参院選の結果を分析 一番の負け組は立民だった【髙橋洋一チャンネル#1322】

参院選の結果を分析 一番の負け組は立民だった【髙橋洋一チャンネル#1322】
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『髙橋洋一チャンネル」は、数量政策学者で嘉悦大学教授の髙橋洋一さんが視聴者の質問に答える形で、政治経済世界情勢など現在進行中の問題について理路整然と解説してくれるYouTubeチャンネルです。

 参議院選挙を分析

『高橋洋一チャンネル』の内容を要約

比例票で見る参院選の勢力変化

・2024年衆院選と2025年参院選の比例票を比較し、政党間の勢力変化を分析
・自民党:▲180万票、公明党:▲80万票、維新:▲70万票と、与党・準与党勢力が大きく減少
・立憲民主党は▲420万票、共産党も▲50万票と、野党側も壊滅的打撃
・投票総数は前回比+460万票で増加、票の受け皿が問われた選挙だった
・新規に増えた票および流出票がどこに向かったのかが重要な分析ポイント

キーワード:比例票、票の流動、自民・立憲の退潮

参政党・保守党・未来など「新興右派」への票流入

・自民・維新・公明から流れた保守票の多くは、「保守党」「参政党」「未来日本」など新興右派政党に流入
・新興右派の得票:保守180万票、賛成党560万票、未来150万票=計890万票
・従来の与党勢力の失地を、野党ではなく保守系新党が回収する形に
・SNSなどを活用したキャンペーンが功を奏し、若年層からの支持も獲得

キーワード:新興右派、参政党、保守党、SNS戦略

国民民主の急失速と候補者選定の失敗

・国民民主は一時は急上昇していたが、途中で失速
・最大の要因は「須藤元気氏」などの問題候補の擁立で、ネット上で強い批判が噴出
・山尾志桜里「内定取り消し」も発生し、スクリーニングの甘さが致命的となった
・ネット時代にふさわしくない「旧来型」の公認手法が敗因
・SNS選挙が主流となる中で、「見極め不足」が致命傷になったと分析

キーワード:国民民主、候補者問題、須藤元気、スクリーニング失敗

参政党の柔軟戦略と神谷代表の個人意見の使い分け

・神谷宗幣代表は「党代表としての見解」と「個人意見」を明確に分け、柔軟に発信
・女系天皇問題などで異論を出しつつも、党の統一見解と矛盾しないよう配慮
・候補者が「個人の主張」として発言しやすい空気を作ったことで、極端な批判を回避
・保守層を取り込みつつ、党内分裂を防ぐ巧妙な立ち回りが評価された

キーワード:神谷宗幣、参政党、女系天皇、柔軟戦略

立憲・共産票の受け皿になれなかった「中道・左派」

・立憲・共産の大量得票減を、国民民主・社民・れいわが十分に受け止められなかった
・国民民主は+150万票、社民は+30万票程度で限界
・票は「参政党」など対極の保守系に流れた可能性が高い
・旧来左派の受け皿不足が明らかとなった

キーワード:立憲民主党、共産党、票の受け皿、左派の退潮

ラサール石井効果と社民党の「個人プレー勝利」

・社民党は全体では健闘したが、勝因は「ラサール石井」個人の知名度によるもの
・SNSよりもテレビや知名度が有効な「古い体質の党」にはプラスに働いた
・政党支持というより「ラサール人気」が票を動かした典型例とされる
・10万票以上の増加を記録し「勝ち組」として扱われた

キーワード:社民党、ラサール石井、個人名票、知名度戦略

SNS戦略が明暗を分けた選挙構図

・自民・立憲・共産などの「オールド政党」はネット戦略で後手に回った
・一方で、参政党・保守党・未来・国民民主などはSNSを積極活用
・候補者発信・党の一体感・議論の展開などがネット上で可視化されたことが投票に直結
・「情報戦」の成否が選挙結果を左右した

キーワード:SNS選挙、ネット戦略、情報発信、オールド政党

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