【要約】維新が協力で高市総理誕生へ【注】立民+国民は165ではなく148+27=175【髙橋洋一チャンネル#1373】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
INDEX(目次)
首班指名 混沌中
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
初閣指名をめぐる混乱と「総総分離」論の浮上
・国会は21日に召集予定で、通常なら冒頭で首班指名選挙を行うが、自民党内の総裁交代による政権移行のため、一部で「首班指名を行わない」という異例の可能性(いわゆる“総総分離”論)も取り沙汰されている
・「総総分離」とは、自民党総裁と内閣総理大臣を分ける構想で、石破首相を継続しつつ、高市氏を党総裁に据える案だが、党内では非現実的との見方が強い
・この案を主張する勢力は、石破氏を引き延ばすことで高市氏の台頭を抑えたい思惑を持つとされる
・仮に首班指名を見送れば憲政上極めて異例で、野党の不信任案提出がなければ内閣が存続することになる
キーワード:首班指名、総総分離、石破首相、高市総裁、自民党内対立
自民党の議席減少と野党再編の思惑
・自公連立が解消され、自民・公明合わせて220議席から196議席に減少
・野党側(立民・国民など)が連携すれば自民を上回る可能性があり、立民内では連携への野心が高まっている
・ただし、現実的には野党が一枚岩になるのは難しく、過半数を握るには至らない見通し
・自民党内では「造反リスト」も出回り、最大で26人の離反が噂されるなど、党内の不安定さが増している
・首班指名は記名投票のため、造反が可視化されるリスクが高く、党内統制が焦点に
キーワード:自公連立解消、196議席、造反リスト、野党連携、記名投票
公明党の去就と政治資金問題をめぐる駆け引き
・公明党は現在、自民とも距離を置く姿勢を見せており、他党(立民など)からも引き込みの動きがある
・今年3月、小泉進次郎氏主導で自民・公明・国民が政治資金規制で合意した経緯があり、高市政権がこれを急に見直したことが波紋を呼んでいる
・地方組織を巡る扱い変更(7000組織→48本部への統合)に公明が強く反発
・10月6日の中国大使との会談を境に、公明の態度が硬化したと指摘する声もある
・この経緯をめぐり、高市政権と公明党の間に深い溝が生じたとの見方が強い
キーワード:公明党、政治資金規制、小泉進次郎、高市政権、中国大使会談
維新・国民との連携模索と「福都構想」
・維新の会は自民・立民双方から連携を打診されているが、組合批判の立場から立民との協調は困難
・政策的には自民・国民に近く、「福都構想」(大阪・近畿圏に東京の機能を複製する大規模インフラ計画)を推進
・「福都構想」は公共事業規模10兆円以上とされ、高市氏の掲げる「投資主導型経済」と親和性がある
・維新が自民側に付く場合、公明の議席分を補い、与党勢力は233議席を超える可能性も
・今回の首班指名で維新がキャスティングボートを握る展開も想定されている
キーワード:維新の会、福都構想、公共投資、高市経済政策、キャスティングボート
高橋氏の見立て:首班指名の焦点と政局の行方
・現状は「異様な混乱期」にあり、与野党の思惑が交錯
・維新・公明・国民の動向次第で、石破続投か高市首相誕生かが決まる見通し
・首班指名の過程では「1回目で過半数超え」も視野に入るが、僅差での決戦投票となる可能性も
・高橋氏は「維新が与党側に傾けば、政局は一気に収束する」と予測
・首班指名当日のライブ中継で詳細分析を行う意向を示した
キーワード:政局分析、石破続投、高市内閣、維新動向、首班指名投票