研究→応用研究→実用化という段階を踏むが、今回は政府が“上から”戦略分野を指定し、いきなり大きな投資を流し込むという“従来とは違うパターン”が特徴

行政現場への負荷と「馬車馬政権」

・量子・バイオ・デジタルセキュリティ・航空宇宙・医薬・マテリアルなど高難度な分野は、役所の担当者から見ても内容が複雑で、投資の設計が難しい
・どのプロジェクトにどれだけ配分するか、基礎研究と実用化のバランスをどう取るかなど、事務方が汗をかく作業が続くと予想される
・そのため、「ワークライフバランス」どころではなく、“馬車馬のように働く”ことになる政権だと、髙橋氏は半ば冗談交じりに「高市・馬車馬政権」と名付けている

株式市場への波及と今後の展開

・政府が「重点投資リスト」を発表したことで、関連する有望企業の株価がすでに大きく上昇していると解説
・中には4〜5割も値上がりしている銘柄もあるとし、政策テーマと株式市場が強く連動している状況を指摘
・今後さらにリストが整理・発表され、政府支援の方向性が明確になるほど、関連銘柄に資金が集まりやすくなる
・外交で存在感を示した直後に、国会答弁と並行して17分野重点投資を打ち出していることから、「外・内・成長戦略」を一体で進める非常にアクティブな政権運営だと総括している

キーワード:高市内閣支持率80%超、高市フィーバー、自民党支持率とのギャップ、代表質問の弱腰化、全方位型支持、国民民主・参政票の流出可能性、高市首相の答弁力、危機管理投資、17分野戦略投資、デュアルユース、学術会議の影響回避、馬車馬政権、政策テーマ株高

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