【要約】総裁選フルスペック 高市vs進次郎の様相【髙橋洋一チャンネル#1348】

『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済や世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。
INDEX(目次)
自民党総裁選 フルスペックで実施へ
『高橋洋一チャンネル』の内容を要約
自民党総裁選、10月4日にフルスペック方式で実施へ
・自民党総裁選は10月4日に党員票を含む「フルスペック方式」で行われることが固まり、候補者は全国で討論会や演説を行う本格的な選挙戦に突入する見通し
・石破首相は2020年10月1日に就任し、約372日間在任したことで、麻生元首相(358日)や福田元首相(365日)を上回り、安倍元首相(366日)と並ぶ長さとなった
・ただし、参院選や統一地方選で敗北しながらも辞任を先送りしたため「負けながらも粘った首相」との評価もある
有力候補:高市早苗氏と小泉進次郎氏
・前回総裁選で2位・3位だった高市氏と小泉氏が有力候補と目される
・高市氏は推薦人20人を問題なく確保できるとされ、政治評論家の「推薦人不足説」は根拠が薄いとの指摘
・小泉氏も立候補の意欲を示しており、菅前首相が支援すると見られ、維新との連携が視野に入っている
連立の行方と各党との関係
・自民党は少数与党のため連立が不可欠だが、公明党は「高市氏とは組めない」との立場を取っている
・一方で「最終的には自民党に追随する」との見方もあり、公明党との関係が焦点となる
・高市氏が総裁となった場合は国民民主党との政策協力が有力視され、両者の経済政策は減税を中心に類似点が多い
・小泉氏が総裁になれば、維新との連携が現実的とされるが、財務省の意向を受け入れる形で「増税路線」に傾く可能性が指摘される
政策スタンスと経済政策の違い
・高市氏と国民民主党は「減税重視」で一致しており、増税路線は否定的
・小泉氏は財務省寄りで、増税や財政規律を重視する可能性が高く、経済政策の方向性に明確な差が出ている
・「増税大連立」のシナリオは石破氏退陣で消えつつあるが、小泉氏が勝てば再浮上する余地もある
派閥の動きと支持の行方
・岸田前首相は小泉氏支持に回る可能性が高く、林氏や茂木氏をどう動かすかが注目される
・麻生派は高市氏支持で固まる見通しで、茂木氏も最終的に麻生派に同調する可能性が高い
・党内力学としては「高市=麻生派」「小泉=岸田派+菅氏」という構図が浮上しつつある
フルスペック選挙での優位性
・フルスペック方式では候補者は全国で演説や討論会を繰り返すことになり、弁舌に長け、失点の少ない高市氏が有利と見られる
・小泉氏は討論の場で論破される場面が想定され、演説力や政策論争で劣勢になる可能性が高い
・「フルスペック方式は高市氏に追い風」との見方が党内外で広がっている
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